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静岡のとみちゃん
静岡のとみちゃん
novelistID. 69613
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悠々日和キャンピングカーの旅:④岐阜県東濃の旅(明智、岩村)

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■旅の行先は東濃(岐阜県の東部)
 今回は、妻との2回目の1泊2日の「キャンピングカーの旅」になるので、前回の伊豆半島の旅のように“走るばかりの旅”の過ちを繰り返さず、“中身にこだわる旅”にしようと考えていた時、妻から、岐阜県の明智に行きたいとリクエストされた。
 大河ドラマの「麒麟がくる」が放映されていたので、戦乱の世を駆け抜けた戦国武将「明智光秀」の生誕地とされる明智を訪れたいのだろうと思ったところ、「大正村」に行きたいと言う。
 後で分かったのだが、妻は「大正村」のことを、愛知県犬山市にある「明治村」のようなテーマパークだと思っていたようだ。
 「大正村」とは岐阜県恵那市明智町の古き時代の町並みをそっくり保存した場所で、有料で入館する場所も点在している。
 今、妻の誤解を正さずに、現地にて、妻自信がふと気付くのを待つことにしよう。その時の妻の顔を想像すると面白い、そうしよう。

 毎週欠かさず、大河ドラマの「麒麟がくる」を見ていた。主人公の事はちょっと横に置いて、織田信長役の染谷翔太さんの演技が好きだった。彼のひと言、目の動き、立ち居振る舞いに引き込まれてしまった。というのも、これまでに彼が出演したドラマの中の役と、この信長役の彼は同一人物とは思えないほどで、彼の演技力の凄さを知った。

 仕事をしていた現役の頃、職場の同僚と二人で、バイクで明智までの「日帰りツーリング」を決行したことがある。
 浜松方面から奥三河高原を走り抜ける際、山間や川沿いの道のコーナー(カーブ)を最初、攻めるような走りを楽しんでいたが、あまりにも多いコーナーに、次第に疲れてしまった。加えて、到着した明智では、夏の暑い日だったこともあり、名所見物は“耐久か修行か”という状況になってしまった。
 そして帰路、再び、コーナーの多い高原道路を走ったが、心身とも疲れ果て、やっとのことで自宅に戻った記憶がある。交通事故を起こさなかったのは本当にラッキーだった。

 更に横道に逸れるが、18歳でバイクの免許を取得し、バイクライフがスタートした。
 それまで、自転車で回っていた行動範囲が一気に広がった。この時の“どこまでも行ける感覚”は、社会人になってからの海外出張でUSの地を踏むまで、最高のものだった。
 “バイクあるある”のように、次第に大きな排気量のバイクに乗り換える度に、行動範囲は更に広く、深くなっていき、極めたツーリングの形は「キャンプツーリング」。といっても、雨天はビジネスホテルも利用するツーリング旅に夢中だった。
 そしてパラモーターでの「空の散歩」を始めた頃から、バイクに乗る回数が減っていった。その一方、そもそも旅好きだったことで、セカンドライフを迎える前に、キャンピングカーを買ってしまった。今でもバイクを持ってはいるが、時々、エンジンを回す程度になってしまった。
 とはいうものの、これまでのバイクツーリングで行った旅先は多く、今後の「キャンピングカーの旅」の行先がダブってしまうことがあると思うが、その紀行文では、バイクツーリングの思い出に、つい触れてしまうのだろう。

 話しは戻るが、妻との今回の「キャンピングカーの旅」を「バイクの限界ツーリング」のようにしないためにも、余裕を持った旅にすること。先ずは、高速を乗り継いで東濃入り、後は、温泉との組み合わせでゆっくりと現地を回ること、加えて、妻の要望には素直に応じることにした。