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表裏別離殺人事件

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「そもそものことわざの逆だという発想を相手に抱かせない」
 ということが大切だったりするのだ。
 また、これも探偵小説などで、言われることであるが、
「証拠を隠すには、一度警察が探す多ところが一番安全」
 と、言われる。
 つまり、
「警察というのは、それだけ、自分たちの捜査に自信がある」
 ということなのか、
「無駄なことは二度としない」
 などという意識からなのか、
「一度調べたところを二度と当たることはない」
 といえるだろう。
 ただこれは警察に限らず、
「組織であれば、当たり前のことである」
 といえるだろう。
 だから、この考え方を犯人が使ったのだとすれば、
「警察がバカだ」
 というわけではなく、
「犯人の方が一枚上手だ」
 ということであろう。
 小説の中に、こういうセリフがあった、
「あの人はなかなかやりますね、ここは警察が一度調べてますから、絶対に安全な隠し場所なんだ」
 ということである。
 それだけ警察というものは、
「組織として、融通の利かない、雁字搦めだ」
 ということであり、
「捜査員が頑張っていても、上がしっかりしていないと、機能がマヒしてしまう」
 ということの典型だということだ。
 警察という組織ほど、捜査ということでは、柔軟に対応しなければいけないほど、多種多様な犯罪が蔓延っているということで、
「犯人にとって、動きやすい組織になってしまっている」
 というのは、実に組織として厄介なことだといえるのではないだろうか?
 最近の警察は、科学捜査が発展してきている」
 ということで、
「犯罪が行われにくい環境にある」
 といってもいいのだろうが、実際には、
「犯罪の抑止にはなっていないのか、相変わらずの凶悪事件であったり、猟奇犯罪というものが後を絶えない」
 ということになっているといってもいいだろう。
 確かに、警察はその捜査が、
「旧態依然とした」
 といってもいい捜査のためか、実際に犯罪抑止になっているのかどうか分からないといってもいいだろう。
 ただ、犯罪の件数は減っているということで、
「それが人口減少と関係があるということなのか?」
 それとも、
「年齢層であったり、犯罪の種類を突き詰めなければ、あまり意味がない」
 ということなのか、そのあたりが問題だということである。
 また、犯罪を犯す方と、それを捜査する方、今までのような、
「いたちごっこ」
 というものを繰り返しているだけになるのだろうか?
 今回の犯罪が、
「どのようなものなのか?」
 というのは、事件が解決したという時点で分かるということなのだろうか?
「犯罪が一段落し、犯人が起訴され、罪が確定したとしても、その犯罪の社会的影響というものが、どういうことになるのか?」
 というのは、
「果たして、どの状況になった時、分かるというのであろうか?」
 世の中には、
猟奇犯罪」
 ということで、
「犯罪の模倣」
 をしたり、
「まるで愉快犯のように、面白がっての、動機がないといえる犯罪が行われることもあるだろう」
 というのも、
「動機がない」
 ということは普通に考えればないだろう。
「動機」
 ということであれば、
「逆恨み」
 ということであっても、動機だといえるだろう。
 しかし、それは、あくまでも、
「犯人側の理屈」
 ということであり、
「世間が納得するものではないだろう」
 そうなると、きっとマスゴミは、
「動機のない犯罪」
 ということで、新聞や雑誌の見出しを飾るだろう。
 そうなると、
「動機のない犯罪などあるのか?」
 ということで、見出しだけで興味を持って買うだろう。
 しかし、今は昔のように、
「駅の売店で、朝、スポーツ新聞を買う」
 などということはなくなった。
 というのも、
「駅の売店」
 というのが今までのような、
「鉄道会社が運営する」
 というものではなくなった。
 つまり、
「鉄道会社が運営していた売店の権利をコンビニに譲渡し、駅構内で、コンビニが店舗を運営する」
 という形である。
 コンビニ側も、
「店舗の拡大」
 ということができるし、駅側も、
「人件費の削減であったり、販売を、コンビニなどのプロに任せることで、そのフィーをいただく」
 ということでの、いわゆる、
「アウトソーシング」
 ということで、日本語でいえば、
「外注」
 という形での、経費節減ができるということになるのであった。
 駅の構内において、コンビニであったり、ファストフードなどが進出することで、
「鉄道会社側も、コンビニ側も、お互いに一手井の利益が得られる」
 ということになるのであった。
 だから、今では、
「新聞を読む」
 という人も減ってきた。
 何といっても、
「本などの印刷物は、ネット配信などで読むことができる」
 ということで、
「スポーツ新聞などは、紙での販売をやめ、ネット配信のみにする」
 というところも出てきたのだ。
 いまだに、年齢層の高い人は、
「スマホ」
 などの機能を使いこなせない人が多い。
 それを思えば、
「スマホを持っていない」
 という人もいまだに結構いると考えると、
「印刷物での販売を中止するというのは、時期尚早ではないか?」
 といわれるかも知れないが、逆に、
「時代の流れには逆らえないだろう」
 といえるだろう。
 その傾向が強くなったのは、今から10年くらい前になるだろうか。
「やはり、スマホというものが、普及し始めてからだ」
 といえるのではないだろうか?

                 風俗業のリスク

 今回の殺人は、ホテルの一室で起こった。
 そのホテルは、ビジネスホテルのようなものではなく、いわゆる、
「休憩時間がある」
 というホテルであった。
 昭和時代であれば、
「目的は一つ」
 ということであったが、最近ではそんなこともない。
 以前は、
「男性一人の客はいいが、女性一人だったり、女性絵人組」
 という客は、フロントが警戒したり、
「入室を拒否したりしていた」
 理由としては、
「自殺を企てる客がいる」
 ということであった。
 確かに、
「女性一人の客」
 というのは、
「いかがわしいホテル」
 だけでなく、旅館などでも、警戒されたものだ。
 実際に、一時期は、
「女性一人の自殺」
 というものが多かったのは分かるが、中には、
「無理心中」
 というのもあったはずだ。
 しかし、男女一組というものを拒否していれば、商売になるわけもなく、男女の客を断るわけにはいかなかったのだ。
 それを考えると、
「女性のみの客を断っていた」
 というのも、どこかおかしな気がするが、今では、そこまでのことはないようだ、
 そもそも、今のラブホテルというのは、
「いかがわしいことをいたす場所」
 というだけではなく、そこでパーティをするという人もいるだろう。
 中には、最近はやりの、
「女子会」
 というのをする人もいて、
「女性のみの客を歓迎するようになり、女性客であれば、割安」
 というようなキャンペーンで、ひょっとすると、逆効果としても、
「自殺の抑止につながる」
 と考えている人もいるかも知れない。
 さらには、
作品名:表裏別離殺人事件 作家名:森本晃次