小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
静岡のとみちゃん
静岡のとみちゃん
novelistID. 69613
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

悠々日和キャンピングカーの旅:⑨東北太平洋岸(茨城~岩手)

INDEX|33ページ/38ページ|

次のページ前のページ
 

 そこまでの目抜き通り(メインストリート)はかなり渋滞していたが、その分、市街地を眺められるため、それもいいと思いながら運転していた。しかし、そうは思いながらも、夕方は気温が下がるので、それまでに峠を超えて、R4に戻ることが望ましいと思っているうちに、鶴ヶ城の入口に差し掛かった。
 今回は少し見る程度にして、いつか妻と一緒に、鶴ヶ城やさざえ堂、武家屋敷や風情のある街並みなどをゆっくりと散策したくなった。それに裏磐梯もあるし・・・、そんなことを思っていると駐車場の入口に到着。ところが、そこには「マイクロバス・キャンピングカーはNG」との看板があり、代替駐車場の案内はなく、その先で向きを変えて、城を少しも見ることができず、そのまま、R4に引き返すことにした。

 会津若松から猪苗代湖まで上り、道の駅「猪苗代」を横目で見ながら、更に上った先の峠からは一気にR4まで下った。コンビニの駐車場に入って、今夜の宿泊場所の道の駅を探した。時刻は既に午後4時を回っているので、早々に到着したかったが、R4沿いには見当たらない。R4からかなり離れた場所にはあったが、既に夕暮れが近いため、かなり先のR4に近い道の駅「那須野が原博物館」を目指すことにした。

 次第に空腹を感じてきたので、冷蔵庫から冷えた炭酸飲料を取り出し、ビーフジャーキーをつまみながら走った。案の定、暗くなってしまい、疲れを覚え始め、ナビが示す「目的地までの距離」が減るのが嬉しかった。

 やっと道の駅に到着したが、そこは薄暗く、トイレはあるが、駅舎が見当たらない。それにしても、強い風が吹いており、「ジル」が揺れた。
 レンチンご飯に、温めたレトルトを掛けた親子丼、インスタント味噌汁、ホタルイカの沖漬けの夕食を取った。その後は、NHKの震災関連ドラマの「あなたのそばで明日が笑う(主演:綾瀬はるか)」を見た。今回の旅で行った場所が幾つも出てきた。

 外はまだ強い風が吹いており、「ジル」は揺れ続け、それは睡眠の妨げになりそうなレベルだった。加えて、何となくだが、駅舎がないことで居心地が悪かったため、見ていたドラマの終了を待って、この道の駅の横の「湯の香ライン」を上るとたどり着く道の駅「湯の香しおばら」に移動することにした。
 灯りがポツンポツンと見え、木のトンネルを抜けながら、標高差約200mを上った先に見えたのは道の駅の標識で、広い駐車場に「ジル」を停めた。そこには、キャンピングカーが5〜6台停まっており、キャンパーが好む道の駅なのだろうか。

 風は弱く、今夜の車中泊の場所を確保できて安心したのか、アイス(カップ)を買っていたことを思い出し、冷蔵庫から取り出すと、買った時のままの状態で溶けていなかった。それを食べながら、今日の「旅のメモ」を作成に取り掛かったが、疲れていたせいで、途中でギブアップして寝た。
 実はもうひとつのルーティンがある。それは、“今日走った道をロードマップにトレースする”ことだが、それも含めて、明朝の作業になった。
【本日の走行距離】271km