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ひなた眞白
ひなた眞白
novelistID. 49014
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失せ物探し 探偵奇談26 後編

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「ええ、まあ、はい…」

本当に?瑞は疑わしい。かっこわるい、余裕のない自分を見て、この子幻滅してないか?

「そうですね…なんていうか、間の抜けてるところ、新鮮ですね」

照れたように笑う顔に、瑞はうぐっと顔を歪める。なんなのこの子、ときめいてしまったではないか。

「ねー早くしない?外真っ暗だよ?」

颯馬に言われてにやけそうになる顔をきゅっと戻す。薄暗かった窓の外は、もう漆黒だった。雨の音が静かに響いてくる。

「瑞くんが鬼。俺ら三人が回る役ね」

颯馬がてきぱきと指示をする。言われた通り、しゃがみこんで両手で目隠しをした瑞だったが。

「え待って」
「うん?」
「おまえ繋ぐの?手。一之瀬と」
「そりゃ繋ぐよ。そういう遊びだもん」

ねー郁ちゃん!と颯馬がルンルンしているものだから、瑞はまたイラッとしてしまう。

「なに瑞くん?なにか問題?うん?」
「……」

なんかやだ、とも言えず、しぶしぶ屈みなおす。

「え?え?なに?」

キョトンとしている郁と、笑いをこらえているであろう伊吹の顔が、ランタンの明かりに照らされている。小学生か俺は。いつもならもっと平然と振る舞えるはずなのに!

「じゃあいくよ。せえの」

かごめかごめ かごの中の鳥は いついつ出やる 夜明けの晩に 鶴と亀がすべった
後ろの正面だあれ

ホールに響き渡る三人の声。後ろに座った者が「だーれだ」と問うた。瑞は目隠しをしたまま答える。

「…颯馬だ」
「正解〜」