短編集116(過去作品
そんな「おじさま」に付き合っての危ない行為に及んだこともある。それは皐月という女性が「おじさま」を変えたのか、それとも皐月のオーラが「おじさま」を引きつけたのか、分からない。
――男と女、女と女――
不思議な関係は、皐月を中心に続いていく。
だが、実際に誰が中心であるかなど誰にも分からない。皆がそれぞれ自分が中心だと思って続いている関係なのだから……。
それが関係を続けていく中で一番大切だということを、きっと三人は全員分かっているに違いない……。
( 完 )
作品名:短編集116(過去作品 作家名:森本晃次