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静岡のとみちゃん
静岡のとみちゃん
novelistID. 69613
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悠々日和キャンピングカーの旅:⑧霞ヶ浦・房総半島(茨城千葉)

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 温泉から戻り、夕食の準備を始めた。
 レンチンご飯にインスタント味噌汁、そして鯉の刺身と白魚の煮干しで、霞ヶ浦を味わう夕食になった。食後はゆっくりとコーヒーを飲みながら、今日一日の「旅のメモ」をパソコンに入力して、マップに走った軌跡をトレースして、撮った写真データをパソコンに取り込んだ。
 そして、ビデオを見ながら、明日の計画を立てた。その内容は、天王埼園地 ⇒ 潮来(いたこ) ⇒ 鹿島神宮 ⇒ 鹿島スタジアム ⇒ 鹿島港 ⇒ 銚子 ⇒ 犬吠埼 ⇒ 九十九里浜 ⇒ 房総半島の南端。しかし、色々なところに、つい立ち寄ってしまうので、九十九里浜のどこかでの車中泊になるのだろう、そんな気がした。

 ところで、気になっていた「白帆」とは何か、ネットで調べたところ、かつてのシラウオ漁の「帆引き網漁」の船の白い帆を指していた。
 明治13年に登場したこの漁法は画期的で、それまで2~3隻の船で、20人以上の人手が必要だったのが、2人で操業できるようになった。その後、ワカサギ漁の主役として昭和42年までの約100年間、霞ヶ浦漁業の花形として一世を風靡したが、トロール漁にとって替わられ、姿を消した。そして今、霞ヶ浦漁業の歴史を知る上で極めて重要な文化的遺産であることから、昭和46年に観光帆引き船として復活しているとのことだった。

 今夜も、基本的にひとり旅の時はいつもそうだが、バンクベッドに敷いたままの布団に入って、就寝した。