精神的な自慰行為
まず一つは肉体的な意味合いである。男性と女性の一番の性的な違いというと、
「女性は何度でもできるが、男性は一度満足すると、なかなかできない」
と言われる。
つまり、ソープ嬢のように、一日に何度もできる女性とは、肉体的な限界があるということである。
また精神的には、女性の中には、男性に対しての対しての罪悪感や、好きな人以外とはできないという考えを持っている人が多いと言われている。そこも、問題ではないか。
さて、前者の問題であるが、人によっては、
「肉体を駆使して、無理に本番でなくても、女性が満足できればいい」
という意見もあるようだが、もしそれでいいのであれば、女性エステというところで行っているところもあるという。
しかも。同性同士の性的サービスというのは、風俗許可申請の必要がないということなので、別に女性用風俗店を設ける必要なないということであろう。
後者においても、男女で絶対的な感覚が違うことで、自分が好きでもない男性に身を任せるということを嫌うのだ。潔癖症なのか、それとも。罪悪感というものが強いのか。それだけプライドが高いのかも知れない。
だから、男性が不倫をすると、女性は絶対に許せないのだ。
男性とすれば、
「お前も不倫をすればいいじゃないか」
ということになるのだろうが、それはきっとテレビドラマとかの見過ぎではないだろうか?
何といっても、不倫や浮気ネタというのは、ドラマのテーマに一番なりやすいものであり、誰もが見てしまうものなのかも知れない。
他人事であれば、気にせず見れるのか、それとも、自分の罪悪感を和らげるために、
「他の人もやっていることなんだ」
という意識を持つから見れるのか、どちらにしても、男女ではかなりの差があるということは周知のところのようである。
ただ、このような理屈から今まで女性風俗はなかったと言われているが、最近では時代が変わってきている。
時に、女性も肉食が目立つようになり、昔ほどの貞淑な女性が減ってきたのも事実で、
「そろそろ時代的に面白いのではないか?」
ということで、風俗業界で成功している会社が、これからの女性性風俗のパイオニアになりたいという理由で、小規模な女性風俗サービスの店を立ち上げたりした。
いきなりの宣伝をしても、なかなか来る人はいないだろうから、呑み屋などで、一人で呑んでいる女性を見つけ、彼女たちに声を掛け、仲良くなったところで、サービスを紹介する。
もちろん、友達になる勧誘をする相手は女性である。
最近は、
「一人○○」
などと一人でいる人が増えた半面、ソロ活をする女性も増えているので、一人でいる人が増えたりはしているが、本当に寂しくて一人でいるわけではない女性も結構いる。そういう意味では結構しっかり見ていかないと、判断が難しくなる。
そして、男性のソープとの一番の違いは、
「男性と女性、どちらをチョイスしてもいい」
というやり方であった。
好きではない男性とは生理的にダメだと思っている人でも、相手が女性で、自分をリードしてくれる人であれば、委ねたいと思うこともあるだろう。男性の友達はおろか、女性の友達もいないから一人でいるのだ。だったら、女性相手でも十分にありえるだろう。要するに、男女隔たりなく、最後には、
「心地いい気分で帰ってもらう」
ということが大切で。罪悪感を感じると、二度とこなくなる。
それだけは避けなければいけない。
さてもう一つ問題点があるのだが、それは、前述で少し触れたことであった。
問題点の波及
こちらの問題の方が意外と結構大変だったりするようで、意外と気付いている人は気付いているという点で、この法律の盲点だったのかも知れない。
しかも気付いている人は、この法律の問題点に対してはすべてをクリアしている人が多いというのは、皮肉なことだが、考えてみれば当たり前のことでもあった。
この問題は、どちらかというと、男性側に一番の問題があった。そもそもこの問題があるから、こんな法律を作らなければいけないということでもあり、これこそ、負の無限ループと言ってもいいのかも知れない。
このことで言えるのは、女性ではなく圧倒的に男性に多い問題だった。それは、男性と女性の性癖の違いであり、風俗が男性には不可欠だということの証明でもあるのではないだろうか。
「同じ人ばかりを相手にしていれば、飽きてしまう」
ということであった。
「食事だって、毎日同じものを食べていれば、飽きが来るのは当たり前のことだよね」
ということであり、これは、女性よりも男性に圧倒的にあることであった。
最近は男性であっても、女性であっても、結婚しない人が多いと言われる。昔のように許嫁の精度のようなものがあったり、子孫繁栄という意味や、
「結婚もできないようじゃあ、立派な大人とは負えない」
などという凝り固まった思想があったわけではなく、今の世の中は、
「結婚だけがすべてではない」
と言われるように、自分のやりたいことを生きがいとして選択する人が増えたこともあるだろう。
もちろんm精神的な面では、それだけ開放的になったというのもあるからなのだろうが、肉体的なもので言っても、結婚しない男女が増えてくるのも理解できる。
女性の場合は、肉体的ということがすべてではないが、前述のように、
「好きな人とでなければ、セックスができない。彼氏や結婚相手としては選べない」
という考えが強いからだろう。
しかし、男性の場合は、飽きっぽいというのも中にはあるだろう。
好きだと思って、身体の相性もいいと思っていたとしても、何度か性交渉をすれば、飽きがくるというのも、本性としてしょうがないとこともあるのではないかと思う。
考えてみれば、セックスの後の男と女では、行動が明らかに違う。
お互いに絶頂を迎えた後の精神状態がまったく違うのだ。
女性の場合は、
「幸せな気持ちになって、相手の男性にしがみついて眠りたい」
という人が多いのに対して。男性の場合は、絶頂が訪れると、身体に余韻が残りすぎてしまい、却って身体を重ねるだけでも、こそばゆい感じになって、せっかく女性がしがみついてくれているのに、肌を合わせると、敏感すぎて、身体を話し手しまいたくなるのだ。
昔のドラマなのでは、女が男の身体にしがみついているところで、男は身体を動かすのが億劫なくせに、とりあえずタバコを咥えて、放心状態の姿があったものだ。
それは、身体の奥からしみだしてくる気だるさが億劫さを醸し出し、相手がしがみついてくるのを、億劫だと思いながらも、何とか理性で我慢している人もいるだろう。
本当は触られるのも嫌だと思う人もいるかも知れないが、それだけ、絶頂を迎えた瞬間、脱力感だけが襲ってくるのだ。
だから、男は一度絶頂に達してしまうと、二度目までにはかなりの時間が掛かるのに対し、女性は何度でも絶頂を迎えられる。それこそ、男女の身体の作りの違いであり。男子は絶頂を一度でも迎えるために、女性を欲するものであり、大きな山が一つあるだけで、その山に達するための欲求が、それだけ強いとも言える。