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世界の無限ループ

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 まだ、レコードレンタルの場合はよかったのかも知れないが、そのうちに、
「音楽カセットから、生カセットテープへの高速ダビングの機械」
 というものが出てきたことで、
「個人用のカセットを、お店で作って、それを販売する」
 という形の店が出てきた。
 これは、さすがに完全に、
「著作権違反ではないか?」
 ということが言われるようになった。
「個人で楽しむ分のはかまわない」
 ということで、レコードレンタルくらいまでは、
「大目に見る」
 ということだったのかも知れないが、これが、
「カセットテープを個人用に作成し、それを売る」
 ということは、さすがにまずいということで、製作者側から、提訴されたものだった。
 そこで、
「著作権のあるところに対してお金を払う」
 ということで、
「ダビング商法が市民権を得た」
 という形になった。
 ただ、実際には、ダビング店というのは、市民権を得たというのに、すぐに下火になっていき、どんどん店が減っていったのだった。
 レコードレンタルの方は、残ったのだが、それは、
「自宅で、レコードからカセットに録音する」
 ということで、オリジナルカセットを作るということが可能だったからであろう。
 ただ、レコードレンタル会社も、その営業を行うためには、レコード会社に、著作権料というものを払うことになった。
 ひょっとすると、
「レコードの販売価格の中に、
「著作権料」
 というものが含まれているのかも知れない。
 さらに、ちょうどその頃くらいから流行りだしたものに、
「カラオケ」
 というものがあった。
 これは、令和になった今でも、
「カラオケ屋」
 というのは人気で、
「合コン」
 であったり、
「飲み会の二次会」
 などで頻繁に使われたり、
「一人カラオケ」
 などということで、自分で練習したり、ストレス発散ということで利用されるということも多い。
 そんなカラオケの場合は、昔であれば、
「カラオケの機械にレーザーディスクのようなものを差し込んで、テレビに映像として映し出す」
 という時代があったが、今では、
「ネットの普及」
 という時代から、
「配信画像」」
 ということで、カラオケを楽しむことができるのであった。
 これも、当然のことながら、著作権というのがあり、カラオケ店が、
「ジャスラック」
 などという、音楽著作権を守る会社に、著作権使用料を払うということで成立しているのだ。
 もっといえば、
「喫茶店や、美容院などのお店でBGMということで音楽を流す場合は、こちらも、ジャスラックに著作権使用料と支払う必要がある」
 ということである。
 ただ。これが、
「有線放送」
 などによって流している場合は、
「有線放送会社との契約料」
 というものの中に、
「著作権使用料が含まれているので、そこは意識する必要はない」
 ということである。
 だから、
「喫茶店などで、有線以外の、CDなどで音楽を流す場合は、著作権使用料を支払う必要がある」
 ということになるのだ。
 中には、
「著作権フリー」
 と言われる音楽もあり、そちらを流す分には、問題ないということになるであろう。
 著作権というのは、
「音楽に限らず、本や映像作品や絵画」
 などにも存在している。
 実際に、昭和の終わり頃に起こった、
「カセットダビング業者」
 といういわゆる、
「法の目を盗むかのような商法」
 であったが、すぐにすたれはしたが、短い間ではあったが、一世を風靡したということで、その影響が、今の、
「著作権法」
 というものを厳しくし、それによって、著作権所有者の権利を守るということになり、店の方も、
「金さえ払えば、著作権を利用できる」
 ということになってきたのだ。
 そもそも著作権というのは、
「著作権種勇者の利益を守る」
 ということがその目的なので、
「金で解決」
 というのは、決して悪いことではないということになるだろう。
 このあたりから、
「市民権」
 という考え方が生まれてきたといってもいいだろう。
 そういう意味で、
「風俗業界」
 にも、市民権という考え方が出てきた。
 それが、
「特殊浴場におけるその名称問題」
 というものだった。
 今は、
「ソープランド」
 と呼ばれているものであるが、それが、昭和の終わり頃までは、
「トルコ風呂」
 という名称だった。
「性風俗を提供する店」
 ということで、法律的には、
「曖昧な存在だった」
 といってもいいだろう。
 そもそも、トルコ風呂の元祖は、
「戦後時期の、垢すりサービスの店が始まり」
 と言われている。
 それが、当時は、
「合法、非合法」
 それぞれの風俗ということで、
「赤線、青線」
 というものがあり、それこそ、
「法律的に曖昧な形での営業が行われていた」
 そのうちに、
「売春防止法」
 というものができて、それらの性風俗に規制がかかることになり、そこで働いていた女性たちが、街にあふれることになり、それと、
「垢すりサービス」
 というものが結びつくことによって、
「トルコ風呂」
 という性風俗サービスに移行していく形になったのだ。
 しかし、昭和の終わり頃、あるトルコ人の学生が、
「トルコ風呂」
 という名称は、
「自分たちの国のイメージを著しく悪くする」
 ということで、名称変更を訴えたのだった。
 実際には、結構な社会問題ということになり、結果として、
「ソープランド」
 という名前に変更し、そのかわり、
「風俗営業法」
 というもので厳しく営業を取り締まるということから、
「市民権を得る」
 ということになったのだ。
 そもそも、
「トルコ風呂」
 という名称は、
「別にトルコという国で、このような性風俗商売が国家ぐるみで行われていた」
 ということではない。
「豪華なお風呂」
 ということで、最初は、
「トルコ石を使った浴場」
 ということから言われるようになったもので、元は垢すりだったということを考えると、何も、
「トルコ風呂」
 という名称が、いかがわしいものではないということが分かったはずなのに、それでも、変更を余儀なくされたというのは、
「それだけ大きな社会問題だった」
 ということになるのだろう。
 確かに、
「性風俗業界」
 というと、どうしても、
「曖昧で怪しい商売」
 ということであった。
 性風俗業界の店がある界隈というと、今もそうだが、
「利用者以外は立ち入らない」
 ということで、近くにいるだけで、白い目で見られるというような意識がまだまだあるだろう。
 今でこそ禁止になっているところが多いが、昔は、
「店の前に呼び込みと言われる人がいて、通りかかった客を、半ば強引に店に連れ込む」
 ということが行われていた。
 連れ込まれないとしても、気が弱い人は、その気がない店に連れ込まれ、せっかくのお金を、
「どぶに捨ててしまった」」
 という気持ちにさせられることもあっただろう。
 今でこそなくなったが、昔は、店に連れ込めば、コンパニオンの女の子が、強引に酒を頼んだりして、
「ビールコップ一杯で、数千円」
 などということで、いわゆる、
「ぼったくり」
作品名:世界の無限ループ 作家名:森本晃次