詐欺事件のフィクション
この物語はフィクションであり、登場する人物、団体、場面、説定等はすべて作者の創作であります。似たような事件や事例もあるかも知れませんが、あくまでフィクションであります。それに対して書かれた意見は作者の個人的な意見であり、一般的な意見と一致しないかも知れないことを記します。今回もかなり湾曲した発想があるかも知れませんので、よろしくです。また専門知識等はネットにて情報を検索いたしております。呼称等は、敢えて昔の呼び方にしているので、それもご了承ください。(看護婦、婦警等)当時の世相や作者の憤りをあからさまに書いていますが、共感してもらえることだと思い、敢えて書きました。ちなみに世界情勢は、令和6年10月時点のものです。お話の中には、事実に基づいた事件について書いていることもあれば、政治的意見も述べていますが、どちらも、「皆さんの代弁」というつもりで書いております。今回の事件も、「どこかで聞いたような」ということを思われるかも知れませんが、あくまでもフィクションだということをご了承ください。
プロローグ
最近、仕事で疲れを感じるようになった土方良治は、通勤が億劫だったのだ。会社の中では、冷暖房の利いた部屋でデスクワーク、コツコツとした仕事をすることに、苦痛を感じない良治としては、ありがたい仕事であった。
とはいえ、最初からずっとデスクワークというわけではなかった。
大学時代からアルバイトというと、
「肉体労働」
であった。
もっとも、学生アルバイトというと、そのほとんどは、
「肉体労働」
ということで相場が決まっていた。
その内容は、大学に入った時は、
「日雇い」
のようなバイトが多かったが、二年生の途中くらいからは、一か所のバイトに落ち着いた、
それが、
「ケミカル関係の工場の仕事」
ということで、そのほとんどは、
「伝票を見ながらの出荷作業」
という、本当に肉体労働だった。
出荷があれば、入荷があるわけで、工場といっても、問屋的な仕事が多いということで、大きな段ボールを背中に担いで、倉庫の整理をしていたりしたのであった。
主に、
「ゴム関係の会社」
ということで、
「靴や、ゴム用品の工場」
なので、臭いもかなりきつかった。
しかも、道も狭く、会社が乱立しているということで、工場や倉庫といっても、段ボールがひしめいているというところで、階段を上がると、
「どこに出荷の商品を広げればいいのか?」
と思うほどの、狭いところであった。
さすがに最初は、
「毎日のように残業がある」
ということで、
「友だちと約束もできない」
ということで、
「すぐに辞めよう」
と思っていた。
しかし、しかし実際にやってみると、
「俺に合っているのではないか?」
と思ったのだ。
というのは、
「従業員がいい人が多かった」
ということであった。
それまで、特に一年生くらいの頃のバイトというと、
「日雇い」
ということもあってか、
「たった一日しかしない」
ということで、相手から舐められていたということもあった。
というよりも、自分の方も正直にいうと、
「舐めていた」
といってもいいかも知れない。
「どうせ、一日だけだ」
ということで、あまり、相手のことを考えるということはなかった。
実際に、仕事態度に現れていたといってもいいだろう。自分でも、
「適当にやっていた」
と後から思えば感じたのだ。
しかし、それを差し引いても、相手の態度は、腹に据えかねたものがあった。きっと、
「どうせ、こっちはバイトだから、舐めている」
という風に、皆一緒くたで考えていると思っていた。
実際に、
「明らかにそう思わせる」
という人もいた。
というよりも、
「自分たちのような肉体労働者を、学生アルバイトは舐めている」
という固定観念を持っていたということになるのだろう。
もっといえば、
「ひ弱な大学生に、俺たちと同じ仕事ができるか」
という人もいたりする。
ある時、
「水を使うことに徹したような清掃などのアルバイト」
に応募していったことがあった。
こちらも、
「清掃のアルバイトなんだから、楽なんだろうな」
と思っていたがとんでもない。
実際には、清掃というよりも、メンテナンスに近い仕事で、従業員は完全な、
「職人」
と呼ばれる人たちだった。
