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記憶の時系列

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「派遣社員というのは、それなりに、給料が高い」
 といってもいい、
 しかし、パートやアルバイトよりも責任をもってもらうことができ、会社間で、契約打ち切りというものを、お互いに結んだ契約を守りさえすれば、打ち切ることもできるというものであった。
 それを考えると、
「派遣会社」
 というものを介するというやり方が、どんどん主流になっていき、
「昔から、こんな方法だったのだ」
 ということを若い人に言ったとしても、誰も疑う余地のないことということで、今では当たり前のようになっているのだ。
 ただ、今までの間に何もなかったわけではない。
「アメリカの企業倒産」
 によって、巻き起こった、経済ショックの影響で、企業側が、一斉に、
「派遣切り」
 ということを行ったのだ。
 それば、街に失業者を溢れさせるということになり、
「公園などで、テント暮らしをしたりする人が増え、援護団体が炊き出しを行う」
 という事態となり、
「空前の社会問題」
 だったといってもいいだろう。
 今では少し落ち着いてきて、
「非正規雇用者にも、正社員なみの報酬を」
 ということが叫ばれるようになってきた。
 それが、企業のブラック化というものを招き、
「ブラック企業」
 という言葉が叫ばれるようになった。
 特にブラック企業と呼ばれるものに、
「今の社会問題が、微妙に絡んでいることも、一つの問題を招いた」
 といってもいいだろう。
 というのが、
「少子高齢化問題」
 といわれるもので、それがまず、
「介護」
 ということにかかわってくるのだ。
「介護の問題は、奥が深いこともあり、なかなか言葉にできないようなブラック性もあることで、とにかく、人手不足」
 ということであった。
 やめる人も多かったりするのは、それだけ、
「モラルのない経営者が多い」
 ということ0なのかも知れない。
「これからは介護の時代」
 ということで、実際に、介護の状況がどういうことになっているのか?
 ということを知らない連中が、
「儲かる」
 ということで飛びついた。
 しかし、実施兄、ただの実業家だけで解決できる問題ではなく、社員の気持ちもまったく考えないような会社が結構あるのだろう。
「介護の状況」
 というものを、伝え聞いただけでも、悲惨なものだ。
「一度勤めて、次はない」
 という人がどれだけ多いというのか。
 数が少なければ、
「根性がない」
 などという、昭和の時代を思わせるだけで済むのだが、実際に、
「本当に根性がない」
 という人も多いかも知れないが、それならそれで、介護の仕事を目指す人の、
「質が悪い」
 ということで、別の問題ということになるだろう。
 ただ、それでも、
「ブラック企業」
 という問題が大きくのしかかってきて、
「社員の質」
 ということをあまりいわれな愛のは、
「それを差し引いても、ブラック企業という問題が、はるかに大きい」
 ということになるに違いない。
 そんな介護職というものが人手不足というだけでなく、今の時代は、さらに、いろいろなところで人手不足になっていた。
 それが、社会問題となっているのに、失業者が減らないのはどういいうことだろう?
 一つは、
「企業が、補助金ほしさに、外人を雇う」
 ということが多くなったからだろう。
 今から少し前に、
「世界的なパンデミック」
 というものがあった。
 それが起こる前は外人観光客や、コンビニやファストフードなどの単純仕事のために、
「留学生を使う」
 ということが増えてきた。
 特に今などは、
「都会の駅やその周辺の、コンビニやファストフードには、外人がうようよいる」
 といってもいいだろう。
 今ではだいぶマシになってはきたが、最初の頃は、
「言葉も分からない連中がレジや接客をしている」
 ということで、トラブルも多かっただろう。
 それでも、
「補助金が出る」
 ということで、外人のために金を使う政府も政府で、
「考えてみれば、この補助金だって、元は税金ではないか」
 といえるだろう。
「税金というのは、国民が義務として払っているものだ。ちょっと来て働けばすぐに自国に帰る連中のために、なんで俺たちの税金を使うんだ」
 といいたくなるのも無理もないことだ。
 本来であれば、
「そんな金があれば、日本人を雇えばいいじゃないか」
 ともいえるが、そんな簡単にもいかない。
 というのが、
「日本人を雇おうとしても、日本人が嫌がる」
 ということであった。
 中には、
「働こうと思えば働けるのに、生活保護をもらいながら生活しているやつもいる」
 といわれている。
 本当にいろいろな疾患で、
「ドクターストップがかかって働けない人が、やむを得ずに生活保護を受けていることを思えば、少しでも、彼らに金を与えられるようにすればいいのではないだろうか?」
 ということになる。
 それを考えると、
「インバウンドといわれることに金を使っているのだから、これ以上外人に金を使うことはない」
 ということなのに、政府はなぜか、
「外人を大切にして、日本人を蔑ろにしている」
 ということがいえるのではないだろうか?
 前述の、
「世界的なパンデミック」
 といわれる、伝染病の大流行によって、日本もただでは済まなかったではないか。
「政府の甘い考え」
 が最初から表面化し、本来であれば、一番最初にしなければいけない、
「水際対策」
 を怠った状態で、なんと最初に行った政策が、
「学校の集団休校」
 というものだった。
「国公立の小中学校を一斉に休校にする」
 という暴挙を、いきなり行ったのだ。
 それも、
「ソーリの一存」
 というものであり、
「ソーリの側近も知らなかった」
 という体たらくであった。
 当然のごとく、社会派大混乱である。
 何といっても、今は共稼ぎが当たり前の時代であり、しかも、保育園も足りていない状態で、それも大きな社会問題になっているというのに、何ら、最初からの下準備を行ってもいない状態において、いきなりの、
「学校閉鎖」
 というものは、
「暴挙以外の何物でもない」
 といってもいいだろう。
 それを、やっておきながら、何とまだ、
「鎖国政策をとっていない」
 ということで、外国から、どんどん、ウイルスが流入してしまったことで、
「第一波」
 というものを防ぐことはできなかった。
「ウイルスというのは、自分たちが生き残るために、変異を繰り返すものだ」
 ということであるが、
 だから、
「一度入ってきてしまうと、撲滅は無理だ」
 ということになり、確かに、
「正体が分からないもの」
 ということであっても、
「ここまでの悲惨な状況にはなっていなかっただろう」
 といえるだろう。
 政府の対応は、その後もひどいもので、
「いかに平和ボケをしていたか」
 ということが、露骨に現れるといってもいいだろう。
 何といっても、
「国民の8割が反対している」
 というオリンピックを強行したのだから、そのひどさは、話にならないほどであったのだ。
「パンデミック」
 というのは、政府のひどさを露呈させた・
 ということでは、よかったのかも知れない。
作品名:記憶の時系列 作家名:森本晃次