予知夢を見るということ
そういう意味で、
「宗教に入信する」
という人は、それなりに覚悟を持ってのことであろう。
それこそ、
「家族よりも、団体の人間の方が信用できる」
ということで、
「平気で家族を裏切る」
ということにもなるだろう。
「息子が団体に入信した」
ということで、家族が教団に、
「家族を返してくれ」
といっても、
「本人の意思で入信したので、返すわけにはいかない」
ということになる。
確かに、
「個人の人権は保障されていて、信仰の自由ということで、入信することに法的な罰則はない」
むしろ、
「家族が、本人の意思を尊重せず、家に帰るということを強制する方が、よほど、法的にはまずい」
ということになる。
ただ、実際に、そういう人がかなり増えてきて、教団に、
「家族を返せ」
ということでたくさんの人が押し寄せると、
「社会問題」
ということになり、マスゴミや世論は、あくまでも、
「家族の味方」
ということになるだろう。
確かに、
「家族だから、宗教団体に対して文句が言える」
ということなのかも知れないが、本人の意思で入っているのであれば、それをむげにすることはできない。
だから、余計に、
「宗教団体は、本人を人質にしている」
などと、世間やマスゴミが煽ると、それが、社会問題となるのだ。
マスゴミとすれば、
「新聞や雑誌が売れる」
ということで、目標達成ということになるのだろうが、それ以上に、世論が騒ぐことで、
「宗教団体」
というものを、
「悪の秘密結社」
ということにしてしまうだろう。
ただ、問題は、
「入信した人に金を貢がせて、残った家族の家から、大金を持ち出させ、それを、お布施とした」
ということであれば、話は変わってくる。
「入信のため」
ということで、信者でもない家族の金を奪い取ったということは、それだけで罪になるといってもいいだろう。
しかし、実際には、
「入信者の自由」
ということで、問題は、
「家族間のこと」
ということで、団体は、
「あずかり知らないこと」
ということで、逃げることができるのだろうか?
「入信は個人の自由」
ということであれば、そこに、
「カネを要求する」
というのが、そのまま、
「親子内の窃盗」
ということにつながるということを、普通であれば容易に看破できるはずだ。
それができないということは、
「宗教団体にも罪がある」
といってもいいだろう。
それが、今の、
「二世信者問題」
ということで、それこそ、
「戦後あたりからの問題」
ということで、
「半世紀以上の大問題」
というのが、今さらのように問題となっているのだ。
ただ、それも、
「政治との絡み」
ということが明るみになったことで、マスゴミや世論が騒いでいるというわけで、
「政治が絡んでいない」
ということであれば、ここまで問題にはなっていないだろう。
「ソーリ暗殺事件」
というのも、そういう意味では、
「世の中の役に立った」
ということになるであろう。
今、そんな宗教団体の一つに、最近入信してきた人がいた。
その人たちは、どうも特殊な能力というものを持っているようで、それを団体も認識しているようである。
ただ、あからさまに、
「信者だ」
ということにはしていない。
そこから、社会問題がまた頭をもたげるかも知れないからだった。
その宗教団体というのは、
「三角教」
と呼ばれるもので、
「三角形」
というものに、造詣が深いと考えられているものであった。
予知夢を見る
この三角教と呼ばれる宗教は、
「三角形に造詣が深い」
ということで、その話を教祖から聞くということで、
「入信したい」
と思う人が増えているということであった。
この団体は、元々は、他の新興宗教から別れたものであり、元々の団体は、
「大きな社会問題を起こした」
ということで、社会的に攻撃され、分裂するということで、何とか生き残ったのであった。
しかし、
「もう一つの団体」
というのは、すでになくなっていた。
というのは、
「かつて存在していた、テロ組織と言われた宗教団体と、大いに関係があった」
ということからであった。
さすがに、
「テロ組織」
というレッテルを貼られてしまうと、立ち直ることはできない。
本体は、別の名前で存続しているが、関係していたところは、完全に、
「世論から押されて、崩壊するしかない」
ということであった。
元々、
「テロ組織」
と呼ばれた団体の子会社のような形になっていたところは、そもそもの団体が問題を起こしたことで、分裂したり、形を変えることで生き残りをかけたところだったので、そもそも、
「うさん臭い」
と言われる団体だったのだ。
結局は潰れるということになったのだが、
「それが今だった」
というだけのことなのであった。
そのテロ組織というのは、
「ちょうどその頃、大きな災害が続いた頃で、例の大地震も、やつらによる人工地震ではないか?」
と言われたりもした。
もちろん、大きなデマといってもいい、都市伝説であったが、それだけの秘密研究を行っているというのは、前から言われていることであった。
だから、今回も
「大地震」
ということを引き金に、マスゴミや世論が騒いだのであり、やつらとすれば、
「いずれは、何かを起こそう」
と考えていたのだろうが、
「少し早すぎた」
ということで、結局、
「計画が煮詰まらないままに、強行した」
というテロ行動によって、世間を震撼させ、世界中に、驚きを巻き起こした。
これも、
「日本ほど安全な国はない」
という都市伝説を、木っ端偉人に打ち砕くものだったのだ。
しかも、今回は、完全に、
「人的災害」
つまり、
「テロ行為」
ということで、
「平和国家の日本」
という伝説ももう通用しないということになったのだ。
だから、
「平和国家ではない」
ということから、
「憲法改正」
などという発想も生まれてくるということであろう。
そもそも、そのテロ集団というのは、
「秘密裡に何かをしている」
ということは前から分かっていることであった。
田舎の村に拠点を置いた時、
「村が立ち退き運動を行った」
というのも、
「やつらが、何か国家転覆を狙って開発をしている」
ということが分かったからだろう。
教団施設が、まるで化学工場のようになっているのだから、それも当たり前というもので、
実際に、それを調べていた弁護士の家の近くで、
「毒ガス事件があった」
ということから、世間も無視できなくなってきたというところから、
「大都市に無差別で毒ガスを撒く」
ということをしでかしたのだ。
そこまでいくと、さすがに、その団体に付属している、今まで問題となったことで、しがみついていた団体もひとたまりもないだろう。
結局。宗教団体と呼ばれ李ものが、少し整理されたということだったのである。
その前に分裂していたのがよかったのか悪かったのか、
「三角教」
というのは、
「あのテロ組織に属していた団体の片割れ」
作品名:予知夢を見るということ 作家名:森本晃次



