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一つではない真実

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 という考えに変わりはない。
 つまりは、
「選挙で選んだのは国民だ」
 というのであれば、選んだ国民に対して、
「今の政府を選んでよかった」
 と言わせるべきなのに、この期に及んでも、
「他に選ぶ人がいないから、仕方なく今の政府を選んだ」
 ということになる。
 もっといえば、
「選ぶ相手がいない」
 ということで、選挙にいかないという人もいるだろう。
 そうなると、
「投票率が下がる」
 ということであり、その分、
「組織票」
 というものを持っている今の政府が強いというのが当たり前のことだとなるのであった。
「結局は、どっちに転んでも、今の政府がそのまま引き継がれる」
 ということになる。
 特に与党をけん制するはずの野党というものが、とにかく弱い。
 なんといっても、
「批判をするだけで、代替え案も出さなければ、政府攻撃に、政治的なことを直接ぶつける」
 というよりも、
「別件で攻撃をする」
 という、まるで、昔の警察の、
「別件逮捕」
 のような、姑息なやり方である。
 そんな様子を見ていて、
「誰が腰抜けの野党に投票なんかするものか?」
 ということである。
 確かに、今の政府はひどいものであるが。なんといっても、
「実際に政府として実権を握ったことのない連中にやらせるのだから、それだけハッキリしたビジョンであったり、考え方がないと、誰が信頼するというものか」
 ということである。
 ただ、今の野党の中で、今からっ十数年前に政権を握った党があった。
 しかし、その時までの政府が、
「年金を消す」
 という失態を、しかも、
「人災」
 ということで、さらに、
「かなり前から恒常的に行われていた」
 ということが発覚し、
「さすがに、他に誰もいないかも知れない」
 とはいえ、
「野党に政権を握らせるか」
 ということで、政権を取らせてみたことがあった。
 実際に、当時は、
「国民の後押し」
 というものもあり、
「政党にも元気があった」
 ということで、
「国民も大多数が期待した」
 ということから、選挙では、野党が大勝利したのだった。
 そこで、
「力強い野党」
 というものが立ち上がって、政府の改革を進めていたのだが、なかなか思うように進まず、それどころか。
「国民を失望させることばかり」
 を行い、しかも、
「公約した」
 というものが、できなかったというわけではなく、
「実行すらしようとしなかった」
 ということで、完全に、国民の信任を失った。
 そこで、
「一期も持たずに、またしても、政権交代」
 ということになったのだ。
 その間に、
「ソーリの交代が三回」
 と、まるでお粗末状態だったといえるだろう。
 だから、国民はその時に知っただろう。
「やったことのない連中がいくら恰好のいいことを言っても、そんなものは、ただの偽り事にしかならない」
 ということである。
 だから、
「政権交代」
 というのはありえないということになるのだ。
 実際に、今の与党は、
「年金を消した」
 という時に比べて、もっと最悪のソーリが就任した状態になっている。
 しかし、野党はさらにひどく、
「政権交代を真剣に考えるのであれば、野党終結というのが、不可欠」
 といえるだろう。
 しかし、
「野党は、どんどん分裂していく」
 それも、
「考え方が違うから分裂」
 ということであれば、仕方がないが、そういうことでもない。
「どこと結びつけば有利か?」
 ということを、先に考えてしまう。
 それは、
「政権を取る」
 ということが目的ではなく、
「自分たち個人が国会議員として生き残れるか?」
 ということが最優先のための考え方である。
「一体、誰のための政府なんだ?」
 ということになるわけで、
「それだけ、政府も野党も、政治家というのは、自分のことしか考えていない」
 といってもいいだろう。
 しかし、それでも、
「一応は、政府与党」
 ということで、
「責任がある」
 ということは分かっているのだろう。
 だからこそ、
「政府を代表して答弁を行ったり、国会でも答弁になったりするのだ」
 それも、
「専門家が書いたものを、棒読みする」
 というだけで、それこそ
「専門家の意見を参考に」
 というか、
「専門家が作ったものを、棒読みして」
 という形で、
「何とか乗り切っている」
 ということになるのだろうが、
「実際に専門家に相談しているわけではなく、結局は丸投げしている」
 ということなので、
「専門家が決めたものが、政府として、どう考えるか?」
 ということになるわけで、結局は、
「政府にとって都合の悪いことは黙殺する」
 ということになるのだ。
 だから、専門家は、考えて決めたことを、
「政府の都合」
 というもので、
「勝手に覆す」
 ということになるので、
「政府にとって、気に入らないものは、たとえ専門家とはいえ、排除する」
 ということになるだろう。
 もちろん、こんなことは政府だけではなく、社会の至るところで起こっていることであり、
「いろいろな組織といわれるところ」
 などでは、
「日常茶飯事だ」
 ということになるだろう。
 そういう意味で、
「いろいろな事件の裏には、何が潜んでいるか分からない」
 ということであり、そもそも、
「それを捜査するのが、警察だ」
 というのは、
「本当に大丈夫なのか?」
 ということになるのである。

                 白骨死体

 放火殺人事件が起こってから、5年が経ったくらいのことであった。
 そもそも、
「死体が誰なのか?」
 という疑いが掛からなかった。
 それは、
「探偵がこの事件に関わっている」
 ということが分からなかったからだ。
 実際には、行方不明ということで、警察に、
「捜索願」
 は出されたのだが、警察としては、
「探偵が、どんな事件にかかわっていたのか?」
 ということは分からなかった。
 助手や、関係者と思しき人たちは、いろいろ聞警察にかれたが、詳しいことは、
「一切分からない」
 ということであった。
 他の資料は存在していたのに、失踪前後の事件に関しては、その捜査資料が残っていなかったのだ。
「だけど、所長が何を捜査していたかくらいは、助手なんだから聞いているでしょう?」
 ということであったが、
「助手とはいえ、この先生は守秘義務に関しては、最大限に考慮していて、自分たちも、先生から、ちょっとした調べものを頼まれても、それが何のためなのか? あるいは、どこからの依頼なのか? ということは、一切聞かされないということも普通にあったんですよ」
 という。
 探偵や、弁護士などの、法曹界に関係している人たちは、
「守秘義務」
 というのは当たり前のことである。
「当然警察にも、事件に関しての守秘義務は当然にしてあるわけであるが、探偵や、弁護士などほど強いわけではない」
 それを考えると、
「当時の助手が、何かを隠していた」
 としても、それは、
「守秘義務のため」
 と言われてしまうと、どうしようもない。
 探偵という職業が、
「守秘義務が最優先」
 ということであれば、たとえ相手が警察であれば、
作品名:一つではない真実 作家名:森本晃次