後味の悪い事件(別事件)
「支援する政府への励まし」
というように思っていたとすれば、即刻、
「総辞職」
のレベルではないだろうか?
もっとも、政府連中が、夕方、こんな民間の情報番組を見ているようでは、
「たかが知れている」
といえよう。
なぜなら、
「そんなテレビを見る暇がないほどに、大きな問題をいくつも抱えているからだ」
と言えるだろう。
そういえば、パンデミックが起こった時のソーリが、
「お家時間」
というものを提唱しようと、自分が自分の官邸で、犬を抱きながら、いかにも優雅そうに、
「皆さん、お家時間を楽しんでください」
と言っていた。
それに対して国民は、納得しただろうか?
それどころか。
「お前が遊んでいてどうするんだ。仕事しろ」
ということであったり
さらには、
「他にもっとやることあるだろう」
と言って、完全に、
「滑ってしまっていた」
ではないか。
さらに、今度は、同じような動画として、ある人気ミュージシャンが、ユーチューブか何かで、
「お家時間を利用して、何かを発信していたのを見て、それを加工するかたちで、お家時間を進める動画を作ったりした」
これに対しても、かなりの反感があったのだ。
「お前なんか見たくない、せっかくのアーチストが作った動画を汚しやがって」
と、ファンだけではなく、ファンでもない人も、
「嫌悪でしかない」
と言っていたのだ。
しかも、その動画作成に関して、肝心の有名ミュージシャンは、
「コラボなど、何も聞いていません」
というではないか?
つまり、勝手に流用したわけである。
政府が自分から勝手に、動画を自分たちのものにしたわけであり。明らかな、
「著作権違反」
である、
しかも、
「こんな有事においては、国民の自由を制限し、この時代としての政府が、全権を持っている」
というような、大日本帝国時代であれば、存在していたと言われる、一種の
「戒厳令」
のようなものは、もう存在しないのである。
戒厳令というのは、
「紛争、暴動、クーデター、さらには、災害時において、治安を守れなくなった場合、戒厳令を敷いて、臨時政府のようなものを作り、そこに全権を与えるというものである」
ということだ。
その場合には、国民の権利を一時期制限することができるというもので、大日本帝国時代には存在していた。
というのも、主権が天皇で、今の民主主義と違って、
「立憲君主国」
だったからである。
今の時代は、民主主義ということで、憲法に保障されているのが、
「基本的人権の尊重」
なのである。
つまり、この基本的人権というものを阻害するということは、憲法違反であり、政府といえどもやってはいけないことになるのだ。
逆に、
「国家権力」
というものを代行している政府だからこそやってはいけない。
だから、
「世界的なパンデミック」
が起こった時、他の国は、
「ロックダウン」
と言われる、都市封鎖ができるのだ。
これは、日本においての、戒厳令と同じで、国家が定めたことに対して違反すれば、、罰金などという刑罰が下される。
しかし、日本の場合はそんなことはない。
基本的人権に支えられているということで、
「宣言」
というものを出しても、それは、あくまでも、
「要請」
でしかないのだ。
だから、強制力はない。
従わなければ、
「世間の目」
というものが、当てられるというだけで、それが、今回、問題となった、
「自粛警察」
なるものの出現となるのだ。
政府が腰抜けな分、民間の目が、警察の役目を果たすという意味での、
「自粛警察」
という言葉、
これが、いい悪いは別にして、日本では、
「必要なことではないだろうか?」
ということである。
ただ、そのため、気に入らない業種にその矛先が向くという弊害もあった。
「パチンコ業界」
などがその例で、別に悪いことをしているわけではないので、誹謗中諸王の嵐を受けて、せっかくの自粛警察の存在が、一部のおかしな連中によって、悪い意味で捉えられたのは、実に残念なことではなかったか。
それを思うと、
「自粛警察は、今の政府よりもよほど正しいし、正義としても、本来なら存在すべきではないか」
と言えるのではないだろうか?
そんな時代であったが、最近、やっと、お店関係でも、
「休業要請」
であったり、
「時短要請」
というような、
「自粛要請」
がなくなってきたことで、店を普通に開けることになり、お店も昔のような、活気を取り戻したところも多いのではないだろうか?
それも、そのお店の業種というところで、賑やかになるとこともあれば、お店というよりも、そもそもがスタッフの性格であったり、持って生まれた雰囲気から、まわりを明るくさせるというような人がいることで、店自体に活気が溢れてくるということもあってしかるべきであろう。
本人は、そこまでの自覚があるわけではないのに、まわりが、ちゃんとわかっているというのは、それだけのいいイメージが出てきたということになるのではないだろうか?
そんなことを考えると、
「何も、スナックや居酒屋などのお店だけではなく、喫茶店のようなところでも、同じことが言えるのではないだろうか?」
特に、
「世界的なパンデミック」
と呼ばれた時代などでは、本当に、
「生き残れるというところは決まっている」
と言っている人もいるだろう。
「昔からの個人がやっているような店では、それこそ、バックグラウンドがないことで、簡単に、潰れてしまうところが多く、どこかのフランチャイズにでも入っていないと、生き残れない」
と言われているところが多いのかも知れない。
それを考えると、
「スナックのような店もそうだが、喫茶店なども、特にそれが言えるのではないだろうか?」
パンデミックうんぬんだけではなく、昔からの、いわゆる、
「レトロな喫茶店」
と言われるようなところは、なかなか今では残ってはいない。
「時代の流れなんだろうか?」
ということであるが、
全国的に有名なチェーン店というと、
「全国というだけではなく、全世界にもあるようなお店が多いのかも知れないだろう」
喫茶店というよりも、カフェである。
カウンターで注文し、基本はセルフサービスだけど、料理など時間がかかるものは、堰までスタッフが持ってきてくれるという形の店もある。
コーヒーの味が濃かったりするので、好き嫌いが別れることもあるだろうが、結構いつも、なぜか人はいっぱいである。
「やはり、スイーツと呼ばれるものを、楽しみにしている顧客がいるというのも、強みなのかも知れないな」
と思っている。
中には、勉強をしている学生もいれば、そこで、営業であったり、人材派遣か何かの、面接のようなことをしている人もいる。
しかし、そういう人は、もっと落ち着いた雰囲気の、
「ホテルのラウンジ」
という形のお店が多かったりもする。
やはり、カフェのチェーン店というと、多種多様な人がいる分、
「結構うるさくて、商談や面接には向かない」
と思われていることも多いだろう。
それを思うと、
作品名:後味の悪い事件(別事件) 作家名:森本晃次