職人というものを嫌だと思うことはないのだが、相手の考えていることの、それも、嫌みなところが見えてくると、
「やってられるか」
という心境になってくるのであった。
実際に、一緒にいると、その気持ちはお互いに分かってくるのか、こちらが相手を意識すると同時くらいに、相手もこちらを見ようとして、お互いに気まずい気分になるというものだ。
しかし、立場的には向こうが絶対的に上なのだから、気まずいのは、圧倒的にこっちである。
しかも、相手も、
「気まずい」
と思って言うrことから、余計に、
「マウントを取りたい」
と思うのか、
「何見てんだよ」
とばかりに、文句を言ってくる。
そんな時のこっちの立場のなさと言ったらないだろう。その時のバイト期間は、3日間ということであったが、さすがにいたたまれない。
「確かに、給料が高いと思った」
と後から思えばそう感じた。
ただの、掃除のアルバイトくらいで、ここまでもらえるとすれば、確かに給料はいい。ただ、それも、
「相手による」
といってもいいだろう。
文句を言いたい放題に言われながらであれば、こちらとしても耐えられないというものだ。
実際に、さすがに、その日一日で、
「明日から来ません」
と、事務員の人に電話をすると、
「どうしてですか?」
と聞かれたので、こちらとしても正直に、
「いくら何でも、あそこまで文句ばかり言われながら仕事をするのは嫌です」
と答えた。
さらに、
「初めてする仕事なんだから、こっちは分からないということをまったく分かっていない。人を雇う立場で、あれはないですよ」
と答えたのであった。
それを聞いた事務員も、一瞬ため息をついたように感じたが、
「そうですか」
と一言、落胆したかのように言った。
それを聞いて、一瞬だけ、
「悪いことしたかな?」
と思ったが、それよりも、
「今までにも同じことが何度もあったんだろうな」
と思うと、落胆からのため息というのも分かる気がした。
「なるほど、それなら分かる」
と思うと。
「俺にとっても、いい経験だ」
と思うことで、
「授業料みたいなものだな」
と感じた。
確かにその通りで、
「こんなバイトもあるんだ」
と感じたことで、今度は別の肉体労働であっても、我慢できると感じるようになったのだった。
だから、一年生の時は、日雇いが多かったが、二年生になれば、
「落ち着いて、一か所でバイトしよう」
と考えるようになっていた。
それまでは、
「学生相談所」
というところで、日雇いを探していたが、そのうちに、
「ネットで探す」
ということを覚えると、少しずつ契約日数を増やしていこうと考えるようになったのだ。
実際に、
プロローグ
最近、仕事で疲れを感じるようになった土方良治は、通勤が億劫だったのだ。会社の中では、冷暖房の利いた部屋でデスクワーク、コツコツとした仕事をすることに、苦痛を感じない良治としては、ありがたい仕事であった。
とはいえ、最初からずっとデスクワークというわけではなかった。
大学時代からアルバイトというと、
「肉体労働」
であった。
もっとも、学生アルバイトというと、そのほとんどは、
「肉体労働」
ということで相場が決まっていた。
その内容は、大学に入った時は、
「日雇い」
のようなバイトが多かったが、二年生の途中くらいからは、一か所のバイトに落ち着いた、
それが、
「ケミカル関係の工場の仕事」
ということで、そのほとんどは、
「伝票を見ながらの出荷作業」
という、本当に肉体労働だった。
出荷があれば、入荷があるわけで、工場といっても、問屋的な仕事が多いということで、大きな段ボールを背中に担いで、倉庫の整理をしていたりしたのであった。
主に、
「ゴム関係の会社」
ということで、
「靴や、ゴム用品の工場」
なので、臭いもかなりきつかった。
しかも、道も狭く、会社が乱立しているということで、工場や倉庫といっても、段ボールがひしめいているというところで、階段を上がると、
「どこに出荷の商品を広げればいいのか?」
と思うほどの、狭いところであった。
さすがに最初は、
「毎日のように残業がある」
ということで、
「友だちと約束もできない」
ということで、
「すぐに辞めよう」
と思っていた。
しかし、しかし実際にやってみると、
