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【別説】神も仏もない

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 さらに、もう一つは、そこから、十数年経った頃に起こった、
「原発事故」
 であった。
 これも、
「原子力発電は、絶対に安全」
 ということであったが、実際には、そんなことはなかった。
 しかも、それは、
「人災だった」
 ということから、
「人災であっても、安全を脅かしたということで、神話が崩壊したといってもいい」
 ということであった。
 この時は、ものが、
「原子力」
 ということで、問題は大きかった。
「放射能汚染」
 という問題もあるわけで、
「これこそ、神話崩壊の最たる例だ」
 といってもいいだろう。
 そもそも、
「バブル経済」
 というのも、神話のようなものではないか。
 いや、洗脳された考えといってもいいかも知れない。
「事業拡大をすれば儲かる」
 ということから、
「事業拡大のための戦略を練らない人は、経営者失格」
 と言われた時代だ。
 確かに、
「会社というのは、儲けを出さないと、不良な会社」
 ということを言われていた。
 あくまでも、
「利益至上主義」
 というのが会社であり、それによって経済が活性化することが、
「経済成長につながる」
 ということで、ひいては、
「国家の強さ」
 ということになるであろう。
「国家が強くなれば、何かあった時に、対応できる」
 ということなのであろうが、実際には、企業の中だけで完結してしまっていることで、実際には、
「社会に貢献しているとはいえない」
 ということになるのではないだろうか。
 特に日本の場合は、他の国と違い、
「会社至上主義」
 ということで、バブル崩壊からこっち、
「失われた30年」
 などという表現で、
「経済成長がない」
 というどころか、
「マイナス成長」
 ということになっているのだ。
 つまりは、
「物価は高騰するのに、個人の給料は上がらない」
 という、数学的な計算で行けば、矛盾を起こしているといえるだろう。
 というのは、
「内部留保」
 という問題からである。
 これは、ある意味でいけば、
「必要悪」
 といってもいいかも知れない。
 もっとも、
「必要悪」
 というのは、あくまでも、企業側からの考え方であり、一般市民からすれば、
「簡単に容認できるものではない」
 ということである。
 内部留保というのは、いわゆる、
「企業のプール金」
 というものだ。
 つまりは、
「儲かった部分は、本当は、社員に給料という形で還元するべきものである」
 もちろん、給料は払っているというわけでなので、内部留保を持つということは、企業として悪いことではない。
 ただ、
「本来であれば、社員に還元すべきところまで、会社がプールしているのではないか?」
 ということから、それが、
「いくらなら適正なのか?」
 ということが分からないからである。
 特に、
「バブルの崩壊」
 というものを経験したことで、
「社員にすべてを還元してしまえば、もし、今後バブルの崩壊のような非常事態が起こった時、会社は、何もできずに、倒産の憂き目にあう」
 ということになるからだ。
 だから会社とすれば、
「内部留保をためておくことで、バブル崩壊時のような、リストラを少しでも減らしたり、給料をカットすることを、最小限にしたりということができる」
 ということであった。
「絶対に、リストラも、給料のカットもない」
 とは言えないだろうが、
「少なくとも、最小限に抑える」
 ということをいえば、それこそ、
「内部留保のための、免罪符」
 ということになるだろう。
 あれだけの、大惨事ともいえる、
「バブルの崩壊」
 というものによって、
「社会というものが、まったく変わってしまった」
 ということである。
 だから、
「あの時の失敗は二度と繰り返したくはない」
 といえば、さすがに、
「内部留保を辞めて、給料に還元しろ」
 とはいえないだろう。
 実際に、バブル崩壊後の不況時期などにおいて、確かに、
「バブル崩壊時期ほどの被害はなかった」
 ということから、
「対策は成功した」
 ということで、
「内部留保は必要だ」
 ということで、
「必要悪ではないか?」
 と言われているとしても、無理もないということになるだろう。
 実際に、これも、
「比較対象がない」
 ということから、一見、成功しているように見えるが、
「他にもっといい方法があり、内部留保など問題ではない」
 ということになるのではないかと思えば、
「この曖昧さ」
 というものが、企業側にうまく作用しているだけといってもいいかも知れない。
 それが、
「経済界の中での必要悪と言われる内部留保」
 というものであったが、これに関しては、さすがに証明は難しいということであった。
 なんといっても、全国の経済界ということで、規模が大きすぎる。
 しかし、これが、
「一宗教団体」
 ということであれば、そうでもないだろう。
 実際に言われている、
「一人が生まれると、一人が死ぬ」
 という考え方であるが、それを証明するということで、
「肉親間」
 というものがピックアップされるようになった。
 実際に、それが分かってくると、
「肉親間というものの間での証明」
 というものが考えられるようになる。
 実際に、
「幹部の心理学者」
 という提唱者が中心になって、計画が立てられるようになった。
 実際に、計画が示されると、その検証も、思った以上に早かったりした。
「これだったら、結構早い間に、証明がされるかも知れないな」
 ということであった。
 実際に、証明されるかのような段取りが建てられて、計画もできていたが、その計画は、
「教団幹部の中でも、さらに極秘事項」
 ということであった。
 そもそも、教団が、何かの検証や証明を行おうとするとき、その工程は、
「極秘事項」
 ということになっていた。
 それは当たり前のことで、
「悪いことをしているから」
 ということではなく、
「せっかくの考えを他に漏らされて、こっちが損をするということはありえない」
 という考えであった。
 それが、
「宗教団体というのも、一種の企業」
 という考え方である。
 一つの団体ということで、社会の中に存在しているのだから、それは当たり前のことだといってもいいだろう。
 だが、あまり民間企業と同じことをしてしまうと、
「隠れ蓑」
 のように見られてしまうし、逆に、
「民間ではない」
 ということを表に出すと、
「自分たちは宗教団体だ」
 ということで、
「一般の企業や団体とは違う」
 という、
「宗教団体至上主義だ」
 ということで、
「警戒される」
 ということになるだろう。
 実際に、
「テロを起こしてしまった」
 という宗教団体では、それ以前から、
「地元住民とのいさかいが、表面化していた」
 ということで、そもそも、テロを起こしたのは、
「その目をごまかすためではないか?」
 とも言われているようだ。
 だから、
「近隣住民とのいさかい」
 というのは、絶対に起こしてはいけない。
「同じ時期にそのような宗教団体が存在し、そのために、大きな社会問題を引き起こし、日本だけではなく、世界を震撼させた」
作品名:【別説】神も仏もない 作家名:森本晃次