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この紀行文は、これまでに経験のない4,600km以上走った1ヶ月以上の「キャンピングカーの旅」のものです。
実は、この旅をどのように執筆すればいいのか、かなり悩みました。
たとえば、これまでのようなスタイルで書き進めてしまうならば、かなりのボリュームの紀行文になってしまいそうで、脱稿まで漕ぎ着けられるのかどうか、自信がありませんでした。
そこで、旅の印象深い出来事に絞りながら、旅の2日目までの紀行文を執筆してみたところ、想い出がスカスカになっているようでしたので、その行間を埋めるように、あれやこれを追記したところ、いつもの紀行文になってしまいました。
続けて、旅の3日目と4日目を執筆していると、この「キャンピングカーの旅」を脳内でもう一度やっているようで、過去との再会に嬉しさを覚えました。
それは、「旅人冥利」に尽きるということでしょうか。
では、「西日本の旅」の第一部「山陰（前編）」をご一読ください。