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違和感による伝染

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 ということになる。
 ソーリとすれば、それが一番怖いのは当たり前のことで、国庫に金があろうがなかろうが、まずは、政権維持が最優先であった。
「ソーリじゃなくなれば、甘い汁を吸う機会が減る」
 というものである。
 だから、ソーリは、
「経済復興」
 という名目で、自分の保身に走ったといってもいいだろう。
 そんなソーリが政府なのだから、
「国民が死のうが生きようが関係ない」
 とでもいわんばかりであった。
 口では、
「ウィズ伝染病」
 などと言ってはいるが、すべては保身のため、さすがにバカな国民もそのことに気づき始めたようで、若干、遅きに失した感があるが、それでも、まだ間に合うかも知れない。
「今年は、インフルエンザとの同時流行が考えられる」
 と言っておきながら、新型ウイルスの感染者が増えてきて、
「第何波か分からない」
 というほどの流行の兆しがあるにも関わらず、あいも変わらず、ノーマスクを変えようとしない。
 何よりも一番ひどいのは、
「海外からの受け入れを緩和したまま、水際対策を、ザルのままにしている」
 ということである。
 せめて、水際対策をしっかりして、外人どもの流入を抑えていれば、こんな流行はないのだろうが、それを、
「経済復興のためのインバウンド」
 などといって、大切な国民の命を担保にするような腐ったソーリが日本の代表では、SNSでウワサされているように、
「亡国の一途」
 と言ってもいいだろう。
 それが、今の世の中であり、まさに、
「政府は国民の命を担保にして、政治をしている」
 と言ってもいいだろう。
 今でも医療崩壊の危機にはあるのだ。実際に、前回やその前の波などで、
「救急車を呼んだはいいが、受け入れ病院を探してもらっても、なかなか受け入れてくれるところがなく、100軒以上の病院に連絡を取ったが、結果どこも受け入れてくれず、救急車の中で亡くなった」
 という話を皆一度は聴いたことがあるはずだ。
 一度にとどまらず何度も同じようなことになっていて、
「少しでも、患者が少なければ」
 ということで、
「助かる命が助からない」
 ということが、日常茶飯事で起こるのだった。
 まだ、新型ウイルスだけの問題ならいいが、実際に、不治の病で、
「いつ救急車が必要になるか分からない」
 という状態になるか分からない人が、街には溢れているのに、自分が用心もせずに、遊びまくったうえ、新型ウイルスに罹った人間のために、本来なら助かるはずの命が助からないなど、本末転倒もいいところだ。
 遊び惚けて、
「どうせ、新型ウイルスなど、風邪と変わらない。だから、ワクチンも打たない。人が未収しているところに言って、感染対策も一切しない」
 というようなやつが、感染し、そいつが急変したからと言って、そんなやつのために救急車を使い、病院の医者を使うのは、実に理不尽と言えないだろうか?
 そんなやつには、
「新型ウイルスに罹っても、治療無用という覚書を書かせて、一切治療を受けられないようにするなどということにすれば、少しは気を付けるというものだ」
 と考えると、
「そもそも、医療崩壊の状態にまで持ってきた政府、マスゴミ、さらには、バカな若い連中が悪いのだ」
 といえるのではないか?
 そんな甘い考えをする連中のために、死んでいった人たちは、
「人柱ではないんだ」
 と、死んでも死にきれないに違いない。
 残された家族は誰にこの憤りをぶつければいいのか、訴えるとしても、誰を訴えるわけにもいかない。まったく同じ時期に感染し救急車を呼んだやつを訴えるとしても、1人は2人ではないだろう。
 どうせ、国を訴えたって、どうにもなるわけもなく、それを思うと、訴える相手もいない、同然である。
 こんな状態は、
「きっと経験しないと分からないこと」
 に違いない。
 伝染病にだって、罹って初めて苦しい思いをするということが分かるのであって、後悔しても、その時には、
「何人の人間を自分の無知と甘さのために殺しているのか?」
 ということすら考えないだろう。
 これが、まともな裁判であれば、死刑になっていても無理もない。過去の裁判で、自分がウイルスに罹っていると知りながら、人に感染させた場合でも、
「被疑者死亡で、犯罪者のレッテルを貼られたまま、起訴される」
 ということになり、
 死んでから、
「犯罪者」
 ということになるのだった。
 今の世の中は、そんな連中ばかりである。
 だからこそ、
「考えれば考えるほど、ムカついてくるし、いても経ってもいられなくなるのだ」
 と考えるようになったのだ。
 会社で、上司から苛めのような形になる前から、
「何か精神的におかしい」
 と思うようになっていた。
 それがどこから来るのか、すぐには分かっていなかったのだが、
「まさか、このパンデミックが起こってからではないか?」
 と思うようになった。
 この新型ウイルスが、
「精神的なものや、頭脳に影響を与える」
 などというエビデンスが出ているわけではないが、まだまだ未知な部分が大きいので、
「見えていない部分で、どんな影響があるか分からない」
 というのが、専門家チームの話だった。
 しかも、
「ウイルスというものは、絶えず変異している」
 と言われている。
 ここ数年で流行り出した新型ウイルスであるが、毎年のように変異を繰り返し、その特徴がハッキリしてきて、ワクチンが開発された時に、いきなり、また別のウイルスに変異するのであった。
 今回のウイルスも、最初のウイルスは、
「感染力はそれほどでもなかったが、致死率は結構高かった」
 と言われており、1回目の変異後では、
「致死率に変化はないが、感染力が爆発的に増えて、医療崩壊を始めてもたらした」
 と言われている。
 そして、2回目の変異の時には、
「致死率や重症化率はかなり下がったが、その代わり、前の変異よりもさらに爆発的に増えた」
 と言われている。
 最初のウイルスでは、全国で、数千人くらいだったものが、2度の変異を繰り返してみると、数十万人の感染者を出していて、その猛威は、最初から見れば、
「数千倍」
 という、爆発的な増え方であった。
 それでも、
「ノーマスク」
 だという。
「本当に政府は、国民がどうなっても関係ない」
 と言っているようなものであった。
 そして、ある程度落ち着いてきたかと思うと、また、全国で増え始めた。
「これからインフルエンザの季節であり、今年こそは、同時流行の兆しがある」
 というのだ。
 これまでの2年間は、新型ウイルスのおかげで、感染対策をしていたから、インフルエンザにかかる人が少なかったのだが、今回は、そうはいかない。
「ノーマスク」
 などということをしているだけで、インフルエンザの予防にもならないというものだ。
 一つ言えるのは、政府が何と言おうと、
「政府など信じていたら、命がいくつあっても足りない」
 とばかりに、政府のいうことを聞かず、
「自分の命は自分で守る」
 という、まともな国民が増えてきたといってもいい。
 そういう意味で、
「政府がバカだと、まともな国民が増える」
作品名:違和感による伝染 作家名:森本晃次