小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

CROSS 第3話 『反逆者との交戦』

INDEX|3ページ/16ページ|

次のページ前のページ
 

第2章 反逆者



   ドグーーーン!!!

 大きな爆発音とともに、特務艦のすぐ近くで爆発が起きた。
艦のコンピューターが自動的にシールドを張ったため、艦に
直撃しなかった。
 しかし、衝撃で艦が揺れ、ブリッジにいた全員が床に倒れ
た。佐世保中尉は、前に大きく転がるように倒れ、あやうく
索敵装置に頭をぶつけそうになった。

 佐世保は、すぐに起き上がり、索敵装置のモニターを見た。
「……少佐! 今の攻撃は、3時の方向から急速接近してい
 る味方の艦からです」
「艦の名前は?」
佐世保は、舌打ちをしてから言った。
「巡洋艦『エンターP・0』です!」
 それを聞いた少佐も舌打ちをした。
 そして、少し考えてから、通信主任のウィル少尉に言った。
「『エンターP・0』に通信をしろ」
「了解」
 ウィルは、目の前の通信機器を操作しようとした。

   ツーツー!!

 今度は、通信要請がきたことを知らせる電子音が響いた。

「……少佐! 向こうのエンターP・0 から通信が入りまし
 たが……」
「……通信回線オン!」
ウィルが機器を操作して、この特務艦とエンターP・0との
通信を開始した。
 ブリッジの天井から大きなスクリーンが下りてきて、
そのスクリーンの画面に、一人の男が映し出された。