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静岡のとみちゃん
静岡のとみちゃん
novelistID. 69613
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悠々日和キャンピングカーの旅:⑧霞ヶ浦・房総半島(茨城千葉)

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 県道から海沿いの道に入り、銚子半島の最南端の長崎鼻をぐるりと回った時、南の海上に見えたのは、巨大な風力発電機だった。
 自宅のある静岡県の、遠州灘の浜岡原発の西側には二十数基の風力発電機が建っているが、どれも陸上のため、この海上のものは初めてみる光景で、写真を撮った。1基だけだったので、まだ実験レベルのものかもしれないが、今後の増設に期待したい。

 県道に戻ってから、チラッと海食崖の「屏風ヶ浦(びょうぶがうら)」が見えたが、そこへの入口が分からないまま、屏風ヶ浦の上を走る銚子ドーバーライン(県道)に入ってしまった。この道は緩やかにアップダウンを繰り返すも海は見えず、屏風ヶ浦の絶景を上から見渡せる展望台のような場所もなく、海側に下りる脇道も見当たらず、屏風ヶ浦を見るチャンスを失ってしまった。
 実は、TVドラマ「君と出逢ってから(1996年)」の再放送を見たのだが、番組の冒頭だったか最後かはっきりと覚えてはいないが、屏風ヶ浦の崖の上に佇む主人公(本木雅弘・鶴田真由)のシーンが忘れられず、そこに行きたかったのだが、残念。

 銚子ドーバーラインを走り抜け、銚子大橋から南下するR126に入り、暫く走った後に左折して、九十九里ビーチライン(県道)に入った。飯岡漁港の横を抜けると九十九里浜が見え始めた。ちょうど「潮騒ふれあい広場」の駐車場が見え、そこで小休止しながら、サーファーが漂う九十九里の海を砂浜から撮った。

 残念ながら、九十九里ビーチラインは次第に内陸に入ってしまい、それからは、海を全く見ることはできなくなった。
 その頃から、ヘッドライトを点灯しながら走り始めたが、狭めの道は気を遣う。疲れを覚え始めた頃、ビーチラインから少し外れるが、道の駅「オタイはすぬま」に到着した。
 広い駐車場には、車中泊しそうな数台のクルマに、2台のキャンピングカーが停まっていた。
 この道の駅は何故、九十九里ビーチライン沿いに建てられなかったのか、それを不思議に思いながらも、ここを今夜の車中泊の場所に決めた。