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SAⅤIOR・AGENTⅡ

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 オレは地球人だがセイヴァー・エージェント、戦う事はおろかセイヴァー・アームズを出す事すらできない……
 一方奴等はやりたい放題、だったら今やる事はただ1つだ。
(逃げるか)
 何しろオレだって超能力を使う事ができる。
こいつを使えば一気にセイヴァー・ベースに逃げる事ができる。
「よし!」
 オレはテレポートを決意する。
 オレが頭の中にセイヴァー・ベースを思い浮かべたその時、オレの両腕を後ろから誰かがつかんだ。
「何っ?」
 まだ伏兵がいたのか?
 そう思いながら振り向いて見る、だがそこには誰も良無い…… ただ宙に黒い渦が出来てその中から手首が下が伸びてオレの両腕を塞いでいた。
 この手は誰の手だ? と言いたいが見れば分かる、白いし細い指と尖れた爪は間違い無くオレが追いかけて来た女の手だ。
 そっちを見ると案の定その女の仕業だった。
 そいつは両手を手前に作った2つの黒い渦の中に両手を突っ込み、空間を伝ってオレの両手を鷲づみにしていた。しかもかなりの力でだ。
 この女は肉体強化系と瞬間移動の2つの能力を使う事が出来る…… 別に1人1つしか使えないって訳じゃ無いし、複数の能力を使う奴は結構いる。
 だがオレがこの状態でテレポートを使えばこいつの両手ごと持っていっちまうかもしれない!
「くっ!」
 打つ手なしだ。
 女の方はそれを承知みたいだ。目がマジだった。
 残りの男2人がオレにジリジリと迫り、巨大化した拳と鋭い刀を振りかざしてオレに飛びこんだ。

 ここまでか……
 そう思った瞬間だった。
『目を閉じろ!』
「えっ?」
 オレの耳に…… いや、頭の中に声が響いた。
 するとオレと奴等の中央に小さな黒い空き缶の様な物が放り投げられ、カランカランと言う音を立てながら転がった。
 とりあえず打つ手が無いので言われた通り瞼を強く閉じると目の前が真っ暗になった。
 だがそれでも鈍い破裂音と供に眩い光が放たれたのが分かった。これは閃光弾だった。
「「「うわあああっ!」」」
 3人は堪らなく目を閉じた。
 オレは目を閉じてるから大丈夫だが、まともに光を食らったこいつらにはたまったもんじゃない。
 オレを拘束している両手が離れて自由になるとその瞬間を見逃さなかった。
 オレはテレポートしてその場から逃げ出す事に成功した。