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新設「歴史における真実」

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 などもそうであった。
 中には、晩年になって、韓国で暗殺された伊藤博文という事件もあったが、これも、明治維新からつながっているものだと言えなくもないかも知れない。
 ただ、
「途中で敗戦というものがあり、民主国家に生まれ変わった」
 ということではあるが、今の日本を作った功労者として、
「明治の元勲がいた」
 ということは、紛れもない事実だといえるだろう。
 つまりは、
「歴史というものが、その時の英雄を生み」
 さらに、
「英雄が歴史というものを作っている」
 といっても過言ではないのではないだろうか?
 それを考えると、
「歴史というものには、歴史自体に使命というものがあり、そして、歴史上の人物に、歴史を変えるという使命があるのではないか?」
 といえるだろう。
 それを考えると、
「歴史が答えを出してくれる」
 ということをいう人がいるが、
「それも一つなのかも知れない」
 と思うのだ。
「歴史というものに、使命がある」
 ということであれば、
「それが英雄によって作られるものなのか」
 それとも、
「歴史が英雄を作る」
 というものなのか?
 ということが考えられるというものであり、
 ただ、一つ紛れもない事実として
「歴史の中心には、必ず人がいる」
 ということになるのだ。
「人の歴史が歴史」
 というものであり、
「歴史が人を作ることで、時代が、一つの方向に進んでいく」
 ということを示しているということになるのだろう。

                 三大暗殺事件

「歴史の謎」
 といわれるもので、
「三大謎」
 というものを挙げるとすれば、まずは、古代における。
「乙巳の変」
 というもの、そして、中世における戦国時代ど真ん中に起こった
「本能寺の変」
 というもの、そして、中世が終わりにかかるところで巻き起こった。
「坂本龍馬殺害事件」
 というものだ。
 といわれている。
 それぞれに、
「謎の正体」
 というものが違っている。
「乙巳の変」
 というものの謎というと、
「暗殺された蘇我入鹿というのが、本当に暗殺されてしまうだけの理由を持った人物だったのか?」
 という問題。
 そして、
「本能寺の変」
 というものは、
「その黒幕が誰なのか?」
 という発想。
 そして、坂本龍馬暗殺に関しては、
「黒幕の問題もそうであるが、本当に竜馬殺害が目的だったのか?」
 ということであった。
 それぞれに、謎が謎を呼ぶことで、
「三大暗殺事件」
 ということになるのだろう。
 ただ、それぞれに謎の正体が違っていることではあるのだが、問題はそこではなく、
「三大暗殺事件」
 といわれるゆえんは、
「そのすべてにおいて、時代が、百年遡ってしまった」
 という言われ方をするからであった。
「蘇我入鹿」
 の場合は、
「朝鮮半島と、対等外交を行っていたことで、安定した貿易をしていた」
 というのに、大化の改新によって、
「百済一辺倒」
 となったことで、
「朝鮮半島の戦乱に、百済びいきの兵を送り、それが大敗してしまったことで、何度も遷都を繰り返すという羽目になってしまった」
 ということであった。
 だから、
「大化の改新」
 というのは失敗だったといってもいいだろう。
「本能寺の変」
 においては、
「戦国時代の風雲児」
 と呼ばれ、
「奇想天外な発想を次々に繰り出した」
 ということであるが、
「実際には、すべてのことのパイオニア」
 というわけではなかった。
 むしろ、
「先見の明があった」
 ということで、
「いい政策がどういうことなのか?」
 ということの目がしっかりしていたということであった。
 だから、
「信長は、破天荒でもなければ、異端児でもない」
 つまり、
「当たり前のことを当たり前にやっていた」
 ということであり、むしろ、まわりが、
「信長のやり方についてこれなかった」
 というだけのことである。
 だから、信長とすれば、
「まわりが、どうして自分についてこれないのか?」
 ということを一番不思議に思っていたのかも知れない。
 それを思えば、ひょっとすると。
「信長の出現する時代が、若干ずれていたのかも知れない」
 ということなのかも知れない。
 もし、信長が、他の時代に生まれていると、まったく違った世界ができていたかも知れないともいえるが、
「逆に、正当性がある時代が、当たり前のように、しかも、確固たる厳正なる権威のある力として確立されたに違いない」
 といえるのではないだろうか?
 前章の、
「歴史に使命がある」
 ということを考えると、その使命というのは、
「生まれるべくして生まれた歴史の正当性というものが、確固たる力を示している」
 とするならば、
「歴史が出してくれる答え」
 というものは、
「自然と生まれてくる」
 ということになるのではないだろうか?
 それが、
「織田信長」
 という人間の存在意義だとすれば、
「本能寺の変」
 の黒幕というのは、
「どういうものなのか?」
 という疑問は、本当に、歴史の中の、
「三大暗殺事件」
 ということで、群を抜いているといってもいいだろう。
 いろいろな説がある中で、歴史を、
「物理学」
 として考える人がいて、おかしな発想を唱える人がいたのだった。
 そもそも、
「本能寺の変」
 というものは、
「被害者と実行犯:
 というものはハッキリとしている。
 というのは、
「被害者は、織田信長で、実行犯は、明智光秀だ」
 ということである。
 動機に関して、いろいろ言われていることから、
「黒幕説」
 というのが叫ばれているのであった。
 ただ、歴史で言われていることとすれば、
「途中までは、中国征伐のための軍を進めていた」
 ということであるが、途中の辻で、
「右にいけば、中国征伐、左にいけば、織田信長が宿泊している、京都本能寺」
 ということであった。
 そこで、光秀は、
「敵は本能寺」
 と叫んで、軍を京に進めた
 ということから、
「最後の最後まで迷っていた」
 ということで、
「黒幕などいない」
 ということで、
「光秀の単独犯だ」
 といわれていた。
 しかし、その数日前に、光秀が詠んだ詩ということで、
「時は今雨がした汁五月加奈」
 というものが、
「本能寺の合戦の決意表明だった」
 ということから、
「実は光秀は、かねてから、本能寺の変を計画していたのではないか?」
 ということをまことしやかに言われるようになったことから、急遽、
「黒幕説」
 というものが、急浮上してきたということであった。
 それが、
「本能寺の変」
 というものの謎を深堀するということであり、
「黒幕説」
 というものが、次第に増えていくということにもなったのだ。
 一番大きな説とすれば、
「黒幕は個人ではなく、組織だ」
 ということである。
 これだけの、
「クーデター」
 ということなので、
「朝廷」
 であったり、
「足利幕府」
 という考え方であったのだ。
 ただ、その中でも朝廷というのは、少し考えにくいともいえるかも知れない。
 というのは、