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ひなた眞白
ひなた眞白
novelistID. 49014
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失せ物探し 探偵奇談26 後編

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「謝ることなんて一つもないだろう」

大きな手が瑞の髪をかき混ぜる。これまで頑なに払い続けて来たその手を、瑞はもう振り払わなかった。いつまでたっても自分は、甘ったれた弟なのだと思い知らされたし、不思議とそれでいいのだと思えた。

「…ばあちゃんが死んだとき、おまえが何の躊躇いもなくここへ来た姿を見て、俺の気持ちも決まったんだ」

知らなかった、そんなこと…。自分の衝動的ともいえる行動が、兄の心に影響を与えていたなんて。

「だから礼を言うのは俺の方なんだ。瑞、ありがとう。おまえがいつでも帰って来られるように、俺がこの大切な場所を守りたい」

その言葉を、瑞は素直に受け止めた。







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