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静岡のとみちゃん
静岡のとみちゃん
novelistID. 69613
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悠々日和キャンピングカーの旅:④岐阜県東濃の旅(明智、岩村)

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 次の目的地の岩村までは明智鉄道で4つ先だ。このままキャンピングカーを置いて、気動車に乗って行くことを考えたが、ちょうど良い時間のものがなく、キャンピングカーで向かうことにした。

 助手席の妻が岩村の駐車場を調べて、恵那市岩村振興事務所の無料駐車場に停めることが出来た。ほぼ満車の状態だった。
 皆が歩いて行く方向に私たちも歩いて行くと、岩村の商店街に出た。かなりの往来だ。
 初めて来た場所で、この岩村の知名度は良く分からないが・・・、そんなことより、いつもは幾つかの店を見た後に決めて入店するのだが、妻の即決で、目の前のうどん屋に入った。先ほどの明智の散策で妻はかなりの空腹になっていたようだ。私もだ。

 明智を出発する前から空腹を感じていたが、岩村には何か旨そうなものがあるのだろうと期待して走っている内に妻が、「あなたと走っているといつも、昼食の時間が遅くなるね」と、それをいつも「空腹で食べることが一番美味しいよ」軽く受け流したが、ここで注文した味噌煮込みうどんは匂いも味も良く、岩村の味かどうかは知らないが、とにかく美味しいうどんを食べることが出来た。
 店内に「半分、青い。」のポスターが貼られていた。「やはりそうだね。これからも大事に貼っておいて欲しいね」と、この朝ドラの幾つかのシーンを思い出しながらの、私たち二人の会話が弾んだ。
 妻がうどん代を支払っている時、何気なく発券機を見ていると、100円のご飯のボタンがあった。みそ煮込みうどんを食べながら「ご飯があれば良いね」と妻と話していたので、店を出る時に店員に、テーブルに「100円ご飯」のメニューを置いていたならば、その場で注文しましたよと伝えた。

 岩村の商店街は、歴史的、文化的な、全長約1.3kmの古い街並みで、「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されているようで、私たち夫婦は、そのような通りを歩くのが好きだ。その街並みは、岩村駅から東側に向かって伸びており、なだらかに上っている。満腹のため、ゆっくりと歩き始めた先の観光案内所で、岩村観光マップを手に入れた。