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腐食の後悔

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「結婚しない男女」
 あるいは、
「離婚率が爆発的に増えた」
 ということで、
「離婚率が増えたことで、結婚しても、どうせ離婚するのであれば、結婚しない方がいい」
 と考える人も出てくるだろう。
 そういう意味で、
「性的な満足をえられればいい」
 ということから、
「出会い系サイト」
 というもので、簡単に出会えるというのが流行ったのだろう。
 しかし、確かに。
「性的な満足を得る」
 というのは。大きな落とし穴となった。
 だが、それであれば、
「普通に風俗にいけば、性的な満足は得られるはずだ」
 といえるのではないだろうか?
 確かに、お金を払ってサービスを受けるのだから、こちらが望むサービスを提供してもらえるはずなので、
「どうしてそれで満足できないのか?」
 ということである。
 そもそも、
「自由恋愛」
 と言われる、
「出会い系サイト」
 というもので知り合ったとしても、そこに、お金が絡むことは分かっているはずだ。
「出会い系サイト」
 の前に流行った。
「テレクラ」
 というのも、
「会うということになり、待ち合わせてからの交渉」
 ということになるだろう。
 それぞれの人で、勝手に値段をつけているというもので、もちろん、
「相場というものがあるが、そのあたりは、臨機応変というところであろう」
 大体の相場としては、
「ホテル代込みということであれば、大体、二万円から三万円」
 というところであろうか?
 しかも、時間的には、そんなに長いわけではない、へたをすれば、
「終わればすぐに帰る」
 という感じだ。
 相手の女も、
「どうせなら、数をこなさなければ金が稼げない」
 ということで、ホテルを出れば、すぐにテレクラに電話を入れるということになるだろう。
 そういう意味で、
「出会い系サイト:
 において、メールのやり取りで、
「うまいこといってはぐらかす」
 というのは、そもそもおかしい。
 相手の女からすれば、早く会って、早くお金をもらった方がいいわけで、それをはぐらかすというのは、あたかも、
「サクラのバイトだ」
 ということを示しているということになる。
 実際にテレクラ時代からを知っている人は、そんな手に引っかかることはしないだろう。
 そういう意味で。
「出会い系素人」
 に対して、
「いかに、金を貪るか?」
 ということである。
 さすがに、
「出会い系サイト」
 というものが、警察から目を付けられるようになると、下火になってきた。
 というか、
「相手も、そろそろ潮時」
 と考えていたのかも知れない。
 詐欺というのは、そういう意味で、
「引き際が肝心」
 といえるだろう。
 このままずるずるいけば、
「尻尾を掴まれる」
 ということだ。
 よく、ダミー会社を使って詐欺を行っているなどの場合、警察が苦労して調べてきた事務所を、
「家宅捜索する」
 という段階になれば、
「すでに、事務所はもぬけの殻」
 ということで、
「いたちごっこになる」
 ということであろう。
 これは、
「サイバー詐欺」
 にも言えることで、
「コンピュータウイルス」
 と、
「ウイルス駆除ソフト」
 のそれぞれの開発というものも、いたちごっこを繰り返しているわけで、そんなことが、いまだに行われているということは、それだけ、
「コンピュータウイルス」
 というものは、多種多様なやり方を秘めているといってもいいだろう。
 時代が変わっていき、今から10年くらい前に流行った。
「お見合いパーティ」
 のようなものは、
「その形態的には、
「詐欺的なものではない」
 といってもいいだろう。
 しかし、あくまでも、
「自由恋愛」
 ということで、
「そこでカップルになった人が、個人的な詐欺に逢う」
 ということを防ぐのは難しいだろう。
「詐欺に逢うような土台を提供した」
 といっても、
「お見合いパーティ主催会社」
 というものには、法律的に何ら問題がないのであれば、それを規制することはできない。
 そもそも、
「出会い系サイト」
 というものが、あれだけ悪質な詐欺だったということで、当局も目を光らせているのだから、
「お見合いパーティ」
 というものが、
「違法性」
 というものがあったり、詐欺らしいものが存在すれば、参加者も警戒するに違いない。
 ただ、
「お見合いパーティ」
 というのもを利用する人たちの目的が問題でもあった。
「本当に結婚を目的にしている」
 という人が多いのか、それとも、
「出会い系の延長のような人が多いのか?」
 ということであるが、
「これも、一概にはいえないだろうが、どちらも一定数いるといってもいい」
 なかなか、
「出会いがない」
 という人もたくさんいる。
 それは、仕事上という人も多いだろう。
 しかも、今の時代は、
「セクハラ」
 などという言葉には敏感で。以前は、
「世間話」
 という程度で、女性側も、納得できていたはずの会話ですら、
「セクハラ」
 と言われるようになった。
「最近、きれいになったね」
 というのは、昔であれば。
「気を遣った、挨拶」
 ということであったのが、今では。
「セクハラ扱いされる」
 ということになるのだ。
 つまりは、
「女性社員にうかつに声を掛けられない」
 ということで、会話がなくなってしまう。
 それこそ、
「食事にでも行こう」
 などというと、
「パワハラも含まれる」
 ということで、何もできなくなるのだ。
 きっと
「男女雇用均等法」
 というのも絡んでいるのだろう。
 昭和の頃の女性社員というと、
「お茶くみとコピー作業」
 と言われていた。
 だからこそ、
「もっと女性の権利を」
 ということであったのだろうが、今では、
「女性の社会進出が当たり前となってきたので、そのためには、少々極端なことがなければいけない」
 ということなのか、
「弊害はあるに違いない」
 ということも含めた意味で、
「セクハラ」
 というものを、重要視しないといけない社会になったことで、
「社内恋愛」
 などありえないと思えるのだが、実際に、社内恋愛で結婚した人もいるというのであるから、
「どこにそんなルートがあるのか?」
 と考えてしまうのも、会社の、
「七不思議のひとつ」
 と言ってもいいかも知れない。
 実際に、どこまでが、セクハラなのか?
 ということである。
 つまりは、
「そのあたりのことを理解して、対策を嵩じていれば、社内恋愛くらいはうまくいく」
 ということなのかも知れない。
 あくまでも、
「セクハラ」
 などの、
「ハラスメント」
 というものに、敏感に反応してしまうことが、一番の問題なのかも知れない。
 確かに。
「昔からの反動」
 ということで、
「セクハラは、とにかくいけないこと」
 という認識を持ちすぎると、
「何が正しくて悪なのか?」
 ということにこだわり過ぎて、
「正悪をそこまで考えなければいけない」
 ということになるのだろうが、それが、
「善悪」
 というものと比較して考えるからだろう。
「悪の反対は、正なのか、善なのか?」
 ということなのだが、そう考えると、
作品名:腐食の後悔 作家名:森本晃次