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パンデミックの正体

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 であっても、治療費と、内服薬をもらうという一回の治療だけで、三千円以上かかるのだ。
 昔だったら、
「市販用の薬を買うよりも、病院で診てもらって、点滴でも打ってもらうのが、一番だ」
 といわれていたが、今では、
「明らかに市販の薬を買っておいて、それを常備薬として用意しておいた方がよほどマシだ」
 ということになるだろう。
「一体、何がどうなっているのか?」
 と言いたいのは当たり前である。
 令和4年の年末において、今の消費性は10%、欧州諸国に比べれば、かなり少なめであるが、率からいうt、
「実に中途半端だ」
 といえるのではないだろうか。
 そもそも、消費税を導入し、徐々にその率を上げていったのは、
「その分を社会福祉に回す」
 ということを理由に、国民を納得させてきたのではないか?
 正直、納得させたと思っているのは、政治家の側だけで、国民が増税されてそう簡単に納得できるわけもない。
 確かに欧州では日本よりも、かなりの率の消費税を取られているということであるが、実際には、その分がちゃんと社会福祉に使われているということが、誰の目にも明らかになっていた。
 要するに、
「消費税が何に使われているかなどということなど分かるわけはないが、増税したら、その分、社会福祉が充実したということが分かりさえすれば、国民は納得するのである」
 ということなのだ。
 しかし、日本という国はどうだ?
 海外など、
「医療費がタダ」
「教育費がタダ」
「老後の心配をする必要はない」
 というくらいに充実しているではないか。
 しかし、日本の場合は、とんでもないことになっている。増税したのに、
「医療費や、健康保険代は、毎年のように高くなっていく」
「教育費も一向に安くならない」
「年金に至っては、政府が年金記録を、そのずさんな信じられない管理によって、消してしまうという事件が発覚」
 と、さんざんではないか。
 年金に関しては、
「かつては、定年が55歳で、年金支給も55歳だった」
 という時期があり、
「働けると思う人は、55歳から60歳まで、働いてもかまわない」
 というようなことだった。
 それがいつの間にか、一般の会社の定年が、60歳くらいになってしまった。
 さらに、信じられないことに、
「年金支給は、65歳から」
 というありえないことをするのだ。
「空白の5年間は、どうすればいいんだ?」
 ということになるが、その時は、企業に、
「65歳まで働かせてもらえばいいじゃあいか」
 ということを平気でいう。
 企業によってあ、そんな簡単なわけにもいかないところもある。また。延長雇用といっても、雇用形態が、嘱託社員扱いになり、年収は、相当減ってしまうことだってありえるのだ。
 そんなことを考えると、
「年金制度が崩壊しかかっている」
 といわれてきたというものだ。
 しかも、そこに、
「まるで、脳天を斧で叩き割るかのような、信じられない事件が起こった」
 のだった。
 というのも、
「かつて存在した、国民を番号で管理しようとした最初の方法として、住民基本台帳なる、住基ネットというものの導入を政府が考えていて、その手始めに、年金資料を、コンピュータに打ち込もうとした時、それまでのずさんな管理が浮き彫りになり、かなりの数の年金支給に誤りや記載漏れがあった」
 ということを、政府が発表したのだ。
 当然、国民は大混乱。
「俺の年金はどうあったのだ?」
 と皆、税務署に問い合わせる自体に陥り、さらに大混乱となる。
 ただでさえ、年金受給が、どんどん安くなってきて、
「年金制度の崩壊の危機」
 といわれていたものが、
「実は崩壊していた」
 という恐ろしいことを聞かされ、結局、政権交代の一番の要因となったのだった。
「それはそうだろう。サラリーマンの場合などは、有無もいわさず、給与天引きで、強制的に、厚生年金を払わされているのだ。
「もらえて当たり前」
 と思うのは当然ではないだろうか?
「銀行にお金を預けておけば、利子がつくというのが当たり前だ」
 というのと同じことである。
 そもそも、銀行の利益も、とんでもないことになっている。昔にくらべて、年利というのは、小数点以下のかずが、3つくらいは違っているのだ。昔であれば、
「少々の貯えがあり、銀行に貯金しておけば、利子だけで食っていける」
 などと、ウソか本当か分からないようなことを言われた時期があったものだ。
 それが、今では、どんどん、年金取得を高齢化していき、こともあろうに政府は、
「死ぬまで働け」
 と言いだす始末だった。
 さらに信じられないのは、
「年金を定年になって受け取るのではなく、若いうちに受け取る。そのかわり、額はめちゃくちゃ少ない」
 という、政府にだけ都合のいい、そして、まるで、
「年金制度の崩壊」
 というものを、自らが公開しているようなものであることを言いだす始末だった。
 もうこうなると、
「我々政治家が無能だったので、国民にその責を負わせることになるが、国民なんだから、甘んじてそれを受け入れろ」
 といっているようなものだ。
「増税はするが、健康保険も、年金もあてにはならない。こんな状態の政府のどこを信じればいいというのか?」
 さらに、世界情勢において、隣国がヤバイことになっているということで、
「防衛費を上げる」
 と言い始め、
「そのための財源を、増税で」
 という、バカげたことを言い始めた。
 それまで、簡単にできることや、都合の悪いことは、
「検討します」
 といって、実は、
「絶対に見当も何もしない」
 ということを言っていた、
「遣唐使」
 というありがたくない渾名を拝命した今のソーリ(この作品を公開する時、すでにソーリではない可能性が大きいが、いや、まだソーリだったら、この国は終わっているというレベル)に、そんな決断力があるわけはないと思っていたのに、他のことはごまかしたくせに、こういう国民に無理強いをするようなことは、強行突破で、強引に決定しようとするのだ。

                 毒薬入手

 そもそも、数年前から続く、パンデミックのせいで、国内、いや、全世界が混乱するようになってから、日本政府の無能さが、さらに浮き彫りになった。
 あの、
「遣唐使」
 は、そんな中。
「前首相の疑惑を私が解明する」
 といって、総裁になったくせに蓋を開けていれば、解明どころが、その前首相に気を遣うかのような組閣人事を行い、国民を裏切った。それでも、バカな国民は、
「最初だから、しょうがない」
 と言っていたが、実際には、そんな生易しいものではなかったのだ。
 今度はそのうちに、外国で戦争というものが勃発すると、片方の国を勝手に、
「侵略者呼ばわり」
 して、他の国に則って、右に倣えで、経済制裁までする始末だ。
 そもそも、他の国は、
「侵略国」
 と、敵対関係にあるのだから、それは当然のことである。
 しかし、日本の場合は、憲法で、
「専守防衛」
 しか認められていない。
 ということは、
「攻め込まれると、どうしようもない」
 ということになる。
作品名:パンデミックの正体 作家名:森本晃次