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静岡のとみちゃん
静岡のとみちゃん
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悠々日和キャンピングカーの旅:⑧霞ヶ浦・房総半島(茨城千葉)

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 そこから向かう「つくば」は、国立の研究機関、筑波大学、つくば宇宙センター(JAXA)などがある学術・研究都市で知られている。その南側の「つくばみらい」も、そういう雰囲気だと思っていたが、まるっきり田舎の、のどかな雰囲気で、学術研究都市のイメージとは違っていた。正面に見える山は山容から筑波山なのだろう。

 「学園都市」の案内標識以降は次第に、リッチな感じがする雰囲気に変わっていった。
 外車ディーラーが国産車のディーラーより多い感じがした。建物も新しく、近代的なカッコイイ感じに変わっていった。あちらこちらに研究機関が立ち並び、ロケットも見えた。これが「つくば」なのだろう。
 日本を背負う頭脳集団が集まる地域は東京や成田空港に近く、研究等に没頭できる環境があり、且つ生活環境も良いのだろう。

 筑波大学のキャンパスに「ジル」で入った。今回の旅で2回目の大学のキャンパスだ。
 公道のようなキャンパス内の道を、教師や職員の普通車や業者のトラックでもないキャンピングカーが走るのは目立つのだろう。学生たちとすれ違う際、約半数の人と目が合った。
 校舎というよりは、研究施設やいわゆるIT企業のオフィスのような感じの建物もあり、それらは木々に囲まれ、落ち葉が芝生を埋めたような景観は素晴らしく、学生や研究者の学究には最適な場所のようで、それらが醸し出す雰囲気を暫く味わっていた。
 広いキャンパスのあちらこちらを走った後、駐車できるスペースを見つけて駐車した。隣の建物の正面に回ったところ、それは、売店やコンビニではなく、中規模のスーパーマーケットで、驚いた。私の大学生の頃、学内には生協の売店だったが、今の大学でもスーパーは珍しいのではないかと思いながら、そこで飲み物を買った後、「ジル」のダイネットで、簡単な昼食を取った。
 レンチンした肉まんふたつと、先ほど買った飲み物、この内容は、お金をそれほど持っていなかった学生の頃の昼食と同じレベルか、そう思いながらも楽しく食べ終わった。

 筑波大学の広いキャンパスを「ジル」で十分に走ったことで、歩いての散策はしなかったが、大学のキャンパスの散策が気に入ったので、「キャンピングカーの旅」のひとつのメニューにすることにした。

 そういえば、私の高校のクラスメイトのひとりが筑波大学を受験したが、どうなったのか、覚えていない。会社勤めしていた現役の頃、仕事とは別に、技術会の会報誌の編集委員をしていて、取材して記事を執筆していたが、その取材に同行した人事部の女性編集委員は筑波大出身だった。この大学で勉学した彼女を少し羨ましく思った。

 昼食の後、次の行先の霞ヶ浦の北岸の道の駅「たまつくり」をナビにセットして、筑波大を出た。そして、筑波エキスポセンターの横の道を走って、つくば研究学園都市を後にした。