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歴史の答え

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 ということで、何があっても、払わないといけない。
「健康保険で賄える場合はいいが、できない場合は、生活保護などになる」
 ということで、家族に対する負担は、かなりのものとなる。
 いくら、
「患者が生きているから」
 という理由で、その負担を家族に強いるというのは、それこそ、倫理的にいいのだろうか?
 そんなことを考えると、
「それこそ、理不尽ではないか?」
 と思える。
「医者の自分たちの満足感というか、そういう勝手な倫理を押し付けられて、金を払わされる家族がどのような心境なのか」
 ということを分かれということだ。
「政府は、外国に金をばらまいたり、属国のようになって。武器を買ったりする金があれば、全国の難病や、生命維持装置に罹っている人を全額負担するくらいのことがあってもいいのではないか?」
 というのは、無理な話だろうか。
 国民の血税を、まるで自分たちのもののように、自分たちの都合で使われて、
「民主主義が聞いてあきれる」
 といってもいいだろう。
「不老不死」
 というものは、その言葉だけを聞けば、
「誰もが憧れるもの」
 という感覚があるが、もし、実際になった場合のことを想像したことがあるだろうか?
 確かに子供の頃であれば、憧れのように感じるかも知れない。
 しかし、
「子供の頃には、死ぬということを、目の前に見えているわけではないので、ピンとくるということはないだろう」
 といえる。
 不老不死というものを、もし意識するとすれば、中年以降ではないだろうか?
 それくらいの年になると、
「人生の折り返し」
 と言えばいいのか、たぶん、
「社会人になってからの人生の折り返し」
 という感覚になるのではないだろうか。
 もっといえば、社会人になってからの折り返しというと、見えている人生というのは、「定年になる前」
 といってもいいだろう。
 しかし、今の時代は、これもひどいもので、
「少子高齢化」
 という問題が目の前に迫ってきているのに、政府は、これもまた、とんでもない状態にしようとしている。
 そもそもの問題は、十数年前に起こった、
「消えた年金問題」
 というものが、そのひどさを象徴しているのではないだろうか?
 いや、
「国民が、税金として納めてきたものを、年金として使っている部分を、どれほど大切なものか?」
 という認識を持っていなかったということだろう。
 分かっていれば、そんなひどいことはしないはずで、そもそも、何をしたのかというと、
「キチンと管理していなかった」
 という、ただの怠慢管理が、結局、
「誰がいくらの年金なのか?」
 ということを分からなくさせてしまったということであろう。
 一言でいえば、
「ずさんな管理」
 という、
「人災」
 だったのだ。
 それが明るみに出ると。さすがに、それまでの政府与党も、それまでのように、いろいろな問題を浮かび上がらせていたのだが、それでも、今までは、
「とってかわるだけの野党」
 というものがなかっただけに、
「政権交代」
 というものはなかった。
 しかし、
「さすがに年金を消す」
 というのは、国民全員にかかわってくるという、ありえないこととして、
「国民の審判」
 が下り、
「やっと」
 というべきか、政権交代が実現した。
 しかし、政府となった野党の政治は、
「口だけ」
 だったのだ。
 選挙の時は、恰好のいいことを言っていたが、実際にやってみるとひどいもので、数年で、
「これなら、前の与党の方がよかった」
 という人も多かった。
 それに追い打ちをかけるように、地震が発生し、その対応が、
「ひどい」
 という言葉をひっくり返すくらいのひどさだった。
 それを思うと、政府は、
「どのように対応すればいいのか?」
 という危機管理がまったくできておらず、
「こんなひどい政府だとは思ってもみなかった」
 ということである。
「大政奉還」
 の時は、うまくいかなかったが、今回は、
「とってかわった政府」
 が本当にポンコツだったことで、たった
「一期」
 というくらいの短さで、また、以前の与党に戻ったのだ。
 前の与党に戻ったことで、
「お灸を据えた」
 といえるならいいのだが、
「さすがに年金を消す」
 というひどさまではなかったが、昔の
「利権にまみれた政府」
 というのは相変わらずで、それでも国民は、
「野党にやらせると、もっとひどい」
 ということを思い知ったことで、
「政権交代の恐ろしさ」
 というものを知ったのだろう。
「やはり、政治をやったことのない野党は、ただ、吠えるだけの弱い犬のようなものではないか」
 ということを、国民は思い知ったのだ。
「明治維新の時は、徳川幕府は、倒幕運動を察知して、倒幕が起こらないように、大義名分をなくすという目的で、大政奉還を行った」
 というではないか。
「大政奉還というのは、幕府が政権を朝廷に返すということで、それにより、倒幕の大義名分が失われる」
 ということと、
「どうせ、政治をやったことのない、朝廷に、政治ができるはずがない」
 という思惑があり、
「すぐに幕府に泣きついてくる」
 と思っていたのだろう。
 しかし、実際には、徳川政権は、倒れてしまい、問題は山積みではあったが、何とか、時代を乗り越えて、明治政府が成立した。
 数十年かかって、近代国家の礎を作ることで、念願であった、
「不平等条約の改正」
 というものを行うことができたというものであった。
 明治では、
「とってかわった」
 という明治政府が、何とか時代を作って、幕府の時代を終わらせたのだが。今回の政権交代は、あの時の徳川幕府の思惑を、
「約150年越し」
 に、達成したといってもいいだろう。
 案の定、政治をやったことがない野党は、いろいろと試みてはいたが、そのどれもが中途半端に終わり。
「野党は野党でしかない」
 ということを証明してしまったのだ。
 ただし、
「与党政府がいい」
 というわけでは決してない。
 ただ、昔に逆戻りしたというだけで、
「それにしても、年金を消したという、あってはならないことをした政府」
 というとんでもなく最低と思われた政府よりも、さらにひどいところがあったということで、
「ここまでひどいところがあるなんて」
 ということで、今の政府の恐ろしさというものが、浮き彫りになってくるのであった。
 そして、戻ってきた政府だが、
「どんどんひどくなっていく」
 政府を私物化するソーリばかりが出てくるのだから、それも当たり前だろう。
 政権が戻ってから、
「利権にまみれ、疑惑だらけのソーリ」
 これは、何度も、
「都合が悪くなると、病院に逃げ出す」
 という男で、なんと、
「通算任期が第一位」
 というのだから、本当に情けない。
 そして次のソーリは、
「理由ははっきりとしないが、パンデミックの最中。国民の8割以上が反対だといっているオリンピック開催を強行した」
 という、民主主義の根底を覆したソーリ。
 さらに、次は、
「海外に、金をばらまき。自分の名前を世界に残したい」 
 というだけのことで、血税を、国民に使わずに、世界各国にばらまくという、
作品名:歴史の答え 作家名:森本晃次