「俺に合っているのではないか?」
と思ったのだ。
というのは、
「従業員がいい人が多かった」
ということであった。
それまで、特に一年生くらいの頃のバイトというと、
「日雇い」
ということもあってか、
「たった一日しかしない」
ということで、相手から舐められていたということもあった。
というよりも、自分の方も正直にいうと、
「舐めていた」
といってもいいかも知れない。
「どうせ、一日だけだ」
ということで、あまり、相手のことを考えるということはなかった。
実際に、仕事態度に現れていたといってもいいだろう。自分でも、
「適当にやっていた」
と後から思えば感じたのだ。
しかし、それを差し引いても、相手の態度は、腹に据えかねたものがあった。きっと、
「どうせ、こっちはバイトだから、舐めている」
という風に、皆一緒くたで考えていると思っていた。
実際に、
「明らかにそう思わせる」
という人もいた。
というよりも、
「自分たちのような肉体労働者を、学生アルバイトは舐めている」
という固定観念を持っていたということになるのだろう。
もっといえば、
「ひ弱な大学生に、俺たちと同じ仕事ができるか」
という人もいたりする。
ある時、
「水を使うことに徹したような清掃などのアルバイト」
に応募していったことがあった。
こちらも、
「清掃のアルバイトなんだから、楽なんだろうな」
と思っていたがとんでもない。
実際には、清掃というよりも、メンテナンスに近い仕事で、従業員は完全な、
「職人」
と呼ばれる人たちだった。
職人というものを嫌だと思うことはないのだが、相手の考えていることの、それも、嫌みなところが見えてくると、
「やってられるか」
という心境になってくるのであった。
実際に、一緒にいると、その気持ちはお互いに分かってくるのか、こちらが相手を意識すると同時くらいに、相手もこちらを見ようとして、お互いに気まずい気分になるというものだ。
しかし、立場的には向こうが絶対的に上なのだから、気まずいのは、圧倒的にこっちである。
しかも、相手も、
「気まずい」
と思って言うrことから、余計に、
「マウントを取りたい」
と思うのか、
「何見てんだよ」
とばかりに、文句を言ってくる。
そんな時のこっちの立場のなさと言ったらないだろう。その時のバイト期間は、3日間ということであったが、さすがにいたたまれない。
「確かに、給料が高いと思った」
と後から思えばそう感じた。
ただの、掃除のアルバイトくらいで、ここまでもらえるとすれば、確かに給料はいい。ただ、それも、
「相手による」
といってもいいだろう。
文句を言いたい放題に言われながらであれば、こちらとしても耐えられないというものだ。
実際に、さすがに、その日一日で、
「明日から来ません」
と、事務員の人に電話をすると、
「どうしてですか?」
と聞かれたので、こちらとしても正直に、
「いくら何でも、あそこまで文句ばかり言われながら仕事をするのは嫌です」
と答えた。
さらに、
「初めてする仕事なんだから、こっちは分からないということをまったく分かっていない。人を雇う立場で、あれはないですよ」
と答えたのであった。
それを聞いた事務員も、一瞬ため息をついたように感じたが、
「そうですか」
と一言、落胆したかのように言った。
それを聞いて、一瞬だけ、
「悪いことしたかな?」
と思ったが、それよりも、
「今までにも同じことが何度もあったんだろうな」
と思うと、落胆からのため息というのも分かる気がした。
「なるほど、それなら分かる」
と思うと。
「俺にとっても、いい経験だ」
と思うことで、
「授業料みたいなものだな」
と感じた。
確かにその通りで、
「こんなバイトもあるんだ」
と感じたことで、今度は別の肉体労働であっても、我慢できると感じるようになったのだった。
だから、一年生の時は、日雇いが多かったが、二年生になれば、
「落ち着いて、一か所でバイトしよう」
と考えるようになっていた。
それまでは、
「学生相談所」
というところで、日雇いを探していたが、そのうちに、
「ネットで探す」
ということを覚えると、少しずつ契約日数を増やしていこうと考えるようになったのだ。
実際に、
作品名:詐欺事件のフィクション 作家名:森本晃次



