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反社会的犯罪

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 という意味である。
 この内部留保があるから、
「社員に儲けが還元されず、給料が安いまま」
 ということで、さらには、
「商品を安くできない」
 ということで、
「物価の上昇を招く」
 ということになる。
 だから、
「日本という国は、物価はどんどん上昇するのに、給料は上がらない」
 ということで、海外と比較するから、
「失われた30年」
 などと言われるのであった。
 だが、逆に言えば、
「内部留保があるから、助かっている」
 というところも実はあるのだ。
 それが証明されたのは、
「世界的なパンデミック」
 というものが起こった時だった。
 世界的に、道の伝染病が巻き起こったということであるが、それによって、世界は大パニック。
 ほとんどの国は鎖国状態となり、経済は大混乱。そのために、潰れる会社も世界的にはかなりあり、失業者も溢れたのだ。
 もちろん、日本も同じような目に遭っているわけだが、海外に比べれば、
「比較的マシだった」
 という話もある。
 その理由として、
「内部留保が影響しているのではないか?」
 と言われている。
 もちろん、どこまでが本当なのか、信憑性は分からないが、理屈から考えれば、
「会社が金を蓄えていたから、首にする社員が抑えられた」
 といってもいいだろう。
 それこそ、
「アリとキリギリス」
 における
「アリのようなものだ」
 といってもいいかも知れない。
 普段から耐え忍んでいることで、
「いざという時に貯えがあり、その困難を乗り切ることができた」
 とも考えられるわけだ。
 ただそれを、最初から企業は考えていたということなのだろうか?
「ただの怪我の功名にすぎない」
 ということなのではないだろうか?
 それを思えば、
「社会というのは、どこまで信じていいのか分からない」
 ともいえるだろう。
 実際に、
「けがの功名」
 ということで助かる人もいるからである。
 さらに時代がバブル崩壊の時期に、パートに出るようになった女性が、
「男女雇用均等」
 ということを言い出したことで、
「女性の権利」
 というものが大きな問題になってきた。
 そもそも、アメリカなどでは、昭和40年代くらいに、
「ウーマンリブ」
 などという考えがあり、
「女性の権利が叫ばれる」
 という時代があった。
 日本はその時はそこまでなかったのだが、そこから、約30年くらい遅れた形で、
「男女雇用均等」
 ということが叫ばれ出した。
 もっとも、それは、
「雇用だけの問題ではない」
 ということで、
「権利」
 ということで大きな問題になったといってもいいだろう。
 何しろ、職業などで、
「差別的」
 ということで、
「男女差別につながる」
 と、呼び名が変わった職業もあった。
 作者は、そこまでのことに関しては、疑問があるのだが、それは横に置いておいて、
「スチュワーデス」
 という言葉が、
「キャビンアテンダント」
 つまり、
「CA」」
 と呼ばれたり、
「婦人警官を、女性警察官」
「看護婦を看護師」
 などと、
「形から入る」
 ということなのか、そんな風潮があったのだ。
「別に、名前などどうでもいい」
 と思う人がいる反面、やたらにこだわる人もいる、
 もっとも、それは、たぶんであるが、
「マスゴミ」
 というものによる陽動が大きいのではないか?
 と考えられるのではないだろうか?
 かつての、戦争において、元々閣議決定されて始まった、
「大東亜戦争」
 というものを、戦勝国の自分たちの罪を隠すために、
「使用してはいけない」
 と言われ、押し付けられた、
「太平洋戦争」
 という言葉、独立国になってからでも、いまだに使っているというのは、
「当時のマスゴミだけではなく、今のマスゴミにも、その責任があるのではないだろうか?」
 そんなことを考えると、
「今の時代における、男女雇用均等法、本当に、いいのだろうか?」
 と考えさせられるのである。
 そんな時代において、その少し前くらいからであろうか、
「個人情報h後」
 という問題が騒がれるようになった。
 ここには、いくつかの問題が孕んでいると思われるが、その一つとして、まずは、
「パソコンの普及」
 それに伴っての、
「ネットの普及」
 というものがあると考えられる。
 その一つとして、問題となるのは、
「ネット詐欺」
 という問題である。
 かつては、
「オレオレ詐欺」
 さらには、
「振り込め詐欺」
 というものである。
 どちらも、似たような詐欺であるが、まず前提として、
「家族の危機を電話で煽る」
 という手段であった。
 特に、
「オレオレ詐欺」
 というのは、
「息子であったり、孫である人間から電話がかかってきた」
 ということで、相手がまず、
「慌てている」
 ということがミソである。
「いつもと違う声でも分からない」
 という利点もあり、騙す方とすれば、ありがたいことであった。
 その内容として、
「事故を起こしてしまって、治療費がいる」
 ということであったり、
「会社の金を落としたので、弁償しないといけない」
 などといって、ありがちな話で、相手を信用させるということであった。
 しかし、冷静に考えれば、
「おかしい」
 と思えることばかりであり、
「間髪入れずに相手をいかに信用させるか?」
 ということが問題だといっていいだろう。
 詐欺師は、その電話で相手が信じたと思えば、
「○○銀行にお金を、今日中に振り込まないと」
 といってさらに焦りを煽るのだ。
 特に、銀行の窓口は、3時まで」
 ということで急いでいるだろう。
 今であれば、ATMの機械がたくさん街中に設置されていたり、さらには、コンビニで、24時間使えるATMだってあるではないか。
 しかし、今から20年以上も前ということであれば、どうであろうか?
「午後3時までに」
 ということで、
「相手が確認する暇を与えない」
 ということになるだろう。
 実は今でも、似たような詐欺はあり、
「夜の9時過ぎくらいになってから、今日中に振り込まなければ、利用できなくなる」
 という、
「ショートメール」
 が来たりするのであった。
 実際に今でも存在する、ネット詐欺」
 であるが、
 これらの詐欺というのは、実に厄介であるが、
「焦りを狙う」
 ということに掛けては、昔と変わっていないということだ。
 最近のネット詐欺というのは、手が込んできていて、
「銀行振り込み」
 などであれば、ATMを使ったとしても、
「どこで引き出すか?」
 などというのは、分かってしまう上に、
「防犯カメラの映像」
 ということで、すぐに面が割れるということになる。
 しかし、やつらは組織を使っていて。
「引き出し役」
 であったり、
「相手との接触する役」
 というものを、アルバイト感覚で雇うことで、
「犯人にたどり着くためには、かなりの苦労がいる」
 ということで、犯罪を逃れようとしている。
 それこそ、犯罪者と警察との間での、
「いたちごっこ」
 というのが、実に昔から行われていることであり、特に、
「コンピュータの普及」
作品名:反社会的犯罪 作家名:森本晃次