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歴史が答えを出す周期

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「それは、性欲に関係ないところで、あくまでも、お家存続ということが重要だということから来ている」
 ということになる。
「いくら、恋愛を繰り広げても、男性に子供を産むという力はない。それは、地球上の動物のほとんどは、同じ習性をもっているのだ」
 と言えるのだ。
 もちろん、下等動物の中には、
「男性であっても、子供が埋める」
 という種族もあり、そもそも、
「一つの個体で、男女それぞれの特性を持っている」
 という生物もいたりする。
 だから、基本的には、
「人間の見える範囲では、子供を産むのは女」
 ということが常識という風に考えられるようになったのである。
 だが、そんな時代であったが、
「戦国時代においても、女好きの武将もいた」
 ということであった。
 特に、秀吉などは、
「女好き」
 ということで有名だったが、時代が時代なので、考えてみれば、今の時代と比較をすれば、
「秀吉がまともで、他が変態だったんじゃないか?」
 ということになる。
「時代も変われば、人間も変わる」
 まさにそういうことではないだろうか。
 人間というのは、
「求め合うもの」
 ということを言っている人もいたが、
「求めあう」
 という意味では、他の動物の方が強いかも知れない。
 ただそれは、
「本能によるもの」
 ということで考えると、なるほど、
「種の保存」
 というものを本能だということになると、
「性欲」
 というものを、果たして、
「本能」
 だと言えるだろうか?
 もし、
「欲と本能を一緒くたにできるとすれば、それは、人間以外の動物ではないだろうか?」
 と考えるのは、あくまでも、
「人間には、他の動物にはない、思考能力というものがある」
 ということからなのであろう。
 思考能力というものが、
「本当に、高等動物の証明だ」
 と言えるのだろうか?
 確かに、他の動物は、本能の赴くままに生きているので、思考能力はないかも知れない。しかし、逆に、
「思考能力がなくても生きていける」
 というのは、それだけ、すごいことである。
 そのために、
「弱肉強食」
 などという、
「自然の摂理」
 というものが、蔓延っているのだろう。
 だから、
「保護色」
 であったり、自分の身を守るために、身体に特徴を持っていたりする。
「ハリセンボン」
 のような棘であったり、
「フグ」
 のように、身体に毒を持っていたり、さらには、
「カメレオン」
 のように、保護色で身体の色を自在に変えることができるという、特殊能力を持っているということになるのだろう。
 それが、動物というものの習性であり、人間であれば、それが、
「思考能力」
 というものであり、その中には、
「欲」
 というものも存在していることで、
「他の動物よりも、より高等で、人間が、地球の支配者」
 ということなのかも知れない。
 しかし、実際にそうなのだろうか?
 他の動物が、
「会話ができない」
 と思っているから、
「下等動物だ」
 という風に思っているのだろうが、実際には、人間が創造もつかない方法で、自分たちの種族だけではない力で、
「人間以外の共通の言語」
 というものを持っているのかも知れない。
「知らぬは人間ばかり」
 ということで、人間以外の動物は、
「人間っておろかだ」
 と感じていることだろう。
「アンチ」
 という言葉があるが、
「これは、ファンがたくさんいれば、その存在を認めたくない」
 という一派もいるわけで、
「ファンが多いということは、それ以外の人はみんなアンチだ」
 と言っても過言ではないと言っていた人がいたが、
「これももっともなことだ」
 と言えるのではないだろうか?
 それを考えると、
「人間というのは、本当は何も知らない愚かな生物なのではないだろうか?」
 ともいえる。
 つまり、その存在すら知らない相手から、
「洗脳されている」
 と言ってもいいのかも知れない。
 そのいい例が、
「世界各国に残っている、神話のようなものだ」
 と言えるのではないか?
 いろいろな形のものがあり、その数だけ、宗教というものがある。
「人間は、おのれの欲のために、人を平気で殺す」
 と言われるが、その最たる例として、戦争があるが、その戦争の原因として一番多いと目されるのが、
「宗教戦争」
 というものである。
「人間を極楽に導く」
 というのが、元々の精神のはずなのに、
「戦争を引き起こして、殺しあう」
 というのだから、それこそ、
「本末転倒もいいところだ」
 と言っても過言ではないだろう。
 それこそ、理不尽の代表ということになるのであろう。
 そんな宗教では、色恋を禁じているようなものもあれば、神話の中には、
「神が嫉妬心で、一つの国家を滅ぼす」
 などということが、平気で行われたりする。
 特に、
「ギリシャ神話」
 などでは、
「全知全能の神」
 と言われるゼウスという存在は、
「女好きで、手あたり次第に、オンナに手を出す」
 ということで有名だったりする。
 そんなゼウスに対して嫉妬した女神が、人間に対して禍を起こしたりするのだから、
「神というのは、人間以上に嫉妬深い」
 と言ってもいい。
 そもそも、人間というのは、
「神が自分たちの姿に似せて作ったものだ」
 と言われている。
 しかし、神話というのは、
「人間による、神の創造」
 ということであれば、
「神を作ったのは人間」
 ということになる。
 それこそ、
「タマゴが先かニワトリが先か」
 という、まるで禅問答のようなものである。
 しかし、
「今だからこそ、歴史に学ばなければいけない」
 という時代に、学ぼうとしない。
 以前であれば、詰込み教育のあおりがあったのか、
「暗記物」
 ということで、毛嫌いをされてきたが、最近では、
「学校では教えない歴史の裏側」
 などという本が出たりして、歴史をいうものを、
「面白おかしく描く」
 ということが行われたりするのであった。
 最近では特に、
「歴女」
 なるものが、トレンドだったりすることで、日本であれば、その文化として、
「日本建築」
「城郭」
 さらには、絵画や書物などという、芸術面からでも、歴史に興味を持つ人が増えてきた。
 特に、今までは、
「歴史が好きだとかいうと、変わってると言われて、変な目で見られていた」
 という時代があったのだが、今では、それが、トレンドとなるのだから、これこそ、
「歴史の不思議」
 と言ってもいいだろう。
 特に、最近では、
「マンガやアニメ」
 であったり、
「ゲームのキャラクター」
 ということで、基礎知識くらいはもっていないといけないということで、歴史を勉強する人も増えてきたということであろう。
 歴史というものを、勉強すると、それまで見えてこなかったものが見えてくるはずで、
「入口が何であれ、歴史に興味を持つのであれば、それに越したことはない」
 ということであろう。
 日本においては、歴史を勉強する、
「歴女が増えた」
 ということで、彼女たちの中には、
「男色」
「衆道」
 という道に興味をもって見る人もいるようで、
「男とは、一線を画した発想を持っている」
作品名:歴史が答えを出す周期 作家名:森本晃次