知恵と本能
というのは、
「営業の時間つぶし」
であったり、休みの人が多いだろう。
中には学生もいる。
営業の時間つぶしであれば、一歩会社の外に出れば、なんでもありと思っている人もいるようで、もし、このまま出会えたとすれば、会社には、
「このまま直帰する」
と言えばいい。
というくらいに考えていることだろう。
とにかく、女性も男性も、冷やかし以外は、
「目的は一つ」
ということであろう。
そんなテレクラも、次第になくなっていった。
というのも、ネットの普及などにより、
「電話よりも、メールのやり取り」
という、
「出会い系」
というものが流行り出したからだろう。
テレクラの会社が、出会い系サイトに変わっていったのか、それとも、
「衰退する業種」
というものと、
「出てきた業種」
ということで新たな商法として、まったく違った経営者なのかは、分からない。
とにかく、
「ブームが去る」
ということは、あっという間のことだということであろう。
ちょうど、ブームというのは、10年ちょっとということで、
「90年代がテレクラ」
「2000年代が、出会い系サイト」
「2010年代が、お見合いパーティ」
ということだったのだろう。
もちろん、結婚相談所というのは、そんなブームに関係なく、相変わらずである。
それを、人気と見るかはよく分からないが、すたれることなく、営業できているということは、それだけでも、すごいといえるだろう。
要するに、
「お金の問題ではない」
ということになるのであろう。
ただ、
「お見合いパーティ」
というのは、昔でいう、
「援助交際目的」
というものとは違っている。
それだけ、
「怪しい業界が、すたれてきた」
ということであろうか?
ただ、その反面、
「ネットを使った詐欺」
というものは、どんどん増加していて、犯罪も複雑化しているという。
「今までのような出会い系」
というようなもので、ちまちまやっているよりも、
「一気に詐欺」
という形の方が儲かるということで、
「鞍替えした」
ということになるのか?
時代が変わろうとも、そういう詐欺のような集団は、そう簡単に消えるということはない。
それを思えば、
「最近の男女交際事情というものが、それまでとは、一気に変わってきているのではあいか?」
といえるだろう。
目撃者
社会情勢の変革ということが一番言われるのではないだろうか?
一つは、
「少子高齢化」
という問題で、そもそも、社会というものが、
「子供を作って育てられる」
という環境にないということが問題である。
政府は、
「少子化大臣」
などを設け、子育て支援を考えるというふりをしているが、実際に対策がされているわけではなく、問題は進む一方である。
昔であれば、待機児童などという問題が、
「バブル崩壊」
から以降、慢性化してきたが、ここ5年くらいの間で減少傾向にあるという。
これは、
「世界的なパンデミック」
による理由からで、
「伝染病への感染リスクが大きいため」
というもの、
「保育園が増えた」
ということ。
「幼稚園の受け入れの緩和」
ということからであろう。
これは、表面上は、
「政府の努力の成果」
といえるだろうが、そもそも、バブル崩壊からということになると、
「じゃあ、この30年、一体何をしてきたんだ?」
ということになる。
当時、20歳代で、
「待機児童問題」
に直面していた人が、
「今度は、自分の子供の世代になっても、まだ解消されていない」
ということで、
「これほど、長きにわたって変わっていないということであれば、何もしていないと言われても仕方がない」
ということであろう。
しかも、最近の保育園は、ひどいものである。
特にここ最近、
「保育園や幼稚園においての死亡事故」
というのが、多くなっている。
ここ最近話題になったこととしては、
「送迎バスの中に、子供を置き去りにして、そのまま、熱中症で死なせてしまった」
というものである。
そういう施設は、ちゃんと、マニュアルを作って、普段は徹底して守っていたところが多く、
「たまたま、いつもの運転手が休みでいなかった」
ということから、普段しない人が子供を見ているなどということで、ちょっとしたチェック忘れから。子供をバスに置き去りにして、
「日中、熱中症になるまで、気づかなかった」
というのは、どういうことであろうか?
少なくとも、反日以上も、自分たちが預かっている幼児の存在に、まったく気を遣っていなかったということになるのか、
「置き去りにした」
ということも、最重要な問題であるが、
「保母さんたちが、最低限把握しているはずの園児がいないことに気づかない」
という方が、
「致命的な問題ではないか?」
といえるであろう。
「確かに待機児童」
というものは減ってきているのかも知れないが、裏でこういう問題が起こり続けるというのは、どういうことなのだろうか?
「無認可保育園」
というのがあったりして、その質というものが、一番大切なのに、それがおろそかにされている時代だといえるのではないだろうか?
そうなると、
「親もおちおち、子供を預けるわけにはいかない」
ということで、
「だったら、子供を作っても仕方がない」
ということになる。
表面上だけを取り繕っても、中身がなければ、結局、こういうことになるというだけで、何の解決にもなっていない。
つまりは、
「これからも、この問題は続いていく」
ということである。
しかも、それがひどくなっていくのであれば、どうしようもない。
政府が。
「子供三人目からは、補助金の額を上げる」
といっているが、それも、
「一番上の子が、高校を卒業すれば、子供としてカウントしない」
という条件付きであり、これでは、対策の根本解決にはならないというももで。それこそ、
「政府は、問題の根本を分かっていない」
ということで、本来であれば、
「それなら子供を作ろう」
と思ってくれるであろう期待は、
「政府は何を考えている」
という不満に変わるだけで、
「政府に対する不満だけが残る」
という結果になるのだ。
だから、最近は、
「子供を作らない」
どころか、
「結婚しない」
という男女も増えてきて、さらには、
「草食系男子」
と言われるような、
「セックスという行為に対しても、あまり関心を示さない男子が増えてきた」
という時代に入ってきたのだ。
これが直接の理由ではないだろうが、世の中には、
「コンプライアンス違反」
ということで、
「セクハラ」
というものも騒がれているが、
「ちょっとした世間話のつもりで口にしたことが、セクハラ案件」
ということで騒がれ、
「セクハラ上司」
などと言われたりするのもたまったものではない。
また、電車に乗っていて、
「この人痴漢です」
などと言われたりすれば、いくら冤罪だとしても、誰も信じてはくれないだろう。
それを考えると、
「女に近づくだけで、危険だ」