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SAⅤIOR・AGENTⅡ

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エピソード10,憎む者達



 オレはテレポートでマンションの入り口前まで戻って来た。
 勿論敵が待ち構えて無いともかぎらないので、十分な注意を払いながらマンションの中に入った。
 そしてセイヴァー・ベースに入り込むとオレはサロンで襲われた事全てを話した。
「襲われた? タクミがっ?」
「ああ」
 オレはコーヒーを啜りながら驚くファーランに頷いた。
 ちなみにオレが戦った時の事はギルが撮影していて、壁のモニターに映していた。
 それを見ていたバイスは顎に親指を当てながら言って来た。
「全員超能力者か…… となると厄介だな」
「ま、複数で襲ってくるあたり、大した戦闘力じゃねぇって事だな」
 サイモンは両手を上げた。
 確かにそれは言えた。
 使える超能力が何なのかは分から無いのを抜きだとしても、個人の戦闘能力はオレの方が上だ。 
 他にも仲間はいるんだろうが、恐らくオレ達が行ったネカダ・マーズもコイツラにやられたと見て間違い無い。
「チヅルちゃん、まだ帰って来ないんだよね、心配だなぁ……」
「班長の場合は転移装置を使ってここから直接本部にワープしてるから余計な心配は無用だ。それより問題はセイヴァー・エージェントまでがターゲットになったって事だろ」
 バイスの言う通りだ。
 今までは民間人がターゲットになっていた。
 それでも大変な事だが、セイヴァー・エージェントまで襲われたとなれば上の方も黙ってるはずが無い。
「この事は千鶴ちゃんに話すとして…… 今後はどうすんだ?」
「どうするって?」
「そりゃオレ様達の生活だよ、学校近いとは言え狙われねぇとも限らねぇぞ」
「確かに…… そうなると一般生徒に危害が及ぶ可能性もある、ひとまず休学にするか」
「でもウチの学校、異星人達も通ってるよ? 皆狙われたらどうするの?」
 さすがにバイスやサイモンは口をへの字に曲げた。
 オレも舞へのプレゼント選びに外出できなくなる…… 正直プレゼント自体はネットで注文すれば良いだけだが渡す事が出来ない、今回だけはどうしても手渡しで渡したかった。
「タクミ…… もしかしてマイの事考えてる?」
「ん? ああ、そうだな」
「って、こいつが妹の事を考えねぇ日なんて無ぇだろ…… って言うかこいつから妹取ったら何が残るんだ?」
「こいつの頭の殆どがシロガネ・マイで出来てるって言っても過言じゃないからな」
「テメェら……」
 言いたい放題のこいつにオレは拳を作った。