更新日時:2013-06-25 10:11:27
投稿日時:2011-11-28 19:11:45
夏風吹いて秋風の晴れ
著者の作品紹介
「夏風吹いて秋空の晴れ」
大学3年生になっていた。真面目な学生とは、ほど遠かったけど、それなりに大学生を楽しんでいた。
学校の授業がない時間はせっせと、叔父の会社の不動産屋のアルバイトに明け暮れていたし、下北沢の「シオンコーポレーション」の名刺の肩書きは、強引な叔父のせいで、主任になっていた。学生なのにだった。
「直美」も、楽しそうに大学生活を送っていたし、留学に向けての勉強も、その資金のためのアルバイトも頑張っていた。この秋に、大学を休学してアメリカに渡るのは結局かなわなかったけれど、大好きな笑顔は変わらなかった。
そんな1983年の夏だった。
大学3年生になっていた。真面目な学生とは、ほど遠かったけど、それなりに大学生を楽しんでいた。
学校の授業がない時間はせっせと、叔父の会社の不動産屋のアルバイトに明け暮れていたし、下北沢の「シオンコーポレーション」の名刺の肩書きは、強引な叔父のせいで、主任になっていた。学生なのにだった。
「直美」も、楽しそうに大学生活を送っていたし、留学に向けての勉強も、その資金のためのアルバイトも頑張っていた。この秋に、大学を休学してアメリカに渡るのは結局かなわなかったけれど、大好きな笑顔は変わらなかった。
そんな1983年の夏だった。
目次
P23... 水曜日の朝
P24... 噂話で
P25... 右手と左手
P26... あっけらかんと
P27... 結局は慣れた足取りで
P28... 思わず顔を
P29... 4人で話を
P30... 目の前の決意
P31... 帰り道を2人で
P32... 走ったあとに、真っ黒な