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近未来改造計画

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 であったり、
「国家体制の転覆」
 などという、
「最後には、暗躍ではなく、形になったクーデター」
 というものが必要であった。
 そのために、手っ取り早いこととして、
「国家元首を狙う」
 というのが、簡単な発想である。
 そういう意味で、
「今の時代、国家元首というのが貧乏くじだ」
 というのも、当たり前のことだといえるだろう。
 そうなると、組織内での武装というのが、不可欠となる。
 今の時代の、
「科学の発展」
 というのは、そういう暗躍組織のためにあるといってもいいだろう。
「大量殺りく兵器の禁止」
 ということで、特に、
「核兵器や、毒薬、クラスター爆弾」
 などが、国連で禁止ということになったが、そんなものも、
「国連の弱体化」
 ということで、
「有名無実」
 ということになってしまったのだ。
 だから、国によっては、
「国連決議」
 というものをまったく無視するところもあり、最近では、
「侵略戦争」
 を始めた国もあった。
 その国は、それまでの、群雄割拠に疲れたということで、
「強力な国家元首の出現を目指す」
 という、過去の戦国時代の考え方で、国家を統一したという国であった。
 だが、だからといって、
「戦争のない世界」
 というものが成立したわけではない。
 結果、
「強力な国家元首の登場」
 ということで、本来であれば、
「徳川家康の登場」
 を待ち望んでいたものが、どこを間違えたのか、
「ヒトラーの登場」
 ということになったのだ。
 この時代では、教育というものが、かなりの偏見がある時代であり、
「ヒトラー政権は、タブー」
 ということで、
「学校教育で、ヒトラーやファシズムについて教育する」
 ということはなかった。
 極秘事項ということで、
「下手にそんなものを教えると、ナチスに近い考えが起こってくる」
 ということからであったが、実際に、教育を受けていないと、
「何がよくて、何が悪いのか?」
 という、
「善悪の基準」
 というものが分からずに、
「独裁者の登場」
 というものを、
「悪だ」
 と考えずに見過ごしてしまう。
 そもそも、ナチスが出現した時代は、
「第一次大戦に敗れたドイツが、戦勝国から、完全に苛めやつるし上げのようになったことで、卑屈になった」
 というドイツ国民に対し、
「ドイツ国民の優位性と、ドイツ国内における他民族による迫害を排除する」
 ということがスローガンだっただけに、当然支持されるのは当たり前だといえるだろう。
 しかも、
「過去に前例のない」
 ということだから、洗脳の力があれば、国民を操ることくらいは、十分にできるということになる。
 だが、実際に、
「ナチスは崩壊する」
 ということになる。
「なぜ、崩壊したのか?」
 そして、
「何が悪かったのか?」
 ということを、キチンと検証し、皆が把握しておかなければ、同じことが起こるというのを、失念していたということであろう。
 つまりは、
「かつての汚点」
 ということで、
「臭いものに蓋をした」
 ということで、
「学ぶ」
 ということができなかったことで、判断材料のなさと、洗脳力ということに掛かり、いとも簡単に、
「ナチスの台頭」
 を、この時代も許したということである。
「事実の隠蔽」
 というのは、
「繰り返される歴史」
 ということでは、マイナスでしかない。それを少し前の時代の人が見誤ってしまっていたことで、
「無法地帯」
 と呼ばれる国家が増えてきて、形としては、
「国家」
 としての体裁は整っているが、実際には、
「国家元首はお飾り」
 ということであったり、実際に、その国家元首になろうという人も現れない。
 つまり、
「それぞれの組織の中で暗躍することが、自分の利益につながる」
 ということから、
「個人の利益を目指す」
 ということが、野望であり野心となってきたのだ。
 だから、
「組織の存在」
 というのも、
「組織というのは、あくまでも、自分の目的達成のための、手段でしかない」
 ということである。
 ただ、そのためには、
「組織の中心になる」
 という必要があり、
 だが、それも、
「見せかけ」
 ということで、実際の中心人物というのも、本当の力を持っている人物なのかハッキリとはしない。
 それこそ、昔の、
「影武者」
 という存在なのかも知れない。
 だから逆に、他の組織が、ライバルの組織の長を狙うということもあまりない。
 もし、本当の権力者でもない人物を暗殺しても、そこに何らメリットはなく、
「組織の長を殺した」
 ということで、
「捕まれば、死刑」
 という罰が待っているだけである。
 今の時代の刑法の主流は、以前のように、
「殺した相手が誰であれ、殺人事件ということで、平等だ」
 と言われていたが、今の時代は、
「殺した相手のその立場によって、刑罰の重さに差がある」
 という時代になってきた。
 つまりは、
「権力のある人間」
 を暗殺すれば、それなりの重罪になるということだ。
 それこそ、昔の、
「国家反逆罪」
 なるものと同じで、それだけ国家元首の立場や力が落ち込んでしまったことで、
「せめて、罪状くらいに差別化しておかなければ、簡単に、国家元首を狙う輩が出てくる」
 という考え方であった。
 しかし実際は、
「そこまでですら、国家元首の立場はないもので、本当のお飾りだ」
 といってもいいくらいだった。
 だから、今の世界で、
「国家元首が暗殺された」
 などということは、あまり聞かない。
 ただ、今の時代に変わったころは、
「国家元首が、もれなく殺されるのではないか?」
 と言われるほど、
「各国要人が、毎日どこかで暗殺者に狙われている」
 という時代になってきたのであった。
 実際に、
「時代が一気に変わった」
 と言われるようになってから、半年もしないうちに、十数か国の国家元首が暗殺されたのであった。
 実際には、
「暗殺組織」
 というのが、
「国際的に暗躍していた」
 ということである。
 だからといって、彼らに、イデオロギーや、正義があるというわけではない、
「あくまでも、金のため」
 ということで、
「カネで雇われた、一種の殺し屋」
 ということであった。
 そんな連中が、当時の社会では、一番力を持っていて、それこそ、
「金さえあれば、何でもできる」
 という時代になっていたのである。
 だが、国家元首の暗殺が横行してくると、本当に、
「国家の力」
 というものは、なくなっていき、組織の暗躍が、時代を支配していく。
 それが、当時、一部の人たちが予期していた、
「近未来」
 という時代であった。
 つまりは、
「近未来」
 という言葉は、ただ、
「読んで字のごとし」
 というものではなく、
「近未来」
 という一つの時代の言葉だということになるのだ。

                 アンドロイド

 そんな暗黒の時代であったが、それから数十年後には、また、
「一瞬にして時代が変わる」
 ということになったのだ。
 それを、ある歴史学者は、
「歴史が答えを出しているんだ」
 といっている。
作品名:近未来改造計画 作家名:森本晃次