時間差の悲劇
ということになり、窮地に陥ることになるかも知れない。
しかし、
「だったら、責任を取るから」
ということをいわなければいいということになるだろう。
しかし実際には、
「ワクチンを接種させなければいけない」
という状況に追い込まれていたといえるだろう。
そもそも、
「ワクチン接種に関しては、個人の責任に任せる」
ということで、
「国は進めてはいるが、義務というわけではない」
というのが、いわゆる、
「日本型民主主義」
というもので、あくまでも、
「個人の人権と自由は憲法で守られている」
ということであった。
だからワクチン接種にしても、
「政府は強制しているわけではないので、何も、責任を取るなどと言わなければいいのではないか?」
ということになるわけで、それでも、摂取を推し進めなければいけない理由というのが、あるのだろう。
それが、
「陰謀論に結びついている」
ということであり、
「その正体を知りたい」
と思うのは当たり前だ。
そのため、ネットでは、いろいろな陰謀論ということで、叫ばれている。
特にこのワクチン問題というのは、
「まるで、アニメの世界のようではないか?」
と言われるものであった。
昭和の頃の、近未来の話」
ということでSF漫画や、ロボットアニメなどの影響が出ているといってもいいだろう。
ワクチンに関しては。
「ワクチン一つ一つに、マイクロチップが埋め込まれていて、ワクチンを接種すると、マイクロチップが身体に埋め込まれる形になり、某国が、世界中の人間を管理できるようになる」
というものであった。
もちろん、そのマイクロチップの効果であったり、効用などというのは、諸説あるということであろうが、少なくとも、
「個人情報などというものは、あってないようなものだ」
ということになるわけで、
「今後、国家間の戦争になった時、相手国に、個人情報であったり、ひいては国家の最高機密までが、盗まれてしまう」
ということになるわけだ。
中には、
「洗脳することで、まるで、ロボットのように動かせる」
という発想もあるかも知れないが、
「それは、人海戦術が必要になることで、あまりにも現実味に欠ける」
といってもいいだろう。
これがあくまでも、
「陰謀論」
というもので、その人たちからすれば、
「世界的なパンデミック」
というものが起こった時点で、
「すでに、戦争状態に入っている」
ということであった。
つまり、
「宣戦布告なき、目に見えない攻撃を受けたことで、知らない間に戦争状態になっていて、実際に、宣戦布告をして、戦闘状態になった時点で、すでに、勝ち負けが決している」
ということになるのだろう。
「自国がいかに、優秀な武器を持って居ようとも、それを使うのが人間」
ということで、
「すでに、人間の心を洗脳された状態なのだから、手足をもがれた状態での戦争」
ということになってしまうのだ。
それこそ、
「戦闘機は飛び立ったら最後、前がまったく見えない状態で空を飛んでいるようなものだ」
ということになるのだ。
それが、以前から言われている、
「サイバー戦争」
というものであろうが、
「人間の気持ちを洗脳する」
ということでの、
「近未来系の戦争」
というものが、すでに行われているというのが、この、
「ワクチン」
というものに対しての、
「陰謀論」
ということになるのだろう。
それだけ、今の時代は、想像している以上に時代が動いているということになるのだろう。
なんといっても、
「日本人というのは、ずっと平和ボケをしてきた」
ということで、80年も、
「押し付けられた憲法」
を使っているということで、
「憲法改正すらできないのは、平和ボケのせいではないか?」
という声は、かき消されてしまっているといってもいい。
それを考えると、今の日本の体制であったり、考え方というのは、それこそ、
「陰謀論ではないか?」
ということになるのではないだろうか?
「平和ボケ」
というのは恐ろしいもので、何が恐ろしいのかというと、
「自分たちが平和ボケの上に胡坐をかいているだけだ」
ということに気づかないということであろう。
香織
そんな、
「陰謀論」
というのが出てきたというのは、どうしても、
「有事というものが、目の前に迫っている」
ということからであろう。
そもそも、
「日本転覆」
なのか、
「日本侵略」
なのかを狙っている国があって、その脅威が迫ってきているということから、考えられることではないだろうか?
そんな陰謀論とはケタが違うが、ここに、一つの犯罪計画を立てている人がいた。
その人は、
「彼女を暴行魔に殺された人で、名前を二宮隆二とい」
二宮は、今年30歳になろうとしているが、あれは5年前のことなので、ちょうど、仕事にも慣れてきて、精神的にも余裕ができてきたことで、会社と得意先で、毎週何度か顔を出す会社で、受付をしている女性だった。
彼女の方から声をかけてきたことで、付き合うようになったのだが、二宮としては、
「今までにそんな積極的な女性いなかったな」
ということで、驚いたというよりも、
「拍子抜けした」
といった方がいいかも知れない。
実際に、
「少し気持ち悪い」
とでも思ったのか、最初は引いてしまった。
しかし、それでも彼女は積極的な態勢を崩すことはなかった。それどころか、
「終始明るい」
ということが一番気になったので、彼女に声を掛けられるうちに、こっちが完全に折れる形になったのだ。
いや。途中からは、二宮の方が彼女に惚れてしまった。
「立場が逆転した」
といってもいいだろう。
彼女は名前を、
「三枝香織」
という。
年齢は、二宮よりも二つほど若く、
「ちょうどいいくらいだな」
と感じていたのだ。
会社では、たぶん、
「二人のことを知っている人はいないだろう」
と思っていた。
「同じ会社による社内恋愛」
ということであれば、きっとバレていたかも知れない。
なぜなら二人の付き合いは、他のカップルとは若干違っていたからだった。
というのは、
「付き合い始める前はあれだけ積極的だった香織は、いざ付き合い始めよう」
という時になると、
「あなたとうまく付き合っていく自信がない」
と言い出したのだ。
それを聞いて、
「おいおい、何をいまさら」
と、二宮は思った。
「そんなことだったら、最初から積極的になんかならなければいいのに」
と思い、自分の目論見と少しずつ離れていくことに気づいたのだ。
それを考えていると、
「最初は向こうが積極的だった立場が、逆転してしまった」
と感じた。
「これで彼女は俺のもの」
と思った瞬間に、スルリと手のひらから、ウナギがすり抜けていくように、逃げ出したのだ。
反射的に手に力を入れて、つかみ取ろうとするのだが、実際には、そんなにうまくいくわけもない。
何とかつなぎとめようとして、車の中で、いろいろ話をしようとするが、
「私には、あなたとお付き合いしていく自信がない」