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静岡のとみちゃん
静岡のとみちゃん
novelistID. 69613
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悠々日和キャンピングカーの旅:⑧霞ヶ浦・房総半島(茨城千葉)

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 銚子に続くR124の路面は、重たい大型車に依る轍が目立ち、「ジル」の運転が多少しづらい道だった。クルマの重量税は必要だと改めて認識した。
 やがて利根川に架かる銚子大橋を渡る時、銚子漁港の漁船のおびただしい数に驚き、何を置いても先ず、埠頭に向かうことにした。
 突堤の付け根に「ジル」を停めて、銚子大橋や漁船の写真を撮りながら、突堤を歩き始めた。突堤の長さが足らないのか、それとも漁船が多いのか、そこに係留された漁船に、他の漁船が係留されている。数えると六重に係留されている漁船もあった。

 漁船の乗組員がいたので尋ねたところ、今は鮪の水揚げが多いとのことだった。
 銚子漁港の年間水揚量では全国1位で、確か鰯や鯖が多く、銚子沖では暖流と寒流がぶつかる大陸棚の良い漁場だったと、高校で地理が得意だった私はそう記憶している。念のため検索してみると、鮫、鯵、秋刀魚と続くと載っていた。そうなると、先ほど教えてもらった「鮪」は、その漁船の水揚げした魚の話だったのだろうか。

 突堤を歩いた後は、どこまでも続いているように思える埠頭の横の道を走り始めると、河口の端から海側にも埠頭が続いていることが分かった。そこには海上保安庁の巡視船「かとり」が停泊していた。
 TVのニュース等で見る海洋を進む巡視船の映像からは、その大きさは良く分からなかったが、船の横まで近づくと、巡視船の大きさに驚いた。横に停めた「ジル」と一緒に撮った写真をあとで見たところ、そこそこ大きい「ジル」が小さく写っており、巡視船の大きさを認識した。
 埠頭には巡視船の乗組員が数人いたが、仕事で忙しそうに見えたので、声を掛けそびれた。