更新日時:2019-02-07 00:54:25
投稿日時:2019-02-03 21:14:16
佐野槌 -張りの半籬交-
作者: 立花 詢
カテゴリー :時代小説
総ページ数:8ページ [完結]
公開設定:公開
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いい作品!評価数:1 users
著者の作品紹介
佐野槌 -張りの半籬交-(さのつち はりのはんまがきまじり)
佐野槌(さのつち)はかつての吉原にありました妓楼(ぎろう)でございます。今では一部の落語ファンしかお聞き及びではないと存じますが、確かに存在しておりました。その佐野槌と吉原に興味を抱きました男が書いた話でございます。
題名にあえて『半籬交』と入れましたのは、現在、巷間でいわれております、見世《みせ》の格式を表わした『大籬(おおまがき)』『半籬(はんまがき)』などの解説に疑問があったためでございます。その他にも吉原遊郭に関する多くの誤解が流布されております。例を挙げますと、
『交見世』=『半籬見世』=『半籬交見世』や
『総籬』=『大見世』=『大籬』なども明らかに間違いと考えております。
それら多くの誤解についても作中で触れる予定です。
主に、廓やお女郎(じょうろう)の話であることと、かなり捻くれた書き方になりますので、ご了承くださいませ。
男女二人の語り手による6条と、聴き手の epilogue からなる全7条のお短い話になります。
※ 廓の話が中心ですが性的な描写は、た、ぶ、ん、ございません
※ ある意図から、本文中に読み仮名は振っておりません
※ 全ての登場人物はかつて実在しており、史実に基づいて書かれてはおりますが、発言内容や行動についての責任は全て作者に帰します
※ 以前書いたものをノベリスト用にリライトしたものです
※ 聴き手=書き手が誰なのか? 作中にヒントを散らしておりますので推理しながらお読みになるのも一興かと存じます
上記を頭の片隅にでもお置きになり、お読みいただけましたならば幸甚に存じます。
佐野槌(さのつち)はかつての吉原にありました妓楼(ぎろう)でございます。今では一部の落語ファンしかお聞き及びではないと存じますが、確かに存在しておりました。その佐野槌と吉原に興味を抱きました男が書いた話でございます。
題名にあえて『半籬交』と入れましたのは、現在、巷間でいわれております、見世《みせ》の格式を表わした『大籬(おおまがき)』『半籬(はんまがき)』などの解説に疑問があったためでございます。その他にも吉原遊郭に関する多くの誤解が流布されております。例を挙げますと、
『交見世』=『半籬見世』=『半籬交見世』や
『総籬』=『大見世』=『大籬』なども明らかに間違いと考えております。
それら多くの誤解についても作中で触れる予定です。
主に、廓やお女郎(じょうろう)の話であることと、かなり捻くれた書き方になりますので、ご了承くださいませ。
男女二人の語り手による6条と、聴き手の epilogue からなる全7条のお短い話になります。
※ 廓の話が中心ですが性的な描写は、た、ぶ、ん、ございません
※ ある意図から、本文中に読み仮名は振っておりません
※ 全ての登場人物はかつて実在しており、史実に基づいて書かれてはおりますが、発言内容や行動についての責任は全て作者に帰します
※ 以前書いたものをノベリスト用にリライトしたものです
※ 聴き手=書き手が誰なのか? 作中にヒントを散らしておりますので推理しながらお読みになるのも一興かと存じます
上記を頭の片隅にでもお置きになり、お読みいただけましたならば幸甚に存じます。
目次
P1... 一、男
P3... 二、女
P4... 三、男
P5... 四、女
P6... 五、男
P7... 六、女と男
P8... 七、聴き手のノオト
感想コメント (2)
STさん、ありがとうございます。圓朝の速記は「角海老」ですね。諸般の事情があったようですが、それは別の作品に書きました。いずれこちらで連載させていただきます(^^) | 立花 詢 | 2019-02-05 13:20:09
文七元結はてっきり佐野槌かと……色々と勉強になります。 | ST | 2019-02-05 10:12:52