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損得の犯罪

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「3,4年くらいのものでよかった」
 というべきか、このブームも正直悪いところばかりでもなかったといえるのかも知れない。
 それは、
「従来のように、本当に小説を書く人だけが残った」
 ということである。
 そして、怪しいところではあるが、もし似たような詐欺商法が出てきたとして、同じような社会問題になるほど、騙される人はいないと思うのは、作者の贔屓目で見るからであろうか?
 確かに、詐欺というのはひどいものだが、だからと言って、
「火のないところに煙が立つ」
 というわけもなく、
「きっと、また見たような詐欺が出てくるのだろう」
 と思ったが、その時には、小説家界隈も、いろいろ変化しているだろうから、
「本を出したい」
 ということでの募集というのは、ないといってもいいだろう。
 今は、
「ペーパーレスの時代」
 であり、ネット普及の時代だからである。

                 暗殺事件

 一時期、残虐な事件や、陰惨な事件というのが流行ったことがあった。
「少年によるバラバラ殺人事件」
 であったり、
「カルト宗教による、毒ガステロ事件」
 そんな時に限って、そんな遺産な事件や、想像もしていなかった事件が起こるもので、中には、
「政府が黙認していたために、結局そのとばっちりが、政府関係者に降りかかる」
 という事件が起こったりもした。
 もっとも、こんなとばっちりという言葉を使用してしまうと、まるで、
「この被害者には、関係のないことのような錯覚を与えるが、おっとどっこい。この男こそ、諸悪の根源だった」
 というオチでもあった。
 その継続していた事件というのは、もう今から20年くらい前から、
「霊感商法」
 などという、二束三文のようなものを信者に売りつけるというもので、信者は完全に信じ込んでしまっているので、いくらでも、お金を出すと、団体側は思っているのだ。
 しかし、そのせいで、その家族における被害は相当なもので、
「借金をしてでも、二束三文のものを、高額で購入させられる」
 ということであった。
 悲惨なのは家族であって、借金を背負わされてしまったことが、家族の崩壊に直結してしまうのだ。
「信者である人は帰ってこない。借金だけが残る」
 悲惨な状態である。
 宗教団体としては、信者を完全に洗脳しているので、
「信者からは、お布施としてもいただいている」
 と、何とでもいいわけができるわけだ。
 しかし、実際には、完全なる洗脳であって、やはり宗教に入信するような人は、どこか精神を病んでいるからであり、そこを攻撃することで、洗脳など、意外と簡単なのかも知れない。
 こうやって書くと、まるで、
「すべての宗教団体が、そんな団体であるかのように思われてしまう」
 が、しかし、実際にはそうではない。
 実に一部の悪徳団体による詐欺行為なのだが、一つにそういう団体があれば、他の団体もたまったものではないだろう。
「こっくは真面目な布教活動をしているのに、一部の団体の詐欺行為のせいで、すべての団体が悪く見られる」
 ということである。
 まるで、喫煙者のようだ。
 今の時代は、喫煙という行為自体があたかの犯罪のように言われているので、実際の愛煙家にとっては、辛いものだろう。
 それに輪をかけて、
「マナーを守らない連中」
 がいることで、
「俺たちまで、マナーが悪いと思われるのは、心外だ」
 と思っている。
 実際に、喫煙している連中の中には、
「なぜ、禁煙と言われるか?」
 ということを理解しようとしないバカなやつらが多い。
 特に、まだ、受動喫煙禁止法が施行される前であれば、パチンコ屋であったり、飲み屋で吸っていて、それが我が物顔をしているバカがいるのだ。
 こちらが、本当に煙たいので、煙たそうにすると、、
「ここは吸っていいところだ。文句あるのか?」
 と、平気で許可されていることをあくまでも権利だと勘違いしているクソバカが一定数いたのだ。
 そもそも、禁煙というのは、
「タバコを吸っている人よりも、まわりで煙を吸わされる人間の方が、願などの病気になりやすい」
 という、学術発表によることが、きっかけだった。
 いわゆる、
「副流煙」
 というものだが、
 その副流煙というのは、タバコから出る煙、そして、人間が吐き出す煙の両方があるのだから、それも当然である。
 考えてみれば、喫煙所などが、木造の部屋だったりした時は、壁がヤニで、べっとりとしていたではないか。あれが、
「人間の肺臓の中だ」
 ということを考えれば、これほど恐ろしいものはないというものだ。
 そんなことを考えていると、本当に恐ろしくなる。
 昔、
「ヘビースモーカーの肺臓」
 という写真を本で見たことがあったが、ヘビースモーカーの人間に限ってそんなものを見たことがないのだろう。
 見れば、普通であれば、
「やめよう」
 と思うアズだ。
 それでも思わないということは、完全に、
「依存症」
 になっているわけで、
「死のうがどうしようが、今さえよければいい」
 としか思っていないということであろう。
「自分が勝手に死ぬ分には、どうでもいいことなのだが、その間に、他人を死に向かっていざなっているのだ」
 と思うと、許せるわけもないだろう。
 それを考えると、
「依存症というものが、どれほど恐ろしいことなのか?」
 と思い知らされるのであった。
 要するに、
「自分さえよければいい」
 という考え、さらには、
「自分に少しでも権利があると思えるようなことであれば、他人がどうなろうが、自分の権利を徹底的に主張する」
 というわがままでしかない行為というのは、許されることではないのだ。
 それは、かの宗教団体にも言えること。
「いや、あいつらこそ、撲滅されるべき」
 なのだろうが、
 なぜか。この20年以上も、同じ疑惑、いや、真実を見せつけられているのに、行政は何もしようとしない。
 かつての、
「テロ行為による、毒ガス事件」
 があったことで、宗教団体への法律的な弾圧が厳しくなったにも関わらず、そんな団体がなぜ、野放しになっているかということが、今になって明らかになってきたのだった。
 それを引き起こしたのが、
「元ソーリ襲撃事件」
 であった。
 かつて、疑惑塗れで、しかも、
「この男のせいで、自殺に追い込まれた人間がいる」
 という事実があるのに、その事件を、誰も追いかけようとしない。
「その疑惑をハッキリさせる」
 といって、総裁選で勝利した元ソーリは、ソーリになったとたん、疑惑を解明するどころか、コロッと態度を変えて、その。
「疑惑塗れの元ソーリの犬」
 に成り果てていたのだった。
 確かに、党内では最大派閥なので、少しの譲歩くらいはあってもいいのかも知れないが、あからさまな閣僚人事に誰も何も言わない。
「まぁ、最初だから、大目に見ればいい」
 などと言っていたが、結局、いつまで経っても、疑惑の解明はしようとしないし、それどころか、他の国で戦争が起これば、国民の血税を勝手に、寄付するという、
「売国奴」
 に成り下がったのだ。
 ちょうど世間は、
「世界的なパンデミック」
作品名:損得の犯罪 作家名:森本晃次