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静岡のとみちゃん
静岡のとみちゃん
novelistID. 69613
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悠々日和キャンピングカーの旅:④岐阜県東濃の旅(明智、岩村)

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 そして最後の「大正ロマン館」を目指した。ここまでの見学で多少疲れていたのか、上り坂が少し辛く、“目指した”との表現になってしまった。
 「大正ロマン館(大正浪漫館)」の前庭は薔薇園で、開花シーズンはさぞ美しいのだろう。
 入館すると、先ず目に付いたのは「大河ドラマ館」の特別展、主要な出演者の等身大のパネルが並んでいた。鎧姿の長谷川博己さんに、小袖姿の木村文乃さん、彼らとの記念写真。大河ドラマを欠かさず見ている私にとっては、楽しい展示だった。
 ロマン館の展示物としては、楽器があったような、山城の情報もあったような・・・、大河ドラマ館の展示物に夢中だったため、それ以外はあまり記憶に残っていない。疲れていたのでしょう。
 「大正ロマン館」を出ると、明智の町並みが目の前に広がった。ぐるり山に囲まれた盆地の町で、キャンピングカーを停めた駐車場も見えた。もうすぐ戻るから待っててね。

 五平もちから始まった明智の街並み散策は、白鷹城(しらたかじょう(明智城))跡を除き、大正村の主なポイントを巡って駐車場に戻ってきた。
 キャンピングカーを下りて、これだけ長い時間を費やした“外出”は初めてだった。妻との最初の「キャンピングカーの旅」は走ってばかりだったが、キャンピングカーを離れての散策で、ゆったりとした時間を過ごしたのは初めてだった。このスタイルが気に入った。
 更には、キャンピングカーから外出して、電車に乗ったり、自然歩道を楽しんだり、登山をしたり、“走る別荘”的な位置付けにしていきたい。
 この明智で、故郷の様な雰囲気や空間をゆったりと味わったことで、キャンピングカーのオーナーとしての旅の取り組み方(旅程)に、少し広がりが見えた気がした。

 キャンピングカーに乗り込んだ時、妻が「可能ならば、この駐車場で車中泊出来たら良かったね」と。確かに、スーパーマーケットはあるし、明智駅から軌道車に乗りやすいし、早朝の明智の町を散策できるし・・・、この駐車場の一部に、RVパークが出来ると最高だ。そうなると、キャンピングカーがかなり押し寄せるような気がした。