悠々日和キャンピングカーの旅:⑧霞ヶ浦・房総半島(茨城千葉)
富津岬を後にして、東京湾岸道路(R16)を北上し、東京湾アクアライン連絡道と交差するポイントから連絡道の下を走り、袖ケ浦ICからではなく、東京湾に近い次の木更津金田ICから東京湾アクアラインに乗った。
私の「キャンピングカーの旅」の流儀は、高速は乗らず下道を、時間を掛けて走ることだ。その理由は、時間はあるので、車窓風景をゆっくり楽しみたいためで、風景が変わらない高速は楽しくない。それに、風景の中で気になる場所があれば、直ぐにでも立ち寄れることも嬉しい。
東京湾の上を走る4.4kmの橋梁部分では、強い風で「ジル」が横滑りする感じを受けた。これは、パラモーターの着地の寸前で、横風に煽られて、スゥーと横に流される感じによく似ている。隣の車線まで流されないように、速度を少し抑え、気を付けながらの運転になった。
橋梁から下ってトンネルに入って行く場所の上には、要塞を思わせる巨大な建物が見え、それは、一度は立ち寄りたかった人工島の「海ほたるPA」で、脇道からそこに入っていった。
駐車場からエスカレーターを乗り継ぎ、5Fの展望デッキに向かった。4Fの踊り場からは多くの店やレストランが見え、あとでゆっくりと見て回ることにした。
展望デッキからは、東西南北を見渡すことができ、何枚もの写真を撮った。その中のお気に入りは、橋梁部分を撮った写真で、千葉県側からのアクアラインが見え、このPAへの入口道路や出口道路が幾つも重なり、それが有機的に絡まっている面白い写真だ。
川崎側を見ると、ヨットの帆を思わせる巨大な三角形が見えた。これはトンネルの換気口(風の塔)のある人工島で、PAからは、換気口の形が投影図的にそう見えたようだ。その手前を、先ほど登った富津岬の展望台から見えた巨大なコンテナ船が東京湾の奥の方に向かって進んでいた。
曇っていて、眺望はいまいちだったが、それでも東西南北の景色を見て回った後、4Fのフロアに下りて、土産物を見て回り、昼食用のあさり焼き(たこやきのたこの替わりにあさりがはいっているようなもので8個入り)を買って、3密防止のために、「ジル」に戻って食べた。
1時間程度の滞在だったが、海ほたるは「SA」のレベル以上の「PA」だと感じた。