一つではない真実
しかし、見合い結婚であったりすれば、
「見合いしてから、一応の交際期間はあるが、基本的には、数か月くらいで結婚ということになる」
と思う。
だが、
「見合い結婚」
というのも、
「昔と今とでは、その形式が違う」
といってもいいだろう。
昔の、
「見合い結婚」
というものは、基本的に、親が見つけてきたり、親のつてによって、男女が知り合うという形式で、あくまでも、
「見合い」
というのは、形式的なものだということだ。
しかし、
「恋愛結婚」
というものが流行ってからの、
「見合い」
というと、
「恋愛できない人が、知り合うためのイベントとして使うのが、見合いという方法である」
ということだ。
これが、発展して、今の時代でいう。
「見合いパーティ」
であったりするのだ。
「最初の頃の見合いパーティ」
というと、
「田舎などで、若者が皆都会に出ていく」
ということで、
「農家を継ぐ男子に嫁の来てがいない」
ということへの苦肉の策ということで、
「田舎に若い女性を」
という
「イベント形式での見合い」
というのが、出てきた。
しかし、その頃になると、
「恋愛結婚」
というものに、陰りが見えてきたのだ。
というのは、
「本来であれば、十分な交際期間をもって結婚した」
ということだから、
「相手のことはある程度分かったうえでの結婚」
ということだったはずだ。
しかし、どうしても、
「体裁を作ろう」
ということであったり、
「誰にも言いたくない」
という性癖であったり、
「自分は普通だと思っているが、まわりが見ればおかしい」
と思われるようなことを黙って結婚し、
「始めて、二人で結婚したうえで過ごしてみて、それまでは見えていなかったものが見えてくることで、それが、許容できないこと」
ということであれば、
「もう一刻も一緒にいたくない」
ということで、
「新婚旅行から帰ったタイミングで離婚をする」
という、それまでなら、信じられないことが、普通に起こっていたのだ。
それが、
「成田離婚」
というもので、ちょうど、
「バブル時代」
くらいから起こったことだった。
さらに、
「離婚」
というものが加速したのは、
「バブル崩壊」
ということが大きかったであろうか。
「それまでは、旦那が働いてきて、女性は専業主婦」
という時代だったが、バブル崩壊によって、
「リストラの嵐」
というのが吹く子t歩で、
「旦那が首」
ということになったり、
「首にならないまでも、給与は、かなりカットされる」
という時代だった。
そうなると、
「専業主婦」
ということは許されず、
「主婦もパートに出る」
ということが当たり前ということになる。
そうなると、
「女性の自立」
というものから、
「旦那に養ってもらわなくても、一人で生きていける」
と思えば、
「離婚を考える」
あるいは、最初から、
「結婚なんてしない」
という人が増えてくるというのは当たり前ということだ。
だから、
「そもそも、結婚というものをする必要がない」
と考える人が増えてきた。
「結婚して、家督相続」
というものが、
「すでに、時代に合わない」
ということで、
「あくまでも、自由恋愛」
というものが出てきた。
ここからの、
「自由恋愛」
というのは、あくまでも、
「結婚というものを前提としない」
ということで、言い方を変えると、
「性欲のはけ口としての異性を求める」
ということである。
結婚などというものに縛られると、法律的には、
「姦通罪」
というものはないので、刑法的に裁かれるということはないが、
「不倫」
ということになり、慰謝料を請求されるという、
「民事的な問題」
というものが起こってくるのだ。
法律的には、
「婚姻状態にあれば、貞操を守らなければいけない」
というのは、民事的に、
「損害賠償請求に値する」
ということで、
「不倫の代償」
としては、かなり大きな問題になることだろう。
あくまでも、
「精神的な苦痛」
ということで、相手から求められる金額が決まってくる。
そのためには、
「不倫の証拠」
というものが必要になり、
「損害賠償請求」
であっても、
「離婚請求」
であっても、どちらにしても、
「不倫の証拠が必要になる」
それを、本人ができるわけもない。
相手に気づかれずに、証拠をつかむということで、そこで登場するのが、
「私立探偵」
であったり、
「興信所」
というわけだ。
もちろん、いくら探偵や興信所であっても、
「依頼を受けた」
とはいえ、
「プライバシーの侵害」
というのは、許されることではない。
「違憲」
といってもいいだろう。
しかも、
「民間」
ということで、できる範囲も限られていて、それこそ、
「金を使って、捜査をする」
ということになるわけで、
「どこまでが許されることなのか、微妙だ」
ということで、私立探偵や興信所というと、
「うさん臭い」
と思われがちであった。
それこそ、
「探偵小説」
などに出てくる、
「殺人事件を、さっそうと解決する私立探偵」
などというものは、それこそ、
「時代錯誤なのかも知れない」
そもそも、探偵というのは、
「表に出ることなく、依頼人の捜査の代行という形で、裏からしか見えないような証拠を、地道に見つける」
ということである。
それこそ、
「刑事の捜査」
と似ているところはあるが、
「刑事はあくまでも、公務員ということで、その捜査は、公的なもの」
ということであり、
「民間探偵は、捜査権もなければ、表立ってできる捜査ではない」
ということになる。
それだけに、刑事の場合は、表立ってのことなので、
「事件を解決する」
ということは、誰が見ても、
「正当性がなければいけない」
ということで、
「誰に見られているか分からない」
ということでの捜査ということになるので、
「決められたこと以外はできない」
ということになり、ある意味、
「融通が利かない」
といってもいいだろう。
しかし、探偵であれば、
「秘密裡な行動」
ということで、あくまでも、公的ではないということで、
「そこまで、世間の目を気にすることはない」
ただし、
「実にやりにくい」
という問題があり、独自の捜査方法などが確立されていないと、行動できないということになるだろう。
そういう意味で、
「私立探偵」
というのは、実に難しいことだといえるだろう。
実際に、どれだけの人がいるのか分からないが、テレビドラマなどでは、
「刑事を何らかの理由で辞めた人が、探偵になる」
という話も結構あったりする。
「捜査方法のノウハウ」
というものに関しては、それなりに持っていることであろう。
だからといって、
「刑事と探偵では、やっていることに、さほどの違いはない」
ということで、
「似ている」
という風に見えるが、実際には、
「すべてにおいて、公的、民間と、その側面が違っている」
ということで、ある意味、
「正反対のものだ」



