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果てのない合わせ鏡

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 と言われているが、それだけではなく、資本主義のいいところも分かっていて、それを吸収しようとする組織があったのかも知れない。
 と考えられるのだ。
 それはあくまでも、国家としての体制ではなく、裏組織ということであるが、その裏組織という考えは、こちらも、国家を憂いているということで、
「今の政権が、倒れそうな時は、こちらの政権が、すぐに収集する」
 ということで作られた組織だったといえる。
 ただ。これは、あくまでも、信憑性のある話ではなく、
「限りなく、信憑性のない話だ」
 といえるのかも知れない。
 しかし、この考え方は、いろいろな国に輸出されたようだ。
 それには、国家としての輸出ではなく、あくまでも、
「特務機関」
 というような組織の暗躍が考えられるということになるだろう。
 特務機関というのは、そもそも、社会主義だけのものではない。スパイというものは、昔からあったものだが、今では、社会主義国の代表のように言われているが、本当にそうなのだろうか?
 ただ、そんな特務機関が、
「占領下での日本においても、暗躍していた」
 というのは、
「公然の秘密だ」
 といってもいいかもしれない。
 というのも、
「大学というところは、留学生というのを名目としている」
 ということが言えるのではないだろうか?
 今であれば、日本に大量に来ているというあの留学生。やつらが、どんな、
「任務を持っているか?」
 と思うと恐ろしいだろう。
 最近では、
「日本という国は、外国から土地を買われている」
 と言われている。
 これは、
「侵略の際の、内側から混乱させる」
 という意味での、戦術としては。オーソドックスなもので、
 昔、中国で、
「反日運動」
 なるものがあった時、
「朝鮮人を含めた日本人に、土地を貸したり売ったりすれば、死刑だ」
 ということがあったのだ。
 つまりは、
「敵国に国を売る」
 という。売国奴だということである。
 しかし、今の日本では、土地を買いあさる外人たちに対して、制裁を加えるどころか、
「金が入るからありがたい」
 と思っている。
 実際に、国が買われたことでどうなるか?
 ということを、誰が真剣に考えるかということになるのであろう。
 それを思うと、
「どれだけ日本人や日本政府」
 というものが、
「お花畑」
 の中にいるかということになるのであろう。
 そんな日本のことを憂いているのは、実は大学関係者だった。
 特に政府に対しての信頼のなさや、お花畑的な考えに、
「ほとほと、情けなくなる」
 というものである。
「教育の場である大学から、そんな日本を正さないといけない」
 ということで、それは、少々のことでは、どうしようもないということに相違ないといえるだろう。
 それが、日本という母国だと思うと、情けないと感じるのだった。

                 大団円

 日本という国は、本当は昔から、諜報活動には、長けていた国だったのだが、今の、
「自由主義」
 というものになり、いい悪いの問題に限らず、諜報活動がやりにくくなったといってもいいだろう。
 特に、今の時代に限ったことではなく、諜報活動がやりにくくなった理由の一つに、
「マスゴミ」
 と
「世論」
 という問題があるに違いない。
 日本という国が、戦争に巻き込まれたのも、戦争を始めて、せっかくうまくいきかけた作戦が、失敗し、泥沼の状態に陥ったのも、
「世論を先導したマスゴミのせい」
 だといってもいいだろう。
 戦争に巻き込まれたというその戦争は、
「大東亜戦争」
 であり、
「シナ事変から始まる」
 ということで、シナ事変というのも、元々は、解決済みのものを、中国側から挑発されたということで、引きずり込まれたのだが、その原因の一つとして、
「相手からの居留民虐殺事件」
 という、
「通州事件」
 を発端として、
「中国を許すな」
 というスローガンから、日本は、
「戦争をやめられなくなった」
 ということであった。
 そしてもう一つの問題としては、
「戦争を始めた時、最初の落としどころ」
 としては、
「半年くらいの間に、相手に連戦連勝で、敵国の繊維を挫いた時に、和平を持ち掛け、いい条件で和平を結ぶ」
 ということだったのだ。
 相手国の国力から考えれば、その方法しか勝ち目はないと考えていたにも関わらず、今度は勝ちすぎたために、
「戦争をやめられなくなった」
 という、
「同じ戦争において、同じ理由ではあるが、条件が違う」
 ということで、せっかくの、
「二度もあった機会」
 を逃してしまったのだった。
 シナ事変においては、せっかく、
「トラウトマン和平交渉」
 というのがあったにも関わらず、
「こっちが優位に立った」
 ということで、条件を厳しくしたことで、和平がならなかった。
 これも、マスゴミや世論が怖かったからであろう。
 しかし、対米戦においては、
「アメリカに勝てる」
 ということを、世論だけでなく、政府や軍も思い込んでしまったのかも知れない。
 それは、やはり、
「驕り」
 ということであり、
「世界情勢をわかっていない」
 ということになるのではないだろうか?
「これが、日本という国の命取りだ」
 ということであろう。
 そんな時代であるが、K大学の山南博士と、W大学の黒川博士と、それぞれに研究しているものを、
「国家のため」
 ということで、お互いに研究をしていた。
 前述の歴史というものも分かっていて」、
 お互いに、
「国家のため:
 ということで、研究の没頭していたのだ。
 しかし、二人は、
「それぞれに、同じ目的をもって研究している」
 ということをわかっていなかった。
 というのも、これはあくまでも、
「軍事目的」
 であった。
 というのも、政府の考え方としては、
「このままでは、増税の上に、外国から武器を買わされることになるので、それをできるだけ削減しようとして、国産の兵器で、しかも、オリジナルのものとして、外国にも売れるもの」
 ということでの開発だったのだ。
 だから、
「お金がない」
 という理由を隠して、日本は、外国にもわからないように、黒川博士の方は、
「アナフィラキシーショックで、アレルギーを治す」
 という名目で、実は、サイコキネシスにての兵器開発を考えているのである。
 そして、山南博士の方では、
「躁鬱症というものを利用して、ポルターガイストを起こさせよう」
 という研究をしていたのだ。
 こちらは、
「精神疾患を治す」
 という名目であった。
 これらの研究は、その共通点として、
「それぞれに伝染病的な発想が含まれている」
 ということであった。
 これは、何からヒントを得たのかというと、
「ドラキュラ」
 の話であった。
 ドラキュラというのは、
「血を吸われると、吸われた本人も、吸血鬼となり、ねずみ算的に増えていく」
 というものであった。
 その考え方から、
「伝染病が、病気に聞くのかも知れない」
 とは言われていた。
「マイナスにマイナスを掛ける」
 とプラスになるという考えであった。
 ただ、それよりも、着目したのは、
作品名:果てのない合わせ鏡 作家名:森本晃次