対になるもの(考)
それぞれに、強みを持っていることから、他のサイトは、完全に押されてしまう。
人気面でも、バックの強さでもかなうということはない。
それを考えると、
「他のサイトは、眼中にない」
という利用者も多いだろう。
ただ。それでもまだ続いているのは、
「今まで入会してくれた会員がいる」
という考えからなのか、
「ブームが変わって。違うジャンルが人気を博すと、今の異世界ファンタジーに頼っているところは、衰退するかも知れない」
という考えがあってのことなのか分からない。
それともう一つとすれば、
「利用者の目的の違い」
ということであろうか?
「編集者の人の目に触れたい」
ということであれば、あれだけ人気のあるところでは、
「1分に数作品が一気に投稿する」
ということになり、
「あっという間に、埋もれてしまう」
ということであれば、少々名が通っている人でないと、注目されるわけもない。
つまりは、
「一日に数作品」
というくらいの作品数でなければ、他の人の目にも止まらないということだ。
確かに、見に来ている人も少ないだろうから、可能性は低いが、
「マッハのスピードで埋もれてしまう」
というサイトに比べれば。
「まだ可能性としては高いのではないだろうか?」
といえるだろう。
それを思えば。
「無料投稿サイト」
というところは、なかなかどこにするかによって、作戦が変わってくるといってもいいだろう。
それを考えれば、
「自費出版社系」
の会社で、
「プロの作家になりたい」
と考えたとすれば、同じことが言えるのではないだろうか?
というのも、
「人気があって、発行部数が日本一」
というところであれば、
「毎日のように、数冊の本が発行されるわけなので、その中の本で誰が自分の本を手に取ってくれるか?」
ということである。
しかも、
「その出版社以外の本を、本屋が置くとは思えない」
といえる。
その出版社は、
「有名本屋以外でも、自分のところで、自前の本屋を持っていて、そこでは、喫茶コーナーであったり、その奥には、スタッフがいて、
「本を出したい」
という人の相談に乗るスペースを持っていた李するのだ。
しかも、週末になれば、
「出版キャンペーン」
というようなものを催していて、そこでいろいろイベントを開催することで、たくさんの人が来てくれるということから、
「自分の本を見てもらえる可能性もある」
ということになるだろう。
「しょせん、砂漠で金を探すようなものだ」
ということであり、低い可能性に賭けるのだから、まずは、
「どれだけ見てくれそうな可能性があるか?」
ということから始まるのであった。
ただ、本を出したい人の中には、本来であれば、
「記念に」
と思っている人もいるだろう。
そういう人は、以前からある自費出版として、
「数十冊くらいの本を作り、無料で自分の知人にあげる」
という人もいるだろう。
また、販売するとしても、
「フリーマーケット」
のようなところに出品し、
「販売員は自分」
ということで、別の意味で、楽しめるという人もいるだろう。
何といっても、
「自分で書いた本を、自分で販売する」
というのは楽しいものだ。
「無料で知人に配る」
というのでもいいと思っているのであれば、
「知らない人が買ってくれるかどうか?」
と考えた方が楽しいだろう。
ひょっとすると、
「詐欺に引っかかってしまった人のほとんどは、もう本なんか出したくはない」
と考えているだろうが、
「フリーマーケットでの販売」
くらいであれば、
「これは楽しい」
と思う人も多いことだろう。
それを考えると、
「最初から、こっちでいけばよかった」
と思うのだろうが、その時代に、
「フリーマーケットで本を販売」
というのがあったかどうかである。
もっとも、マンガなどで、
「同人誌による販売」
というのが昔からあったということで、実際に、販売している人もいたわけなので、自分の本を売るという発想がないわけではなかっただろう。
逆に、
「自費出版」
というのが、センセーショナルな人気があったことで、目が見えなくなっていたのかも知れない」
そういう意味で、
「詐欺というのは、実に社会問題を引き起こし、罪深いものではないだろうか?」
といえるのだった。
そういう意味で、残っているところに登録し、小説を書き続けている人もいる。
投稿サイトというのは、たいていのところが、その基準はあまく、
「多重投稿あり」
としているところも少なく無いようだ・
というのは、
「同じ作品を複数の投稿サイトで公開しても構わない」
ということである。
これが、応募作品であれば、
「まるで常識」
と言わんばかりに、
「一つの応募作品を、他の応募と同じように出してはいけない」
というのは、マナーの上でも当たり前だということになるだろう。
何といっても、他と自分のところで同じように出していて、
「万が一、どちらにも入賞すればどうなるということか」
である、
入選作品は、賞金とともに、
「出版社との作家としての契約ができる」
ということであれば、
「あっちでも入選しているじゃないか?」
ということで揉める原因になる。
だから、出版社としても、そういうトラブルを起こしたくないので、
「多重投稿は不可」
としているのだ。
やはり、
「モラルに欠ける」
というのは当たり前のことで、
「もし、この出版社と契約をしたのに、他の方が、条件がいい」
などということで、一方的に契約を破棄するという人も出てくるかも知れない。
どこまで、
「作家にモラルがあるか?」
ということは、人によってさまざまであろうが、
「作家という、個人事業主」
という感覚で、見ると、会社に所属している人から見れば、
「あまり、モラルはないだろう」
と思われるに違いない。
それを考えると、
「作家というのは信用できない」
ということになるかも知れない。
一応、出版社の方では、
「先生」
といって、おだてはするだろうが、立場的には、
「金を払う方が絶対的に強い」
ということで、出版社の方が強いのだ。
だから、出版社が、
「右といえば、右」
でしかないということである。
問題は、出版社と作家が契約するまでは、作家は自由なので、作家が強いかも知れないが、
「契約をしてしまうと、そこで売買契約も成立するわけで、そこから先は、出版社が強い関係にある」
ということになるのは分かり切っているのだろうが、それを果たして作家が分かっているかということである。
それまでのおだてをそのまま引きずって、
「俺は作家の先生なんだ」
と思っていると、いずれすべてを否定され、
「あいつは傲慢だ」
ということで、どこからも嫌われ、
「契約しよう」
というところはどこもなくなってしまうということになるだろう。
そんな状態になると、
「作家としての寿命は尽きた」
といってもいいかも知れない。
生命の対
対になるものとして、
「凹凸の関係」