ドクター・ヤブ田の、らくらく医学講座
言語障害
「言語障害」は、口や喉、声帯の機能が悪い「構音障害」と、口や声帯に異常はないが、脳が言葉を失った「失語症」の二種類に分かれる。
例えば目の前にリンゴがあったとき、リンゴと言いたいのだが、うまく発音できないのが「構音障害」で、
脳の言語中枢(言語野)の障害のために、「リンゴ」という言葉を思い浮かべられなかったり、「リンゴ」と発音するにはどうしたらよいかわからなくなった状態が、「失語症」である。
「失語症」の原因は、脳梗塞、脳出血などの脳血管障害が主な原因である。
言語中枢はほとんどの人で、左の大脳にあるため、「失語症」は右半身麻痺に伴うことが多い(左脳の障害によって、右半身が麻痺するため)。
作品名:ドクター・ヤブ田の、らくらく医学講座 作家名:ヤブ田玄白