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同一異常性癖の思考

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「自費出版社系」
 と言われるところであった。
「本にしませんか?」
 という広告を新聞や雑誌に掲載し、
「原稿をお送りください。こちらで批評してお返しします。その際に当社基準の出版形態から、ご提案させていただきます」
 ということであった。
「批評してくれる?」
 というところに、素人作家は飛びつくのだ。
 今まで、自分の作品を批評してもらうなど、有料の、
「添削講座」
 のようなところでしかなかった。
 それも、そんなに安いものではない。それを思うと、自費出版社系の会社に原稿を送る人が増えてきた。
 そして、言われるのが、
「協力出版」
 である。
 言葉巧みに作家に金を出させて、それが、会社の利益になるところまで吹っ掛けるのだから、詐欺だと言われても仕方がないだろう。
 それが、やつらの、やり方だったのだ。
 それでも、
「本を出したい」
 と思っている人が相当いて、ひょっとすると、出版社側が想定していたよりも、相当数多く出版できたのかも知れない。
 一時期は、
「年間で出版数が最高」
 と言われた時期があったくらいだが、売上ということになると、
「限りなくゼロに近い」
 といってもいいだろう。
 なぜなら、本を作っても、本屋の棚に並ぶことは、絶対といっていいほどありえないからだった。
 本屋に並ばないのだから、売り上げになるわけはない。それを補いのが、
「騙されて金を出した素人作家」
 である。
 ちょっと考えれば、
「詐欺だ」
 ということはすぐに分かりそうなものなのに、それが分からないということは、あくまで贔屓目に見てだが、
「盲目になっていた」
 ということであろう。
 結局、
「本屋に並ぶことがない」
 ということに気づいた、本を作った人たちが、
「詐欺だ」
 と騒ぎ出し、集団訴訟のような形になり、信用はがた落ちとなることで、それまで、
「自転車操業だった」
 ということが致命的になり、一気に、
「自己破産」
 ということになったのだ。
 それまで、本当に、
「急な階段を、一気にかけ落ちてしまう」
 ということになったのだ。
 もっとも、
「どっちもどっち」
 といってもいいだろう。
 正直に言って、
「いい加減に気づけよ」
 と言いたい。
 騙される人が最初からいなければ、ここまで大きな社会問題になったり、最後のごたごたはなかっただろう。やはり、
「詐欺は詐欺でしかない」
 ということになるのだろう。
 さすがに、警察の捜索願を。
「詐欺だ」
 と糾弾するのは筋が違うのかも知れないが、
「捜索願を出したとしても、あくまでも形式的なことで、何もしないのであれば、詐欺と言ってもいいのではないか?」
 と言えるだろう。
 警察という組織は、少なくとも、
「公務」
 である。
 警察官すべてが、公務員だと思うと、彼らの給料は、税金から出ているわけである。
 昔流行った、
「税金泥棒」
 という言葉が、まさにこのことを言っているのではないだろうか?
 そもそも、税金泥棒というのは、
「政治家や官僚」
 にも言えることで、ある意味、政治家などは、本当の、
「税金泥棒」
 と言ってもいいだろう。
 特に今の、
「ソーリ」
 は、自分のことしか考えていない。
 いや、言い方が悪かった、
「今のソーリは」
 ではなく、
「今のソーリも」
 と言わなければいけないだろう。
 ただ、それを言い直さなくてもいいくらいに、今のソーリは、歴代ソーリと比べても、
「最低最悪の男」
 なのであった。
 何と言っても、
「世界的なパンデミック」
 と言われる伝染病が流行っていても、国民を見捨てるような政策しかとらず、その言い方はまるで、
「自分の命は自分で守れ。政府は知らん」
 と言っているようなものだ。
「経済活動を優先しないといけないから、患者が増えても、行動制限はかけない」
 と言っているのだ。
 確かに経済活動の優先というのは当たり前のことであるが、そのくせ、
「海外には、金をばらまぃ」
 あるいは、
「国防費をねん出するために、増税する」
 などといって、国民を締め付けているではないか。
 国防費を増やすということは、
「アメリカから武器を買って、アメリカにもうけさせる」
 というだけのことでしかないのだ。
 すべて海外のために我々の血税が使われている。国内では、パンデミックのために、刻一刻と刻まれる時の間で、どんどん会社が潰れていっている。それが今の日本という国ではないか。
 それを、果たして今のソーリは分かっているのだろうか?
「いや、分かっているはずだ。分かっていて、わざと日本国民を犠牲にして、自分が外国にいい顔をしたい」
 という考えがバレバレである。
 いくら、選挙がずっとないからといって、こんな、
「やりたい放題」
 といってもいいソーリに、国を任せていてもいいのだろうか?
「税金泥棒」
 と言われても仕方がないだろう。
「国のトップ」
 がそうなのだから、警察組織だって、似たようなもの。
 もっとも、さすがに、このソーリに敵うものなどいないであろうが、これほどの、
「悪党は、見たことがない」
 といってもいいかも知れない。
 警察も、もっと本気になって、国民と向き合うような気持ちが少しでもあれば、検挙率であったり、犯罪抑止というものができるのではないだろうか?
「そんなものは、絵に描いた餅でしかない」
 と言われ、
「気休めでしかない」
 のかも知れないが、それでも、ほんの少しでも変われば、それは奇跡といってもいいレベルなのであろう。
 余談が長くなったが、捜索願を実際に調べてみると、
「なるほど、ほとんどが、未発見だな」
 ということであった。
 この中から、
「被害者を特定するのは、困難ではないか?」
 と思われたが、実際に探してみると、ひょんなところから、浮かび上がってきたものがあった。
 というのは、その捜索願の中の一つに、見覚えのある名前があったからだ。
 それが、今回の捜査にも加わっている、
「萩原刑事」
 だったのだ。
 ちょうど10年くらい前のこと、まだ、萩原刑事が大学時代のことだったが、まだ未成年だったということもあり、実際に届けを出したのは、彼の母親だった。
 両親は離婚しており、父親もどこにいるか分からなかったが、生きているということは分かっているということであった。
 その母親が出した届の相手というのは、萩原刑事の妹だった。
 当時はまだ高校生で、塾の帰りに行方不明になったということであった。
 妹は、付き合っている男の子がいたが、受験も控えているということで、なるべく、肉親には知られないようにしていたが、彼もさすがに、妹が行方不明になったということで気になってしまったのか、交際していることを告白してきたのだ。
 そして、
「僕も心当たりを探します」
 といって、一緒に探してくれた。
 母親の方も、
「こんな時に、交際をどうのと言ってはいられない」
 ということで、
「お願いします」
 ということだったのだが、
 これは、妹と彼しか知らないことであったが、実は、二人は、狂言誘拐まで企んだふしがあった。
 もちろん、いきなりそんなことをするわけもないが、
作品名:同一異常性癖の思考 作家名:森本晃次