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静岡のとみちゃん
静岡のとみちゃん
novelistID. 69613
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悠々日和キャンピングカーの旅:④岐阜県東濃の旅(明智、岩村)

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 そぞろ歩きをしていると、何やら多くの人が集まっている。立てた竿の先に何かを載せようとしている。大道芸だ。そこは「岩村醸造」の店の前、「女城主2020蔵開き」が今日、開催されていることを知った。これまで酒造メーカーの蔵開きに行ったことがなかったので、この偶然のめぐり合わせに感謝。
 店内に入って先ず、この蔵開きへの入場の説明を訊くと、飲む人は500円、飲まない人は400円。でも両方とも店内で何かを購入するならば400円バックになるので、実質100円で“飲み放題”だ。
 店内から奥へ奥へと進むと、日本酒の匂いが強くなってきた。そこは“酔っ払い達の聖地”だった。あちらこちらで嬉しそうな笑い声が起きており、楽しそうに酒を飲みまくっている。
 そして妻は、全ての種類の酒を飲みながら、購入する酒を探している様だった。その姿から、山梨県勝沼市にある「ぶどうの丘」の地下ワインカーブで、次から次にワインを味わっていた妻を思い出した。その様子を写真に収めながら、妻の嬉しそうな雰囲気に、私も嬉しくなる。そして妻は、飲んで旨かった酒を土産に選んで買っていた。
 そして、岩村醸造の正面の「松浦軒本舗」に入ってみた。そこはカステーラで有名なお店の様で、試食すると、若干歯応えのある美味いカステーラで、つい買ってしまった。

 街並みを歩きながら、飲まなかった私は焼き鳥(ハツ)を買って食べた。食べ放題ではないが。
 その先で、あたりを見回して何かを探しているアベック(古い表現だが、それが良く似合う二人だった)がいた。声を掛けると、観光マップを持っていなかったので、観光案内所で貰って使っていたマップを渡すとひどく感謝され、逆にこちらが恐縮してしまうほどだった。