悠々日和キャンピングカーの旅:⑬富士山五合目とその周辺
■旅の行き先について
旅の目的はずばり、紅葉を見に行くことだ。
私の住んでいる静岡県の西部の紅葉の見頃は年々遅くなっていて、このところ11月下旬を過ぎて12月に入ってからになっている。
それでも、そのタイミングになると、季節は早く進むようで、TVで見掛けたのは、落葉を待たず、紅葉が雪で覆われてしまう各地の映像だった。
日本の四季は以前、およそ3ヶ月ずつだったが、次第に夏が長くなり、その前後の春・秋は短く、その結果、近い将来、四季は二季になってしまいそうな気がする。
ネットで調べたところ、西日本が亜熱帯に含まれているような「世界の気候帯」の地図があり、驚きながらも納得した。
まだ仕事をしていた現役の頃、海外出張で幾つもの外国に行ったことがあり、昨日まで冬だったのが、今日からは夏という亜熱帯の国があった。ちょうどそのタイミングに巡り合ったということもあり、貴重な体験になった。
今は、来日する外国人がそれと似た経験をしているのかもしれない。
ともあれ、10月の今、以前と同じように紅葉を見るには、北上するか、標高の高い場所を目指すしかない。妻はまだ働いているので、遠方に行くのは厳しいため、富士山の五合目に向かうことに決めた。
娘がまだ幼い頃に、静岡県側の五合目に行ったことがあるため、今回は、山梨県側の五合目を目指し、その周辺も含めて、1泊2日の旅に出掛けた。
作品名:悠々日和キャンピングカーの旅:⑬富士山五合目とその周辺 作家名:静岡のとみちゃん