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ひなた眞白
ひなた眞白
novelistID. 49014
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失せ物探し 探偵奇談26 前編

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颯馬の言葉に、瑞は首を振る。

「もう寮にはない」
「ん?どういうこと?」
「今日、二時間目の授業中、教科書開いたら挟まってたんだ。あの写真」

瑞の言葉に郁は背筋が凍り付いた。さすがの颯馬も言葉を失っている。怖いからそのまま教科書に挟んでいるのだと瑞は続けた。

「うーん…魅入られてるんだねえ」

颯馬がしみじみ言いながら腕を組む。何らかの解決方法を考えている風でもあった。

「ねえ須丸くん。その子、視える力をとったあとも出てくるの?」

目的がわかれば解決策もあるのではないかと、郁は尋ねてみた。

「うん。なんていうか…俺で遊んでるみたいだ。遊び相手を見つけて嬉しいって感じで、俺にひっついてる感じがする。寝入りそうになると腕をひっぱって驚かせたり、授業中背中をトントンしてきたり」

遊んでいる、か。少女人形というから、遊び相手を探していたということなのだろうか。

「…そう、かごめかごめだ」

瑞が思い出したように言う。

「昨日視る力をとられたとき、後ろの正面だあれ…って言われて目隠しされた。答えられなかったから、力を奪ったってことなのかな…」

かごめかごめ。保育園のときに、郁も遊んだことがある。真ん中に座り込んだ鬼の周りを、手を繋いだ数人で囲む。鬼は目を瞑るなり目隠しをするなどして視界を覆う。そして歌を歌いながら、鬼の周りをぐるぐる回るのだ。後ろの正面だあれ、の歌の終わりに動きを止め、鬼は自分の後ろにいる子の名前を当てる。