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静岡のとみちゃん
静岡のとみちゃん
novelistID. 69613
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悠々日和キャンピングカーの旅:⑧霞ヶ浦・房総半島(茨城千葉)

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 西関東道路の終点で折り返して、雁坂みちを再び上る予定だったが、「山梨学院大学」があったことを思い出し、ちょっと行ってみることにした。心の余裕がそうさせたような気がした。
 大学の駐車場に「ジル」を停めてから正門の受付で、キャンパスに入る旨を伝えたところ、OKだが建物の中には入らないでね、と説明された。
 先ほどまで、多くの大学生がいたが、授業が始まったのか、今は殆どいない。
 朝の陽射しが降り注ぐキャンパスの写真を撮りながら歩いていると、初めて訪れたキャンパスなのに、何故か、その雰囲気に懐かしさを覚えた。
 高い建物から「箱根駅伝優勝を目指す」との垂れ幕が下がっていた。そのスローガンに、ここは山梨学院大学だったことを再認識させられた。
 FMのサテライトスタジオがあった。珍しいのか、今がそうなのか分からないが、以前からコミュニティFMに興味があったので放送室内を覗いたが、残念ながら稼働していなかった。
 キャンパスを散策した後は「ジル」に乗って、大学周辺を走った。私が卒業した大学の周辺には、学生向けの下宿やアパート、銭湯等の学生街が形成されていたが、ここにはその雰囲気はなかった。

 私の大学時代のキャンパスでの“とんでもない出来事”を突然、思い出してしまった。
 それは、1限目の授業に向かっている時のことで、桜の下で花見をやっている人たちがいた。彼らは異なる学部の友人たちだと分かった時、朝の挨拶の声を掛けたのがきっかけで、花見に誘われてしまい、断り切れず、授業を欠席して、そのまま彼らと飲んでしまったことだ。多くの学生や先生たちの目が私たちに注がれていたのは言うまでもない。
 その時、カメラを持っていなかったので写真はないが、当時、もしスマホがあったならば、今でも、この時の写真を持っているのだろう。