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いたちごっこの光と影

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「国家はどうなるか分からない」
 という不安定な状態で、トップを変えるのは忍びないということになるだけだ。
 投票で入れたとしても、それが、
「国民の信任を受けた」
 などというと真っ赤な嘘であり、
「ただ、他に思い浮かばない」
 というだけのことである。
 つまりは、
「消去法によるソーリ選出」
 というだけのことである。
 だから、こんなに野党がクズなので、本来であれば、ダントツで、一党独裁が築けるものを、過半数ギリギリということから、
「組織票を持った政党」
 と味方につけることで、
「やっと政権与党」
 ということになる。
 とはいえ、連立とはいえ、絶大な力と数というものを持っているのだから、あくまでも、連立の片方は、
「選挙の時だけに必要なだけ」
 ということで、
「国政に関しては、 向こうが得意とするところだけさせておけば、それでいい」
 ということである。
 相手も、
「政権与党として、一党だけでは、とても与党になれないところを、連立として声を掛けてくれた」
 ということで、
「第一党には頭が上がらない」
 として。政策で争うことは極力しないと考えているだろう。
 ただ、あまりにも、すべてに賛成してしまっては、
「腰ぎんちゃくだ」
 あるいは、
「票のためだけのお飾り与党だ」
 といわれるばかりなので、
「時々、反対意見を述べる」
 という程度にしているといってもいいだろう。
 今の日本という国は、そういう政党で回っているということだ。
 本来なら、
「政府のやることに、異議を唱えるという形で、審議を行うはずの野党が、ただ、批判したり、相手の弱みばかりに漬け込もう」
 という、あからさまなことをやっていると、当然国民の誰が信任しようというのか?
 だからこそ、
「野党にさせると、政治は先ゆかなくなる」
 ということで、
「結局、他には誰もいない」
 というところに帰ってくるという、
「堂々巡りを繰り返す」
 ということになるのだ。
 ただ、今の時代は、平成になった頃から、昭和時代の伝統的な犯罪だけではなく、新たな犯罪や、社会情勢の変化というものが起こってきて、そのために、
 特に、
「ストーカー問題」
 であったり。
「サイバーテロ」
 などの問題。
「そして、交通事故関係などの道交法」
 なども、苛烈になってきたことで、
「刑法改正」
 であったり、
「特別法」
 ということで、スピード重視で作られた法律もあるというものだ。
 そういう意味で、前述の
「暴力団対策法」
 であったり、数年前に起こった
「世界的なパンデミック」
 というものを予知してのことであったが、
「緊急事態宣言」
 などという、昔でいう、
「戒厳令」
 のようなものが制定されるということになったのだ。
 それらの特別法や、法改正というものは、
「一定の効果を挙げている」
 といってもいいだろう。
 政府の良し悪しは別にして、国会は国会としての力を発揮しているということだからであろう。
 だから、今の時代には、
「暴力団」
 というものが、なかなか幅を利かしているわけではない。
 実際に、
「警察内部にも、それら暴力団対策に特化した部署」
 というものもあり、日夜目を光らせているということであろう。
 ただ、少なくはなったが、逆に残っている組織というのは、
「それら法律の制限を潜り抜けてきた猛者」
 ということになるだろう。
 そういう意味で、
「却って、組織に関わることは恐ろしい」
 といえるかも知れない。
 何か、国家に対しての反逆などの計画が練られたとして、その信憑性には確かなものがあるだろうことから、警察も、
「本当に真剣に、命を懸けての対応」
 ということになるに違いない。
 それを考えると、
「暴力団は、さらに、奥深くに潜って、決して警察に見つからないように、いろいろ画策しているかも知れない」
 という恐怖もある。
 さらに、頭脳集団というものによって形成されるということであれば、何かの企業や団体を隠れ蓑にしていれば、
「警察の頭脳と、果たしてどちらが上か?」
 ということになり、
「いたちごっこを繰り返す」
 ということになるかも知れない。
 それが、まるで今の、
「サイバー犯罪」
 というものにおける、
「ウイルス」
 などと同じなのかも知れない。
「攻撃する側は、新しいウイルスを新しい形で開発し、それをバラまく、警察はそれを解析し、駆除ソフトを作り対応する。その間に、空いてはさらに強力なウイルスを作り攻撃してくる。警察はまた同じように機序ソフトを作る」
 ということで、それこそ、堂々巡りということだ。
「何かに似ている」
 ということで、まるで、
「東西冷戦時代」
 における、
「核の開発競争」
 というものだといえるだろう。
 しかし、これは、サイバー攻撃とは明らかに違うのだが、それは、絶えず、攻撃される側が決まっているということだ。
 つまりは、
「警察が、相手に対して先制攻撃を掛ける法律的なすべがない」
 ということであり、さらには、
「相手を攻撃しようとしても、どんなウイルスを相手が作ってくるのかが分からない」
 ということになるのだ。
 昭和の頃の特撮で、
「悪の秘密結社」
 というのが、世界征服をたくらんでいて、その拠点として、いろいろなところに、秘密基地を持っていて、そこで、世界征服のために、兵器を開発しているということなので、
「正義のヒーロー」
 が、まずは、相手の秘密基地を見つけ出し、先制攻撃を加えて、秘密基地を破壊するという話があった。
 そもそも、
「日本という国が、憲法で専守防衛に限られているということで、先制攻撃は違憲ということになる」
 ということである。
 だから、その特撮番組は、
「日本国ができない」
 ということを、ヒーローが正義の名のもとに、行ってくれるという、
「スカッとした番組だ」
 といってもいいだろう。
 しかし、逆にいえば、
「そんな先制攻撃ができない」
 という憲法に対しての、
「無言の抗議」
 ということで製作された番組なのかも知れない。
 昔のように、
「特高警察」
 というものがあり、
「治安維持法」
 というもので守られているのであれば、いくらでも、報道管制を敷くことができるだろうが、今の時代は、民主主義ということで、
「表現の自由」
「言論の自由」
 というものが認められている。
「よほどの国家反逆」
 ということで、スパイ行為をしているということでもなければ、
「番組を制作した」
 という程度では、どうすることもできないということである。
 そもそも、今の世の中には、テレビ番組などあふれかえっているのだから、それを一つ一つ調べ上げて、排除させるなどというのは、
「不可能に近い」
 といえるのではないだろうか?
 それを考えると、
「民主主義」
 というのは、いいのか悪いのか、実に曖昧な感じを思わせるのであった。

                 鉄分を含んだ臭い

 その日は、夏の間が、完全に猛暑だったので、そろそろ10月だというのに、一向に、気温が下がらないという、
「うだるような暑さ」
 というものが、日中は、
作品名:いたちごっこの光と影 作家名:森本晃次