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国家によるカプグラ症候群

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 ということを考えると、
「悪の秘密結社」
 であったり、自分以外の何かで、都合のいいものだけがかかわってくるということになると思うと、
「とにかく、人間として都合のいいことではない」
 と言えるのではないか?
 と考えるのだ。
 それはあくまでも、精神疾患における、
「疑心暗鬼」
 であったり、
「猜疑心」
 というものが、人間社会に埋もれていることで、
「悪の秘密結社」
 というものが、その力を発揮しやすい存在になっているのではないか?
 ということであった。
 記憶喪失というのは、利用するのは、実に都合のいいものである。
 というのは、
「記憶というものがなければ、人間は思考能力にも至ることができない」
 ということである。
 地球上の生物で、記憶というものが存在しているのは、人間だけなのではないだろうか?
 と考える。
 意識というものは、他の動物にはないといってもいいだろう。意識というものが、他人とのコミュニケーションであったり、お互いの行動や考えをすり合わせるということで必要なものであるとするならば、それを、
「悪の秘密結社」
 というものが、本当にあるのかどうか?
 そんなことを考えていると、
「自分の正当性を訴える」
 という意味で、
「悪の秘密結社」
 という存在は、
「なくてはならないものだ」
 と言えるのではないだろうか?
「悪」
 という
「仮想敵億」
 という存在は、正当性を深めるということで、
「絶対に必要なものだ」
 ということになるであろう。
「カプグラ症候群」
 というものがある。
 これは、
「自分の近しい存在の人たち、家族であったり、親戚、恋人などが、見た目には分からないが、実は、悪の秘密結社によって、別の人間と入れ替わっているのではないか?」
 という妄想、錯覚というものがある。
 と言われている。
 これは、錯覚、妄想ということで、
「精神疾患だ」
 と言えるのではないだろうか?
 そもそも、この発想は、
「精神疾患」
 ということから言われ始めたもので、昔からあるものではなく、
「ここ半世紀ほど前から言われ始めたことだ」
 ということで、一種の、
「都市伝説のようなものだ」
 と言ってもいいかも知れない。
「都市伝説」
 というものは、
「最近言われ始めたものであり、その根拠に曖昧さが強い」
 ということになるのだと言われている。
 確かに、
「悪の秘密結社」
 などという存在は、明らかに、
「根拠があいまいだ」
 と言ってもいいだろう。
 しかも、カプグラ症候群というのは、まるで、
「SFや特撮の物語を考えるために、一つの根拠として考えられることではないだろうか?」
 と言えるのではないだろうか?
 記憶喪失というものを、都合よく考えると、これも、
「特撮や、SFの発想に繋がってくる」
 と言ってもいいのかも知れない。
 だから、
「カプグラ症候群」
 というものは、結構たくさんの物語で使われているもので、それも、話の本筋ということにしてしまうと、その、
「都合よさ」
 というものが、
「記憶喪失」
 と結びつけることが、重要になるのではないだろうか?
「カプグラ症候群」
 というものを考える時、
「記憶喪失」
 というものを、表に出してしまうと、
「そう簡単に、カプグラ症候群を、その理由として、悪の秘密結社というものと結びつけることができるということになるのだろうか?」
 と考えるのであった。
「記憶が戻った人はまだいいが、なかなか記憶が戻らない」
 という人も結構いたりする。
「記憶喪失というものが、どこまで都合よく使われているか?」
 と言える状況もあったりする。
 中には、記憶喪失の時間、
「まわりから手を出せない」
 ということで、それを理由に、政治的に利用しようとしているということもなるのかも知れない。
 最近、催眠術師のような人がいて、その人が、急に有名になってきたのであった。
 催眠術師というと、
「どこか、怪しい」
 ということで、普通であれば、
「悪徳商法」
 であったり、
「何かの宗教団体ではないか?」
 ということで怪しまれるものであった。
 世紀末にあった、
「ノストラダムスの大予言」
 というものを信じた人たちが、当時いろいろできていた、
「にわか宗教団体」
 に入信し、
「死んだあとに、極楽に行ける」
 という宗教を、
「正しい考え方だ」
 ということで、その根拠に、
「ノストラダムスの大予言」
 と結びつけるとすると、その発想が、
「歴史が答えを出している」
 ということになるのではないだろうか?
 宗教というものは、全世界にたくさんあるのだが、基本的には、いくつかに分かれるのではないだろうか。
 ほとんどの宗教が枝葉であり、考え方によっては、
「キリスト教も、枝葉だ」
 と言ってもいいだろう。
 そんな中の一つに、仏教があるが、仏教思想というのは、日本の精神においては、かなりの影響があると言ってもいいだろう。
 聖徳太子(厩戸王)の時代に、半島から伝わってから、それまで日本独自の国教との間に、わだかまりがありながら、さらなる宗派が増えてきて、
「日本だけでも、たくさんの宗派がある」
 と言ってもいいだろう。
「そもそも、聖徳太子は、没卿を手厚く保護した」
 と言ってもいい。
 その聖徳太子を支えたのが、蘇我馬子であった。
 当時蘇我氏は、仏教というものを弾圧し、国教を手厚く保護する物部氏との対立にて、
「物部氏を亡ぼした」
 ということで、
「聖徳太子を補佐する」
 ということを目的として、大和朝廷内での力を増大させていった。
 そんな蘇我氏が、
「馬子、蝦夷、入鹿」
 と、三代にわたって勢力を伸ばしてきたのだが、入鹿が、聖徳太子の子供である、
「山背皇子」
 を亡ぼしたことで、入鹿は、朝廷内から反感を買った。
 そのために、同じ皇太子として、
「明日は我が身」
 という恐怖を感じた、
「中大兄皇子」
 と、入鹿と、同じ格好で学びながら、その身分の違いとを痛感していた中臣鎌足とが手を結んで、
「蘇我氏滅亡」
 というクーデターを計画した。
 それが、
「乙巳の変」
 という、いわゆる、
「大化の改新」
 での、クーデターを引き起こしたということであろう。
 これら一連の、皇太子暗殺であったり、蘇我氏へのクーデターであったり、すべてが、仏教が絡む問題だと言えるのではないだろうか?
 そんな仏教の発想としては、
「この世で、いい行いをしておけば、あの世で極楽に行ける」
 というのが、仏教の発想である。
 これが本当に正しいのかどうか、疑問点が多いというものだ。
「あの世というものがどういうところなのか?」
 ということは、あくまでも、妄想である、
「極楽浄土」
 あるいは、
「地獄」
 ということであり、基本的な発想として、
「輪廻転生」
 という考え方から、
「人間は、基本的に生まれ変わる」
 という考え方である。
 生まれ変わることができない場合として、
「神の世界」
 である、極楽浄土へ行けるという発想であり、それが、
「お釈迦様のいる世界」
 ということで、その世界にいけば、人間界とは違う世界で、