小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

詐欺事件のフィクション

INDEX|2ページ/16ページ|

次のページ前のページ
 

「一週間のバイト」
 というのは、何度かやったことがあった。
 そのバイトというのも、最初の二日くらいは、
「俺にできるかな?」
 という不安が先に立っていたので、続けられるかどうか、不安で仕方がなかった。
 しかし、三日目くらいになると、それまでと、心境が変わってきた。
「毎日の時間が、そんなに長くなかった」
 と思うようになった。
 実際には、
「途中の時間が、思ったよりも長くない」
 という心境であり、最初の日などは、
「そろそろ一時間が経ったかな?」
 と思って時計を見ると、
「実際には、まだ十分くらいしか経っていない」
 というくらいで、
「大げさではないか」
 と思うが本当に、それくらいの心境だった。
 だから、
「日雇いバイト」
 はいつも、そんな感覚なので、
「一日だけの辛抱」
 と考えれば何とかなるという感じであった。
 本来であれば、
「日雇いバイトだから、楽だ」
 と思っていたが、実際にはそうではないらしい、
 二年生になって、日雇いではなく、短期として、一週間程度のバイトであれば、実は、
「中途半端だ」
 といってもいいくらいであった。
「どうして、日雇いは楽ではないかといえば、その仕事に慣れていない」
 ということで、
「時間配分が分からない」
 ということからである。
 そういえば、毎回、
「そろそろ一時間が経ったかと思えば、まだ十分しか経っていない」
 ということを、絶えず思っていたものだ。
 それは、
「その仕事というものを分かっていないことで、なかなかすぎてくれない時間にいら立ちを感じてしまう」
 ということからである。
 それが、少しでも、期間が長くなると、
「感じる感覚と、実際の時間が、少しずつ近づいてくるようになれば、時間配分に伴う、実際の力の入れどころというものが分かってくる」
 というものだ。
 先が見えないで、勝手に先ばかりを見ていると、
「これほど、余計な疲れがたまるということもない」
 といえるだろう。
 そんな良治は、大学二年生になってから入ったアルバイトが、ケミカル関係の会社だったというのは、彼にとっては、
「よかった」
 といってもいいだろう。
 最初は、
「一か月くらい」
 ということであったが、
「継続は交渉次第」
 ということだったので、こちらが、
「もっと続けたい」
 といえば、続けられるというのもありがたかった。
 実際に、
「辞めます」
 といえば、またネットや情報誌に、
「バイト募集」
 という広告を載せるだけのことであろう。
 最初は、
「一週間くらいで辞めるかも知れないな」
 という思いでいた。
 確かに、最初に働き出した時は、
「思ったよりもきつい仕事だ。俺に務まるだろうか?」
 と感じていた。
 だから、
「一週間が限度かな?」
 と感じたのだ。
 というのは、今までに長く続けたとしても、
「一週間が最高だった」
 ということからである。
 ただ、この一週間というのは、
「最初から決まっていた期間」
 ということで、
「一週間以上というものを、考えたことはない」
 ということからだった。
 だから、このアルバイトの目安となっている、
「一か月」
 という期間は、自分としては、
「大きな冒険」
 というくらいの気持ちであった。
 実際に、
 就職してからであれば、
「半永久的に仕事をしなければいけない」
 ということになるのだ。
 大学性格をしていると、
「毎日仕事」
 という感覚はないといってもいいだろう。
 しかし、実際には、
「皆当たり前のようにやっている」
 ということを考えると、
「俺もそんな気分になるんだろうか?」
 ということで、
「仕事をする」
 ということに対しての苦痛はなくなるのかも知れないと思うのだった。
 それが、
「自分の仕事」
 ということになれば、
「やりがい」
 ということであったり、
「仕事をしているうちに、その仕事を好きになることがある」
 ということになるのか?
 ということを考えるようになった。
 そういう意味で、
「仕事に慣れてくる」
 ということが大切なのではないかと思うようになってきたのだ。
 そういう意味で、
「日雇い倍度」
 というものでは、
「慣れるわけはない」
 ということで、それが、
「時間的な感覚」
 ということや
「やりがい」
 などということからくるものではないかと考えると、分かるような分からないような、不可思議な気持ちになるのだった。
 アルバイトとしてのやりがいということであれば、一番に考えるのは、
「お金」
 ということである。
 逆に、
「アルバイト」
 ということであれば、
「お金しかないじゃないか」
 といってもいいだろう。
「アルバイトをすることで、お金以外に何があるというのか?」
 と考えるのは、それだけそれまで、
「日雇いバイトばかりだった」
 ということからに他ならない。
 実際に、
「仕事」
 ということになると、実際には、
「毎日のこと」
 ということで、それに耐えられるかどうかと考えると、
「本当に慣れ」
 というものだけで済むということになるのだろうか?
 ということであった。
「自分がやりたいことがあるはずだから、それを仕事にすればいい」
 ということで、
「趣味と実益を兼ねた仕事がいい」
 と思うことだろう。
 実際に、就職する前というと、
「高卒であれば、商業科であったり、工業科を出てから就職」
 ということであったり、
「普通科であれば、大学に進学し、その進学した学部によって、将来の道を模索する」
 ということになるだろう。
 つまり、
「就職に有利な学校」
 であったり、
「自分が将来やりたいこと」
 というのを目指して、進学するということになるだろう。
 だが、中には、「大学は出ておきたいということから、大学の学部は、
「自分の高校時代の成績と照らし合わせる」
 ということで決める人も多い。
 いくら、進みたい道があっても、
「君の成績では、入学試験をパスするのは難しい」
 ということで、
「その道をあきらめる」
 という人も多い。
 もちろん、
「何年かかっても、自分のやりたいことをやるんだ」
 ということで、
「頑張って、行きたい道を目指す」
 という人も、決して少なくないといえるだろう。
 それを考えれば、
「とりあえず、大学に進んではみたものの、何になりたいかということまで考えてはいない」
 という状態であること自体が、
「中途半端な立場だ」
 といってもいいだろう。
 ただ、大学には、というか、友達には似たような人が多い。それこそ、
「¥類は友を呼ぶ」
 ということか、似た考えの人が本当に寄ってくるというものだ。
 実際に、
「目標も決まっていない」
 というくせに、考えかたに少し、
「こだわり」
 のようなものがあった、
 というのは、
「趣味と実益を兼ねた仕事がしたい」
 というのが、
「本当なのだろうか?」
 ということを感じたのである。
 というのは、
「その時好きだったこと」
 ということで、趣味として、
「小説を書く」
 ということであった。